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2017.09.06      2023.10.08

教室長に聞きました! 2学期の過ごし方、気をつけることは?

教室長に聞きました! 2学期の過ごし方、気をつけることは?

毎日たくさんの生徒と向き合い、進路や学習について相談にのっている明光義塾の教室長に、実力アップの方法や合格へ向けた取り組み方をうかがう連載。今回は、矢本教室の今野夏希教室長に2学期の過ごし方について聞きました!

その1. 計画を立てよう

編集担当

4ヶ月弱もある2学期は、受験生はもちろんそのほかの学年の子どもにとっても重要な時期だと思います。どんなことに気をつけて過ごさせたらいいでしょうか。

今野教室長

2学期は文化祭や体育祭、部活動の新人戦など、子どもたちが楽しみにしている行事がたくさんあります。勉強はもちろん頑張ってほしいですが、楽しい思い出もたくさんつくってもらいたいですよね。予め計画を立て、スキマ時間を上手に使っていけるようサポートしましょう。

編集担当

2学期は授業のスピードが早くなると聞きました。ちゃんとついていけるのか心配です。

今野教室長

そうですね。中学2年生だと関数や方程式といった難しい単元を学ぶため、つまずきのポイントは多いです。1週間ごとの学習スケジュールを立て、つまずいても週末の勉強で遅れを取り戻せるように計画することが大切です。

そうですね。
編集担当

スケジュールの立て方にコツはありますか?

今野教室長

まずは目標を決めることです。「次の定期テストでは○点をとる」と決めたらそこから逆算して、1週間ごとのスケジュールに落としこんでいきましょう。受験生は模試で点数を上げることを目標にしてもいいと思いますよ。
人は成果が見えると頑張れるものですから、クリアできたスケジュールには色ペンでラインを引いて、達成感を感じられるようにしましょう。

夏休み明けの実力テストを活用しよう

夏休み明けにすぐ実力テストが行われる場合は、その結果を必ず利用しましょう。実力テストは習ったところが正しく理解できているか確認するためのものです。できなかった箇所は必ず復習し、理解できるようにしておきましょう。先々のテストや受験対策に役立ちます。
解説を見てもわからない問題があれば、遠慮せずに塾に持ってきてください。解けなかった問題を解き直して次に同じ問題が出たときに解けるようにしていきましょう。

その2. 少しの予習が大切

編集担当

自宅学習は復習を中心に行えば大丈夫ですか?

今野教室長

授業の内容は1回では覚えきれないこともあります。だからこそ家でもう一度同じ問題を解いてみましょう。さらに、少しでも予習をすると良いでしょう。新しい単元が始まる前に教科書に目を通しておく、英単語や熟語の意味を調べておくだけでも授業の理解は深まります。
とくに数学や英語は学年をまたいでつながりのある学問なので、一度わからなくなってしまうとこの先の問題も解けなくなってしまうので注意が必要です。

編集担当

それでも、わからないところが出てきてしまった場合はどうしたらいいでしょうか。

今野教室長

早い段階で学校の先生や塾に相談してください。時間が経つと「どこがわからないのかわからない」という状況に陥ってしまいます。もやっとしだしたタイミングですぐに聞くようにしましょう。

疲れている日は短時間でも集中して

文化祭や体育祭などの学校行事や部活で疲れて机に向かえないこともあるでしょう。そんな日は眠る前の20分、朝起きて30分集中してみましょう。教科書にざっと目を通すだけでもかまいません。小さな積み重ねが大きな力になります。

その3. 1・2年生も受験を意識してみよう

編集担当

受験を控えている3年生は受験に向けて本格的にエンジンがかかる時期ですが、1・2年生は気が緩んでしまいそうです。

今野教室長

1・2年生も少し受験を意識して過ごさせてみましょう。受験生になってからそれまでに習ったことのすべての復習をするのはなかなか難しいことです。例えば社会だとしたら、地理や歴史、公民の中で得意な単元を見つけ、一つだけでも得意と思える単元をつくるといいでしょう。こうして得意な単元が増えれば増えるほど、受験勉強は楽になります。

1・2年生も少し受験を意識して過ごさせてみましょう。
編集担当

やる気を出してもらえますかね……。

今野教室長

この時期は成績急上昇のチャンスです。周りで気が緩んでくる子が多く出てくるタイミングなので、頑張れば面白いように成績が上がるかもしれません。今の勉強が入試につながっているという意識をしっかりもたせ、お子さんご自身が立てた計画を共有し、できたことを褒めるスタンスをとってみてください。

編集担当

なるほど。では3年生はどんなことに気をつけさせればいいでしょうか?

今野教室長

受験勉強はもちろんですが、まだ定期テストが内申点に直結しますのでメリハリをつけて試験前はしっかり対策をするようにしましょう。
また、矢本教室がある地域では、11月末(※)には志望校を決定しなければなりません。あと2ヶ月程度しか時間がないんです。志望校への決意を固めるために、倍率や合格ラインなどの情報も積極的に集めていってください。

※志望校を決定する時期は地域によって異なります。お通いの教室にお問い合わせください。

受験に直結する内申点

一部の地域では1・2年生の成績が内申点として入学試験に影響します。受験を意識しだす3年生から内申点を上げるのは非常に難しいです。早い時期から定期テストで得点がとれるような学習を意識することが大切です。

今野教室長からのメッセージ

一度にいろいろなことをやらなくてはならなくなると、誰でもパニックになってしまいます。学校の行事や部活も全力で楽しめるよう、予め把握して計画しておきましょう。
お子さんがテストや入試を受ける際は、講師も一緒に受けているような気持ちになっています。お子さんを中心に保護者と教室長・講師が一丸となって、目標(合格)達成に向けて頑張っていきましょう。

矢本教室 教室長 今野夏希

PROFILE

矢本教室 教室長 今野夏希
教室長歴:6年
座右の銘:Love & Peace
尊敬する人:渡辺和子
好きな本:置かれた場所で咲きなさい

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