2014.04.23 2023.10.07
今日から実践!子どもの褒め方のコツ
明光義塾に通う中学生70名に聞いた「親との会話の不満」の1位は「褒めてくれないこと」。一方、明光義塾の保護者72名へのアンケートでも、3名に1名の方が「褒め方が分からない」または「効果的な声かけが分からない」と回答されました。「褒めて伸ばす」「褒めて育てる」。良く聞く言葉ですが、改めて「どうやって褒めるのが良いか?」と考えると、意外に難しいものかもしれません。今回は、明光義塾の保護者のみなさんがお子さんの「褒め方」で気をつけていることや工夫していること、また、お子さんがやる気を出してくれたエピソードをご紹介!褒め方のコツを伝授しますよ~。
その1. みんな、どんなふうに褒めてる?
結果ではなく過程(努力)を褒める!
ヌーピーママ(女性・40代) お子さんの年齢:中学2年生
部活で忙しい中、勉強をしていた時に「頑張っているね」と言ったり、テストで良い点が取れたら「一生懸命やっていたから結果が出たんだね」と言っています。過程をほめるように気を付けています。
こつぶ(女性・30代) お子さんの年齢:小学3年生
結果が大事なのではなく、努力することが大事だと伝えています。なので、頑張っている姿を見たら「頑張っているね」と声かけをするようにしています。
ふりすた(女性・30代) お子さんの年齢:中学1年生
努力してる姿を見ると褒めてます。
ちとさん(女性・40代) お子さんの年齢:中学1年生
頑張っていること、自分から動きだしたことは褒めるようにしている。
くららん(女性・50代) お子さんの年齢:高校1年生
結果に関係なく、がんばってる様子が見えた時は、ほめるようにしています。
きーちゃん(女性・40代) お子さんの年齢:小学6年生
何事にも努力していれば、なるべく褒めています。
具体的に褒める!
ゆすらうめ(女性・40代) お子さんの年齢:小学5年生
何に対して褒めているかを明確にしています。他人に対して何かをしてあげたときにはそうされたときの相手の嬉しい気持ちを伝えてます。たとえば「おばあちゃんの手を引いてくれてありがとう。助かったよ、おばあちゃんも嬉しいはずだよ。やさしいね」褒めまくり3段階です(笑)
きょろろ(女性・40代) お子さんの年齢:小学3年生
その単元を初めて習った時に問題を解くのに要した時間を覚えておき、慣れてきた頃に随分速く解けていることに気付かせ、速く正確にできたことを褒めてヤル気を引き出そうとしてます。
ゆりゆら(女性・30代) お子さんの年齢:小学6年生
この問題、むずかしいけれど、しっかり取り組んだね。この字のここの部分がよく書けたね。と、具体的に言うようにしています。
さりげなく褒める!
まっちゃ(女性・40代) お子さんの年齢:中学1年生
大げさではなく、さりげなく「ちゃんと見てるよ。」というメッセージが伝わるようなほめ方になるよう、心がけています。
bebe(女性・40代) お子さんの年齢:中学2年生
わざとらしくは褒めてません。成果がすぐに出せなくても頑張りは褒めるようにすると同時に、テストであれば...今度はケアレスミスに気を付けてねとか、習い事であれば次は何を頑張る?とか、次につながる事を意識して声をかけてます。
おかめ(女性・40代) お子さんの年齢:中学2年生
さりげなく、さらっと。でないと、「やけに持ち上げるけど、なんか目的でもあるのかな」と勘ぐられるかもしれないから。あくまでも、褒めるのが目的である、ということが明白であるように、短く褒めて、終わる。
気づいたら、すぐ褒める!
しろうさ3(女性・40代) お子さんの年齢:中学1年生
部活がしんどかったとか、こんなにたくさん走ったとか、ちょっと自慢をこめて話しかけてくれたとき、すかさず褒めます。
MM(女性・40代) お子さんの年齢:中学3年生
何か良い点をみつけたら、その場で褒めるようにしている。
ぱんだくん(女性・30代) お子さんの年齢:中学2年生
部活動の頑張り、試験の結果、勉強時間とノートまとめなど、気が付いたら褒め称えています。
ちょこたん(女性・40代) お子さんの年齢:小学6年生
勉強や運動、よく出来た時や努力した時、人のためになることをした時、気が付いたら褒めています。
にゃんこ(女性・40代) お子さんの年齢:中学3年生
良い所を見つけたらすぐに褒める。
小さなことでも褒める!
山茶花(女性・50代) お子さんの年齢:中学3年生
試験の結果で前回よりもたとえ1点でもあがれば「頑張ったね」と声をかけるようにしています。
れんこん10(男性・40代) お子さんの年齢:小学5年生
学校も大事ですが、家の手伝いなど真面目にしている時はちゃんと褒めています。後は外で知っている人に会った時ちゃんと挨拶出来た時など。あたり前の事ですが。
りょうはは(女性・40代) お子さんの年齢:中学3年生
ささいなことでも、いいことは褒めるようにしています。
Ecchi(女性・30代) お子さんの年齢:中学3年生
褒めるところが少ないので、上手くいった事があれば「めっちゃ、すごいじゃん!」「頑張ったね!」と、とにかく褒めるようにしています。
こたしょん(女性・30代) お子さんの年齢:中学1年生
なるべく先に相手に話をさせて、よいところを一つでも見つけて誉めるようにしています。
編集担当
ちょっとしたことでも褒める、その場で気付いた時にすぐ褒めるなど、みなさんが日頃からお子さんの良いところを見つけようとされている様子が伝わってきました。また、どんなことでも褒めるというわけではなく、「○○が出来てすごいね」「□□について頑張っているね」というように、具体的な項目をあげたり、ポイントを絞ることも上手な褒め方のコツのようです。褒めることで、お子さんの「自信」や「やる気」につながってほしいですね。続いては、実際、褒めたときのお子さんの反応や褒めることで変化を感じたエピソードを集めました!
その2. 褒めると、子どもはどうなる?
褒めたときの反応は?
ひろひろ(女性・40代) お子さんの年齢:中学2年生
たとえ、大したことではなくても、少しオーバー気味に誉めるようにしてます。本人はちょっとしたことでもとても喜んでます。
manaka(女性・40代) お子さんの年齢:中学1年生
英検の勉強で、なかなか点数があがらなかったけど、検定前1週間集中して勉強したら、合格できたので「やっぱり頑張れば、できるねぇ。」と言ったらまんざらでもないという顔をしてました。
ゆうpかのpママ(女性・40代) お子さんの年齢:中学3年生
成績が落ちても「頑張って勉強したし偉いよ」とか学校や塾に行くとき行ってらっしゃいの後に「頑張ってね」を毎回言うようになったら笑顔になってくれます。
褒めて大変身!? わが子の成長エピソード
くうちゃん(女性・40代) お子さんの年齢:小学6年生
何か少しでも努力をしている様子が見られたときには、過剰に褒め、明らかに宿題やってないなと思った時でもしかるんじゃなく、「今日は早かったね宿題も終わっちゃったんだぁ~スゴいね~」と褒め、こちらからは「やりなさい」とは言わず、自分でやらなきゃと思わせる。我が子はこれでやってないときでも、「すぐやるね」と笑顔で勉強をやりだします。そして、宿題だけではなく、自主勉強や予習復習など、余分に勉強しています。
こっぴい(女性・40代) お子さんの年齢:小学5年生
「やればできる」「自分で気が付いてできるようになったね」と言ったら、それ以降も何も言わなくてもできるようになった。
ちびまめ(女性・40代) お子さんの年齢:小学6年生
以前に出来なかったことができるようになったときに褒めることで、親がそれを見ていてくれる安心感と、純粋な「得意気」感でやる気になることが多いと感じます。子供とはいえ、口先ばかりのおざなりの言葉には反応しないので、きちんと見ていてやることは重要だと思いました。
パン景気(女性・40代) お子さんの年齢:中学2年生
小出しに細かく褒めるより、これは!というポイントで、多少大げさに褒めることにしています。あまり褒め過ぎないことで逆に、褒められた!という喜びが大きくなるみたいです。こんな日はやる気がみなぎって、勉強や家の手伝いなど、何事にも積極的になってくれます。
nanndemama(女性・40代) お子さんの年齢:中学3年生
テストの成績が上がった際、頑張った結果が出てよかったと褒めてあげると、少しずつワークなどへの取り組み方が変わった様に感じます。
編集担当
お子さんが笑顔だと、親も笑顔が多くなりますね。また、お子さんが前向きな気持ちで自分から取り組んでくれると、ますます褒める機会も増え、好循環となりそうです。お子さんの性格によっては、褒めると照れて嫌がったり、褒めないほうが負けん気を発揮するという場合もあるかもしれませんが、「いつも頑張りを見守っているよ!」という姿勢で接していきたいですね。最後に、通知表が返ってきたときの「褒めるポイント」について、明光教室長のアドバイスをご紹介します!
その3. 明光義塾の教室長に聞く!褒め方のコツ
通知表には学習の成果だけでなく、たくさんの「子どもの成長記録」が記載されています。例えば無欠席であるとか、身長が伸びているだとか。先生からのコメントの中にはお子さまの人柄や、気質などへの評価も含まれていることでしょう。そういった人間的な部分も成績と同じように認め、頑張らせなければならないところは叱咤激励しましょう。お子さまにとって、保護者の方からの反応の影響力は小さくありません。きちんと見守っていることを伝えて、お子さまのモチベーション向上を手助けしましょう。
引用:CRECER(2013新春号)
この記事を家族や友人に教える
あわせて読みたい記事
-
夏休み。中学生にとっては楽しい時間であると同時に、勉強を進められる重要な期間でもあります。保護者さまにとっては、どのようにお子さまをサポートすればよいかという悩みを持つことも多いでしょう。...
-
中学生の家庭学習における「サボり」は、多くの教育者や保護者が直面する問題です。学校や塾からの多くの宿題や課題を家庭で行いますが、家庭学習中にサボってしまい、十分な勉強ができていないと頭を抱えている方...
-
どんなリアクションをすればいい? お子さんのテスト結果に対する保護者の反応
2023.10.06
毎回ハラハラドキドキの定期テスト。お子さんが持って帰ってくる結果に対して、保護者のみなさんはどのような反応をしているのでしょう。中学生のお子さんを持つみなさん(※1)と記事を閲覧してい...
-
やっぱり気になる!子どもの友だち付き合い把握術
2023.09.09
保護者のみなさんはお子さんが家庭の外でどのような友達や先輩と過ごしているのか気になりますよね。他のご家庭では、お子さんの友だち付き合いをどれくらい把握しているのでしょうか。また、友だち...
-
<中学生編>みんなの苦手教科【数学】&【理科】の謎を追え!!
2023.10.05
中学生のお子さんは「数学」と「理科」が苦手教科1位!理数系の教科に苦戦されているようですね。 「みんな、どんなところが苦手?どんな対策してるの?」 みなさんの口コミから...
-
<中学生編>「自立学習ができている子」親がしているサポートって?
2023.09.09
明光義塾に通う中学生のうち、「自分で計画を立て、進んで勉強する」割合は、36.1% 3人に1人は、自立学習ができています! 中学生になると、部活との両立など大変そうです...
タグ一覧
- #保護者向け
- #高校受験
- #勉強法
- #大学受験
- #アンケート
- #中学受験
- #勉強効率
- #接し方
- #集中力
- #インタビュー
- #勉強計画
- #塾
- #教育改革
- #勉強時間
- #英語
- #日常生活
- #勉強環境
- #夏休み
- #数学
- #進路選択
- #体調管理
- #定期テスト
- #習慣化
- #食べもの
- #復習
- #費用
- #面接
- #学生生活
- #模試
- #部活
- #教室紹介
- #習い事
- #記憶力
- #進学
- #スマホ
- #モチベーション
- #偏差値
- #受験前
- #国語
- #推薦
- #算数
- #自由研究
- #褒め方
- #ルール
- #一般入試
- #内申点
- #叱り方
- #学校生活
- #料理
- #新学年
- #総合型入試
- #通知表
- #個別指導
- #小論文
- #理科
- #社会
- #自分らしさを仕事にする
- #計画
- #読書感想文
おすすめ記事
-
中学受験で重要な算数対策とは?算数嫌いにさせない学習方法
2023.10.05
中学受験の科目の中でも、算数は苦手意識を持つ受験生が多い科目といえるでしょう。 中学受験を成功させるためには、算数を苦手科目にせず、合格に向けて着実に実力をつけていくことが大切です。 現在の...
-
高校受験の塾選びのポイントを解説!失敗しないための注意点も紹介!
2023.10.20
高校受験に向けて、塾に通いたいと考える人や、受験生のお子さまを塾に通わせることを検討する保護者は多いでしょう。 しかし一口に塾といっても数が多いため、どこを選ぶか悩んでしまう人も少なくありま...
-
大学受験の費用はどのくらい?内訳や費用を抑えて合格するコツ
2023.10.05
【2021/12/28更新】大学受験のしくみは以前より複雑化しています。勉強をがんばる受験生本人だけでなく、保護者のサポートも重要になってきています。 最近では、現役合格を目指して複数の大学...
-
【中学生必見!】中間・期末テスト勉強の時間や計画の立て方、点数を上げる勉強法を紹介
2023.10.05
「テストに備えてちゃんと勉強しているのになかなか点数が上がらない」、「部活で忙しくて中間・期末テストの勉強時間が取れない」このような悩みを抱えていませんか? ...
-
授業中の腹ペコ対策! 子どもが自分で仕上げる『塾前ごはん』
2023.10.09
勉強や部活を頑張るお子さんたちは食欲旺盛。塾で帰りが遅くなる日には、夕方に軽食を摂らせてあげたいと考える保護者は多いのではないでしょうか。 今回は、...