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2021.02.22      2023.10.20

定期テスト(中間テスト・期末テスト)の勉強はいつから始める?高得点を狙える勉強法とは

定期テストの勉強はいつから始める?高得点を狙える勉強法とは

定期テストの勉強はいつから始めていますか?定期テストの結果は、1年の成績を大きく左右するうえ、内申にも直結します。そのため受験を視野に入れた勉強では、学力を高めることと同時に、定期テストで高得点を狙うことが大切です。

しかし実際には、定期テスト勉強をテスト1週間前に慌てて始めている人も多いでしょう。定期テストでよい点数を取るためには、きちんと勉強スケジュールを立てて取り組むことが大切です。今回は、定期テストで高得点を取るために行うべき勉強法を解説します。

定期テスト対策はいつから始める?やっておくべき事前準備とは?

定期テストで高得点を目指すためには、いつからテスト対策をすべきなのでしょうか?
定期テスト対策に向けて必要な事前準備から、勉強を始めるタイミングについて解説します。

事前にテスト日程を確認しておこう

定期テスト対策を練る前に、まずは中間テスト・期末テストの日程を確認しましょう。日程とテスト範囲を同時に知るようでは、対策を始めるのが遅れてしまいます。

どの学校でも、毎年同じ時期に定期テストが実施されています。例えば3学期制の学校では、以下のような日程で行われているのが一般的です。


中間 期末
1学期 5月中旬~下旬 6月下旬~7月下旬
2学期 10月上旬~中旬 11月下旬
3学期 2月下旬(3年のみ1月下旬)

ただし、学校ごとによって具体的な日程は異なるため、自分が通う学校の年間予定表から、事前に定期テストの日程をチェックしておきましょう。

テストの2週間前からスタートするのがベスト

定期テスト対策は、テストの2週間前からスタートするのがおすすめです。この時期にテスト範囲が発表されるため、範囲がわかり次第、すぐに勉強をスタートできるよう準備しておきましょう。

年間予定表から定期テストの日程を確認する際、定期テスト2週間前にあたる時期を一緒に確認しておくと、勉強スケジュールが立てやすくなります。

また、授業の流れ次第で、どの分野がテスト範囲に含まれるか、いち早く告知してもらえるケースもあります。日々の授業から気を引き締め、定期テストに関する情報を聞き逃さず収集しておけば、いち早く定期テスト対策がスタートできるでしょう。

前回のテスト範囲の続きを勉強してスタートダッシュ

定期テストは、基本的に授業の進行度に合わせた問題が出題されます。そのため、前回の定期テストの学習範囲の続きが、次の定期テストの学習範囲となるのが一般的です。

具体的なテスト範囲がわからない段階であっても、前回のテスト範囲の続きと思えば、おおよそのテスト範囲が予想できるはずです。こういった定期テストの仕組みを覚えておけば、事前に勉強を進めておくこともでき、定期テスト対策に向けてスタートダッシュできます。

また、定期テストは課題提出が求められますが、学校のワークや問題集の続きを前もって進めておけば、提出物を早めに終わらせることができるうえに時間と心に余裕が生まれ、一石二鳥です。

1週間前は追い込み期間

テスト1週間前になると、部活も休みになり、テスト勉強に割り当てられる時間も増えることでしょう。しかし、ここから定期テスト対策を行うのでは手遅れです。テスト1週間前は、あくまで追い込み期間として、これまでに足りなかった勉強内容を補い、テストに向けて最終調整を行う時期です。

また、定期テスト時に提出しなければいけない課題に追われていては、満足にテスト勉強が進められないでしょう。提出課題はテスト3日前までには終わらせておけるよう、早め早めの着手を心がけ、テスト直前はテスト勉強にのみ集中できるようスケジュールを立てましょう。

定期テスト対策に効果的な勉強法とは?

定期テストで高得点を取るには、勉強時間をしっかり確保することも大切ですが、何より勉強への取り組み方そのものを見直すことも大切です。定期テストに向けて実践したい、効果的な勉強法について解説します。

勉強スケジュールの立て方

着実に勉強を行うためにも、勉強スケジュールを立てることは欠かせません。テストまでの残りの期間、どのような内容をどれくらいのペースで行っていくか、事前にしっかりと計画を立てましょう。

以下の例を参考にしてみてください。
逆算勉強計画.jpg この例では、まずやるべきことを洗い出し、何時間かかるかを計算しています。そして、テストまでの残り日数を考え、余裕をもって1日あたりにやるべき勉強量を計算しています。
このように、テストの日から逆算して計画を立てることで、無理なく目標に向かって勉強を進めることができます。

期末テストで特に気を付ける点

期末テストは中間テストに比べてテスト範囲が広く、通常の5教科に加えて保健体育や音楽などの実技教科も追加されます。これらの科目はほぼ暗記だけで満点が取れますし、中間テストが無いため期末テストの結果で内申点が大きく左右されてしまいます。

主要5教科を重視して、実技教科をおろそかにしてしまうと内申点に大きく影響するため、しっかりと暗記をする時間を取ることが重要です。

単語カードは習得度で分類する

英単語や世界史・日本史の歴史年表や人名といった暗記科目は、ただ文字を見ているだけでは、頭に入りにくいものです。暗記の際は、持ち運びがしやすい単語カードを活用するのがおすすめです。

単語カードは、すぐ答えられたもの・なんとなく答えられたもの・答えられなかったものの3つに分類すると、自分が何を暗記できていないかが把握しやすくなります。答えられなかったものに分類されたものは、繰り返し暗記を行いましょう。

完全に覚えられたものから順次カードを移行していけば、答えられないカード数が減っていくので、達成感や自信にもつながります。

苦手科目から先に取り組む

苦手科目の勉強には時間がかかるため、後回しにしていると、気がつけばテスト当日まで余裕がなくなっているというパターンに陥ってしまいます。苦手科目がある場合は、なるべく先に取り組み、時間をかけて理解を深めましょう。

また、テストの3日ほど前に見直し、苦手な内容が克服できているかセルフチェックしてみましょう。苦手科目ばかりだと勉強へのモチベーションも下がってしまうので、得意科目と交互に行うのがおすすめです。

まとめて終わらせようとしない

定期テスト対策を短期間にまとめて行うのは、非効率的な勉強方法です。脳は一度に記憶できる情報の量が限られており、たくさんの情報を短期間で習得するよりも、長期間に渡って少しずつ習得していく方が、記憶として残りやすくなります。

また、脳は、眠っているあいだに情報を整理・記憶します。一夜漬けの勉強は、睡眠時間も減るうえ、どれほど学習量を増やしても記憶に残りづらいため、効率的とはいえません。定期テスト対策は、時間に余裕をもって、コツコツ進めていくよう心がけましょう。

同じ問題集を何回も繰り返す

定期テスト対策に問題集を活用する際は、何冊もの問題集に取り組むのではなく、1冊の問題集を繰り返しましょう。勉強では、こなした問題の数よりも、理解できた問題の数の方が重要です。

問題集の中で答えられなかった問題があれば、自力で答えられるまで解き直すなど、テストの日までに解ける問題を1つでも多く増やせるよう注力しましょう。

【科目別】定期テストで高得点を狙う勉強法

【科目別】定期テストで高得点を狙う勉強法

定期テストでは、英語・国語・数学・理科・社会の5教科に関しては必ず行われます。それぞれの科目で高得点を狙うために、具体的な勉強法について解説します。

英語

英語では、単語の暗記と文法のルールを理解しているかが問われます。英文を理解するためにも、まずは単語力が必要です。ただ目で見て覚えようとするのではなく、単語を書いたり、音読したりしながら覚えるのがおすすめです。

また、文法のルールを覚えるには、しっかりと問題に向き合うことが大切です。英文を音読しながら、頭の中で英語のまま意味を理解できるようになるのが理想です。英単語も文法も、わからないものは音読して、文字と言葉の響きの両方で記憶しましょう。

国語

国語では、現代文・古文・漢文の3つの分野の対策が必要です。

現代文は、基本的に問題文の中に正解があると考えてよいです。テスト範囲にある教科書の文章を音読して、文章の内容や、登場人物たちの心情への理解を深めましょう。また、テスト範囲に出てくる漢字や語句も単体の問題として出題されるため、合わせて覚えておきましょう。

古文・漢文は、テスト範囲にある文章をスムーズに品詞分解し、現代語訳できるよう、つまずくポイントがなくなるまで繰り返し学習しましょう。また、用言を見分けられるようになるためにも、語句の暗記が必要となります。わからない単語があれば必ず調べて、しっかりと暗記するようにしましょう。

数学

数学では、第一に計算力が必要となります。計算を素早く、確実に解けるようになるためには、ひたすら問題に取り組むことが必要になるでしょう。

また、数学にはさまざまな公式が登場しますが、公式を覚える際はただ暗記するだけでなく、その公式を使う意味から考えることが大切です。そのためにも、公式を使用する演習問題をなるべく多く解くことに重点をおきましょう。

数学は繰り返し取り組むことで、学力が向上しやすい科目です。わからない問題は、何度も解き直して理解を深めましょう。

理科

理科は暗記科目が多く、特に物理・化学は覚えなければいけない範囲も広いです。普段聞きなれない言葉も多いため、目で見たり書いたりするだけでは覚えにくいでしょう。

理科においても、内容をただ文字として認識するのではなく、暗記すべき内容が何を指しているのか、図表などの具体的なイメージと一緒に覚えることが大切です。演習問題を繰り返し解き、1つ1つの物事に理解を深めていくことに注力しましょう。

社会

社会は暗記科目が中心です。ただし、暗記すべき内容は一連の関連性があることがほとんどです。例えば歴史であれば、それぞれの年代や時代背景、各事象が発生した場所、人間関係などの関連性を理解することで、自然と覚えられるようになります。

暗記をスムーズに行うためには、覚えたいものごとに興味をもち、関連する言葉をまとめて覚えるようにするのがおすすめです。教科書を音読したり、赤シートを活用したりするなど、何も見なくても答えられる状態になるまで繰り返し取り組んで記憶しましょう。

勉強が進まない…集中して定期テスト対策に取り組むコツ

定期テストに向けて早め早めの対策を取っていても、ときにはモチベーションが下がったり、勉強が思うように進まなくなったりすることもあるでしょう。より集中力を高めて定期テスト対策に取り組むコツを紹介します。

やる気が出なくてもとりあえずやってみる

やる気が出ない状態のときでも、とりあえず教科書や問題集に取り組んでみることで、自然とやる気が出てくることもあります。一方で、やる気が出ないからといって勉強を避けていると、どんどんやる気が低下してしまいます。

定期テスト対策に向けた勉強スケジュールを立てている場合は、気が進まないときでもスケジュール通りに勉強に取り組むことを心がけましょう。

机の周りに余計なものは置かない

勉強机に、ゲームや漫画、スマホなどを置いていませんか?机の周りに娯楽物があると、勉強中も気が散ってしまい、集中力の低下につながります。勉強机の周りには、余計なものを置かないよう心がけましょう。

特にスマホは、触りたい衝動にかられやすいので、勉強中は電源をオフにするのがおすすめです。

集中しやすい環境に移動する

自宅ではテスト勉強に集中できない場合は、カフェや図書館など、勉強に集中しやすい環境に移動するのも1つの手です。

騒音が苦手な人や、勉強中にもつい遊んでしまうという人は、塾の自習室など、「勉強しなければいけない」と思わざるを得ない環境を選ぶとよいでしょう。周りには勉強する目的で来ている人ばかりなので、自然と身が引き締まり、勉強に集中できるでしょう。

まとめ

中間テスト・期末テストといった定期テストを一夜漬けで乗り切ることは、今後に控える受験のことを考えても得策ではありません。また、計画的に中間テスト・期末テスト対策を進めていくには、普段から勉強する習慣をつけることが大切です。

明光義塾では、生徒一人ひとりの個性を活かした授業カリキュラムをご提案し、自然と勉強に集中しやすい環境をご用意いたします。定期テスト対策から受験対策まで、手厚いサポートをいたしますので、将来に備え勉強を習慣化させたい人は、ぜひ明光への入塾をご検討ください。

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