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2021.12.09      2023.11.30

中学受験で親ができる8つのこと!成功する親に共通する条件とは?

中学受験で親ができる8つのこと!成功する親に共通する条件とは?

「中学受験は親の受験」といわれるほど、まだ幼いお子さまがチャレンジする中学受験では親の果たす役割が大きいといえます。それでは、中学受験で親ができることとは、どのようなサポートをいうのでしょうか。

本記事では、中学受験に挑戦するお子さまに対して、親にどのようなことができるか、また中学受験に成功する親とはどのような人なのかを詳しく解説します。

中学受験は親子の二人三脚!

中学受験は、高校や大学受験とは異なり、親子で協力して二人三脚で乗り越えなければならないことが多々あります。ここでは、なぜ中学受験では親のサポートが必要なのかをお伝えします。

大半のお子さまにとって初めての受験

中学受験は、お子さまにとっての初めての受験となることが多いでしょう。さらに、まだ幼い小学生のお子さまにとっては、中学受験の成功には欠かせないスケジュール管理や目標設定などを自分で行うことは難しいといえます。そもそも勉強するという習慣すらないところからスタートするお子さまもいるでしょう。

また、中学受験は試験の難易度が非常に高く、特に公立小学校の授業は受験を前提としていないので、学校によるフォローも期待できません。そのため、お子さまが中学受験合格という目標へとすすんでいくためには、親が二人三脚でサポートする必要があるのです。

中学受験を検討しているのであれば、お子さまが勉強をがんばるだけでなく、保護者も全力でサポートしていく心構えを持って臨むことが大切です。

すべてが大きく成長する時期

中学受験をするお子さまは12歳前後とまだまだ子どもです。勉強はもちろん、生活全般において親のサポートや指導が欠かせない年齢でもあります。また、中学受験に挑む年頃のお子さまは、身体的にも精神的にも日々大きく成長しています。お子さまの全人格的な成長にも親のサポートを必要とする時期といえるでしょう。

中学受験の頃に反抗期を迎えるお子さまもいるため、さまざまな面でバランスを取りながら勉強を進めていくためには、親の適切な立ち回りが欠かせません。

中学受験で親ができることとは?

それでは、中学受験において親ができる具体的なサポート内容を、8つのポイントに分けて見ていきます。

勉強できる環境を整える

第一に、勉強がしやすい環境を整えることが大切です。静かで集中できる場所を用意し、家庭内で環境づくりを行いましょう。決められた場所で勉強することで、お子さまも意識を切り替えやすく、勉強がはかどるようになります。

勉強のための環境はリビングの食卓でも大丈夫です。親の目が届くほうが質問がしやすく効率がいい場合もあるので、勉強場所は家庭の状況に合わせて柔軟に選ぶようにしましょう。

大切なのは、お子さまが勉強している隣で親がテレビやスマホを見ていたり、来客により騒がしくなったりといった集中力を乱す要因を、親が率先して排除してあげることです。

勉強の習慣をつけ、好きになる工夫をする

小学生のお子さまには自分で勉強する習慣がないことが多いため、「家に帰ってから机に向かい、勉強する」ことをまずは習慣化させる必要があります。自然と机に向かわせるような仕組みづくりが親の役割として求められます。

ただし、「勉強しなさい!」と強制するとかえって勉強が嫌いになってしまいます。勉強を強制するのではなく、学問そのものの面白さを教えたり、勉強していることを褒めてあげたりすることで、お子さまが勉強を楽しめるように工夫することが大切です。

勉強を教える

勉強を教えることも、親にできることとして重要な役割です。わからないことをその場で解決できると勉強がはかどり、お子さまが勉強を楽しむきっかけになるでしょう。また親子で一緒に勉強することにもつながるので、コミュニケーションを通じてお子さまのモチベーションを高めやすいのもメリットです。

ただし、中学受験では大人でもなかなか解けないような特殊な問題が多く出題されます。暗記が通用しないような「思考力」を問われる問題もあり、適切な答え方を身につけなければ通用しないケースもあります。

お子さまのサポートにお困りの方は明光義塾へ

明光義塾では、生徒ひとり一人の学習状況や目標を丁寧にヒアリングし、勉強スケジュールの管理や進捗確認をいたします。また定期的にカウンセリングを行い、志望校選びや学習面でさまざまなアドバイスを行います。

中学受験に向けてお困りのことがあれば、お近くの明光義塾までお気軽にご相談ください。

お子さまの心身を健康に保つ

受験というと勉強のことばかり考えがちですが、お子さまの心身を健康に保つことも非常に重要です。

お子さまは夢中になって取り組むことがあると集中力が非常に高くなりやすく、自分の体調の変化に気づかないケースもあります。そのため親が様子を観察して適切にサポートしてあげましょう。睡眠不足や栄養不足は学習効率を悪化させるだけでなく体調にも直結するので、中学受験成功のためには可能な限り避けたい要素といえます。

また、学校や塾に通っていると、人間関係で問題を抱えることもあるため、メンタル面の変化にも気を配り、問題がある場合は解決に努めましょう。ただし、なんでも代わりにやってあげればいいわけではないので、ある程度は見守る姿勢も大切です。

最適な目標を設定する

親はつい「こうなってほしい」という期待をお子さまにかけてしまうものでしょう。しかし、親が高すぎる目標を勝手に設定しても、お子さまには負担にしかなりません。逆に、目標が低すぎてもお子さまの成長ややる気を減退させてしまう原因となります。

そのため、お子さまの現状を客観視し、適性にあった未来につながる目標を設定してあげましょう。人生設計レベルの長期目標から、「次はこれが解けるように」レベルの短期目標まで、効果的なものを選んで設定するのがおすすめです。また、お子さまの状況の変化に応じて、柔軟に目標を変更することにも効果があります。

モチベーションを与える

お子さまが勉強を「自分ごと」として捉えられるようにするのも親の役割です。

親が受験の重要性を伝えていても、お子さまが理解できず「勉強をやらされている」と感じていると、モチベーションは上がりません。子どもは親の希望に応えたいという欲求を持っているので、褒めたりご褒美を与えたりすることでも短期的には効果があります。

しかし、お子さまが自分ごととして勉強をがんばれるようになるには、「なぜ勉強や受験が必要なのか」「勉強をがんばるとどんなよいことがあるのか」を理解できるまで共有してあげることが必要になるでしょう。

受験に必要な情報を与える

中学受験に成功するためには、やる気だけでなくテクニカルな情報も必要となります。例えば受験勉強においては、志望校の出題傾向や最適な参考書などを把握し、効率よく成績を上げる工夫が欠かせません。

また、志望校を決める際に各中学校の特徴を正しく知ることも大事です。受験におけるスケジュール把握、当日の持ち物や行き方のサポートなども必要となるでしょう。「受験する本人が調べることでは?」と思う内容も多いですが、小学生が正確に情報収集を行うことは難しいものです。

志望校選びで確認すべきポイントやその他中学受験に有用な情報をこちらの記事でまとめています。ぜひあわせて参考にしてください。
【2024年】中学受験を考えているご家庭が必ず知るべきポイントを徹底解説

プリントや資料を整理する

学校や塾で受け取るプリントや資料の整理整頓を手助けしてあげてください。

整理整頓が苦手なお子さまの場合、時間を取るだけでなく、膨大なプリントや資料のせいでストレスになる可能性があります。

帰ってきたら持ち帰ったプリントや資料を置いておくケースを用意するとよいでしょう。すぐにお子さまに渡す宿題など、後々必要になる保管しておくもの、読んだら破棄するものという風にすぐに仕分けをしてあげてください。

中学受験に成功する親とは?

親が中学受験に際してできることはたくさんあり、お子さまへの接し方やサポートの内容によって受験の成功率は大きく変わります。ここからは、中学受験に成功する親の共通点を紹介します。

お子さまをよく見ている

お子さまが中学受験に成功する家庭では、親がお子さまの表情の小さな変化をしっかり見ています。小学生は成長期の真っ只中なので、受験シーズンのなかでも精神的に大きく変化・成長していきます。成長の幅が大きい分、お子さまはその変化にとまどったり、ストレスを感じたりすることも多いでしょう。

問題を抱えたままだと受験に集中できず、最悪の場合は勉強が嫌いになる可能性もあるため、放置していると中学受験の成功に導くことは難しくなってしまいます。逆に、変化によって生じる小さなシグナルを見逃さず、お子さまが持つ問題点を早期に発見してあげられれば、お子さまは勉強に集中しやすくなり、受験の成功率も大幅に上がるでしょう。

お子さまを信じている

お子さまの勉強が思い通りにすすんでいないと、焦りからお子さまを叱りつけてしまうこともあるでしょう。しかし、このようなコミュニケーションをとってもお子さまのモチベーションアップにはつながりません。お子さまのモチベーションを引き出すためには、お子さまの可能性を親が一番に信じてあげることが大切です。

とはいえ、ただ言葉で「信じているよ」と伝えるだけでは効果が見込めないばかりか、その言葉がお子さまの負担になってしまう可能性もあります。信頼は表情や口調から自然と伝わるものなので、心から信じるよう努力しながらサポートに徹することも重要です。

適切なサポートを通じて親が自信を持ち、精神的に安定した状態でお子さまに接してあげることから始めるのもよいでしょう。

目的と手段を取り違えない

中学受験に成功する家庭では、親が「受験に成功する」以外の目的をしっかりと持っています。中学受験がゴールになっていると、親が受験に対して必死になってしまい、お子さまの学習状況が親の計画通りから外れたり、お子さまのモチベーションが下がったりしたときにイライラする原因となります。

しかし、本来の中学受験の目的は「お子さまが将来に向けて成長すること」のはずです。中学受験を通じてやりきる力、我慢強さなど、将来ずっと役立つ経験が得られることを重視していれば、お子さまの行動に左右されず「子どもの成長のためになにをしてあげればよいか」を基準に接することができるでしょう。

必要な協力を仰げる

中学受験においては、親がすべてのサポートを背負い込むのではなく、必要なときに周囲の協力を仰げることも重要です。

中学受験では、情報収集から学習環境の提供、学習指導など、お子さまに対してさまざまなサポートを行う必要があります。そのなかで親の果たす役割は大きく、重要な存在ではありますが、親がすべてに対応するのはあまりにも大変です。

そのため、大変なときに自分だけで解決しようとせず、学校の先生やカウンセラー、塾など、教育全般において専門性を持つ人にいつでも相談できる環境を整え、頼るべきところは頼れるようにしておくことが成功のカギといえるでしょう。

塾であれば中学受験で親ができることについても豊富な知識があるため、適切なサポートを受けながらお子さまの中学受験成功に向けて効率よく取り組むことが可能です。

親がしてはいけないNG行動

中学受験で親はお子さまの一番の理解者であり、信頼できる相手でなくてはなりません。その中で絶対にやってはいけないNG行動を紹介します。

叱ったり焦らしたりすること

中学受験に挑むお子さまはかなりのストレスを抱えています。ときに勉強していなかったり、成績がのびなかったり、模試の結果が悪くても叱ったり、危機感を持たすような言動はやめてあげてください。

お子さまとしっかりと向き合い、原因を解決してあげるのが親としての役割です。

ほかの子と比べる

叱ったりすること同様に危機感や焦りを持たせるような言動に注意してください。

「〇〇君はもっと成績がいい」「お兄ちゃんと同じ学校に行けなくてもいいのか」のような言葉はお子さまへの愛情が薄れているとお子さまが感じ、やる気を失う原因となります。

よかれと思いついしてしまいそうな発言ですが、プレッシャーがかかりすぎる原因になるため気を付けましょう。

まとめ

お子さまがまだ幼いうちに取り組むことになる中学受験では、親にできることをお子さまにどれだけしてあげられるかが非常に重要です。目標設定や勉強のサポートをはじめ、情報収集、勉強以外の生活のサポートなど、やるべきことはたくさんあります。

ただし、重要なのは親が中学受験に必死になるのではなく、お子さまの将来的な成長を見据え、信じて見守ることです。難しいことは周囲の手を借りつつ、お子さまと二人三脚で歩むことができれば、中学受験の成功も近づくでしょう。

明光義塾では、生徒一人ひとりの進路や目標に合わせた受験対策を行っており、前向きに勉強を続けるためのカウンセリングも取り入れています。お子さまの中学受験のサポートをすべて取り組むのは難しいと感じたら、受験に関して豊富なノウハウを持つ明光のサポートをぜひご検討ください。

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