2024.04.09
高校受験の面接でよく聞かれる質問8選と回答例を紹介!合格のコツも解説
「どんなことを質問されるのかな?」
「面接での受け答え、どうしよう?」
「自己PRや志望動機が思いつかない......」
初めての高校受験で面接を受ける中学生は、不安や疑問に感じることがたくさんあるかもしれません。
なかでも、どういったことが面接で質問され受け答えをする必要があるのかという点は、皆さん気になるところではないでしょうか。
そこでこの記事では、高校受験の面接でよく聞かれる質問8つと、ベストな回答例の一覧をご紹介します。これからご紹介するような質問に対して、具体的なエピソードを交えながら自分の言葉で前向きに話すことができれば、面接で良い結果を残せるはずです。
もくじ
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この記事では、面接でよく聞かれる質問をまとめていますが、 学校による頻出質問や質問の聞き方は異なります。 お近くの明光義塾では、志望校に合わせた模擬面接など、学校や自分だけでは手が届かない対策をしっかりと行っています。
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高校受験の面接でよく聞かれる質問8選と回答例
それでは、高校受験の面接でよく聞かれる質問8つとその回答例を見てみましょう。
1.志望動機・志望理由は?
志望動機は、高校受験の面接で必ず聞かれる質問です。
高校側も特に知りたい項目になりますので、回答をしっかりと考えておきましょう。
そして、志望動機の回答では、「積極性」を感じさせることがまず重要です。「自分の偏差値でも合格しそうだったから」「家から近いから」といった積極性がないと受け取られる回答は避けましょう。また、志望理由は「具体的」であることも大切です。「楽しそうだから」「有名だから」といった漠然とした回答はあまり好ましくありません。
[回答例]
「私は高校で英語が話せるようになりたいので、英語教育に力を入れている貴校を志望しました」
「私は高校でサッカーを思い切りやりたいので、サッカー部が強い貴校を志望しました」
ちなみに、志望動機を伝える際はあまり長く説明しようとせずに、簡潔に結論を伝えましょう。例文のように「~ので」という理由を一緒に伝えると説得力と納得感が出るので良いでしょう。
2.高校に入学したらやりたいことは?
「高校に入学したらやりたいこと」も、高校受験の面接では質問される傾向にあります。面接官は「高校でどの程度頑張れるのか」を見極めようとしていますので、「特にありません」などの消極的な回答はしないようにしましょう。
「高校に入学したらやりたいこと」への回答は、具体的であれば特別なものでなくても大丈夫です。自分が高校でやりたいと思うことを正直に答えましょう。
[回答例]
「私は海外の人や文化に興味があり、将来は国際的な仕事をしたいと思っています。そのために高校では英語の勉強を頑張りたいです」
「私はサッカーが好きなので、勉強も頑張りつつ、サッカー部の活動に徹底的に取り組みたいと考えています」
3.中学校で頑張ったことは?
高校受験の面接では、「中学校で頑張ったこと」も質問されます。面接官がこの質問をする理由としては、ただ単に頑張った内容や結果を知りたいからではなく、その努力の過程であなたが何を学んだのかを知りたいからです。したがって努力の過程における工夫や学びを伝えると印象が良いでしょう。
[回答例]
「英語が話せるようになりたいと思い、毎日1時間英語の勉強に取り組みました。その結果、英検を受験し○級に合格しました。継続的な学習がしっかりと結果につながるということが分かったので、今後の学習のモチベーションも上がっています」
「部活と勉強の両立です。サッカー部の練習が休みの水曜日にまとめて勉強する時間をつくって授業の復習をしていました。忙しい中でも工夫をすることで時間が確保できることを学べました」
4.将来の夢・高校卒業後の進路は?
「将来の夢」も、高校受験の面接では質問されることが多い傾向にあります。自分が思っている夢を正直に答えれば問題ありません。また、その夢を実現させるために、いま頑張っていることも伝えるとアピール度が増します。
[回答例]
「将来は海外と関わりのある国際的な仕事がしたいです。そのために英語の勉強を頑張っています」
「将来は教育に携わる仕事に就きたいと考えています。目標に向かって好きなサッカーばかりでなく教育関係の進路に必要な勉強にも力を入れています」
5.自分の長所・自己PRは?
「自分の長所」を問う質問は、高校受験の面接では定番の質問です。自分が長所と思うことについて、照れずに正直に答えましょう。長所の根拠となるエピソードを加えて話せると、面接官に対しての印象は良くなるでしょう。
[回答例]
「私の長所は素直なところです。部活でずっとレギュラーとして活躍できていたのも、監督やコーチのアドバイスや指導を素直に受け入れることができていたからだと思います」
「私の長所は、粘り強く頑張れるところです。そのおかげで、中学での部活も3年間休まずに続けることができました」
●自己分析や自己PRの仕方が不安の方は下記もご参考にしてください。
高校受験の面接で自己PRを成功させるコツと例文を紹介
6.自分の短所は?
「自分の短所」も高校受験の面接では聞かれることが多いです。短所を答える際に注意が必要なのは、あまり否定的な答え方をしないことです。短所を改善するためにどのような努力をしているかを話し、前向きな回答になるように工夫しましょう。
[回答例]
「私の短所は、人が言うことに左右されやすいことです。しかし、それではいけないと思い、自分は何がやりたいのかをしっかりと考えるようにしています」
「私の短所は、熱中してしまうと人の言うことが耳に入りづらくなることです。そのため、アドバイスをしてもらったら、それが自分の考えと違っても最後まで聞いて考えるようにしています」
7.最近のニュースについて
「最近のニュースで気になったものは何か」「なぜそのニュースが気になったのか」という質問も、高校受験の面接では定番の一つとなっています。ニュースについては、知識がないと答えることができません。普段から報道番組や新聞などを見て、自分の意見を持つ習慣をつけましょう。
[回答例]
「地球温暖化の問題について関心を持っています。日頃からゴミの分別や冷暖房の設定温度など自身でも貢献できる範囲では取り組んでいるのですが、私とあまり年も変わらない環境活動家の方が、各国の政治家に対し環境問題への意見を述べている姿を見て、すごいと感じました」
「教育無償化について気になっています。教育を平等におこなうことには賛成ですが、財源はどこから持ってくるのかという箇所に少し疑問を感じています」
8.得意科目・苦手科目は?
「得意科目・苦手科目」も高校受験の面接で聞かれることがよくあります。答え方としては、科目をまず先に答え、次にその科目が得意な理由・苦手な理由を言えると良いです。苦手科目はどのように克服しようとしているのかを答えられるとさらに良くなります。
[回答例]
「得意科目は数学で、苦手科目は英語です。特に文法を覚えるのが苦手でしたが、文法の参考書を使って毎日通学時間に覚えるようにしました。その結果、以前に比べて英語に対して苦手意識がなくなりました。」
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高校受験の面接での自己PRと志望理由の回答例
自己PRと志望理由は、高校受験の面接で大きなポイントとなってきます。面接官にアピールするためにしっかりとした回答をできるように準備をしましょう。
自己PRや志望理由を聞かれるのはなぜ?
高校受験の面接では、自己PRや志望理由は必ず聞かれる質問です。なぜそのような質問がされるのか理由を見てみましょう。
1.自己分析ができているかを見ている
自己PRや志望理由を聞くことで、自己分析ができているかどうかを面接官は見ています。
自己分析は、勉強したり進路を決めたり、あるいは仕事をしたりしていくうえで重要な能力となるからです。
2.学校の方針に合った生徒かどうかを見ている
あなたが学校の方針に適した生徒かどうかを見ています。どのような高校でも教育方針が定められていて、学校はその方針に沿って教育をおこなう必要があるからです。
3.入学に対する熱意を見ている
生徒の高校に入りたいという熱意を見ています。「どうしてもこの高校へ入学したい」という熱意を持った生徒なら、実際に入学すれば勉強や部活などを精力的におこなうでしょう。それにより、学校がより活発になることを学校側は期待しています。
●高校の志望理由書の書き方がわからない方は下記もご参考にしてください。
高校の志望理由書の書き方は?印象に残る志望理由の考え方
面接で押さえたいポイントを紹介
面接での自己PRや志望理由において押さえたいポイントを見てみましょう。重要なポイントとなるのは以下の3つです。
1. 自分の言葉で話すこと
2. できるだけ具体的なエピソードを交えて話すこと
3. 学校の求める生徒像とあなたの考えや性質が一致していることを説明すること
この3つのポイントが重要になります。それでは順番に説明しますので、確認していきましょう。
1.自分の言葉で話すこと
自己PRや志望理由で重要なのは、自分の言葉で正直に話すことです。面接では、短い時間の中で面接官にあなたの魅力を伝えることが大切ですが、他人の言葉を借りて話していては、経験豊富な面接官にはすぐに見破られてしまいます。
もちろん、自己PRや志望理由はあらかじめ考えておいたほうがいいのですが、文章を丸暗記するのでなく要点だけ覚えておきましょう。要点だけ覚えておけば、面接では自分の言葉で話すことができるはずです。
2.できるだけ具体的なエピソードを交えて話すこと
自己PRや志望理由は、具体的なエピソードを交えて話すことが重要なポイントになります。たとえば「部活を3年間頑張りました」と伝えただけでは、面接官は何をどう頑張ったのかがイメージできません。
この場合、「野球部で3年間、早朝練習と放課後練習を1日も欠かさずにやり遂げたことで忍耐力と継続力が身につきました」というように具体的に伝える必要があります。
3.学校の求める生徒像と自身の考えや性質が合致していることを説明すること
面接官に良い印象を持ってもらうためには、学校の求める生徒像とあなたの考えや性質が一致していることを説明しましょう。
たとえば、学校が英語教育に力を入れているなら「自分は英語の勉強を頑張りたいので、英語に力を入れている貴校を志望しました」と説明しましょう。そうすれば、漠然と志望したのではなく「この学校が自分に合っていると思ったから志望した」ということが面接官に伝わります。
●リラックスして面接に臨みたい方は下記もご参考にしてください。
すぐに緊張をほぐす方法!面接や試験で実力を発揮するためのコツを紹介
自己PR・志望理由の回答例
それでは参考となる自己PR・志望理由の回答例を紹介します。
【自己PR】
中学時代に部活に打ち込み、そこで得た経験を自己PRとして語る場合、何を学びどのような経験を得たのかを具体的に伝えましょう。
[回答例]
「私は中学生活において、3年間サッカー部に所属し、日々全国大会に向けて練習を積み重ねていました。私はサッカー部での活動を通じて、勝つという結果はもちろん大事ですが、そういった成績だけが全てではないと感じました。サッカー部では、厳しい練習から忍耐や努力の重要性を学び、そして仲間と日々技術を高め合いチームの絆を育むという経験を積みました。
また、試合で負けることもありましたが、負けることにも学びがあることを知りました。負けたからこそ知る気持ちや、勝つために何が不足していて、そのためにどのような努力が必要なのかを考えること。これら全てが、私の経験であり長所と言えます。」
【志望理由】
海外の文化に興味があり、英語教育に力を入れている高校を志望する場合は、入学した後のプランも語ると印象が良いでしょう。
[回答例]
「私は海外の人や文化に興味があり、将来は、海外の人と関わりを持つ国際的な仕事がしたいと思っています。そこで中学では英語の勉強を毎日1時間すると決め、くじけそうになったときもありましたが続けることができました。英検では、3級から始めて2級を取れるまでになりました。貴校はグローバル教育に力を入れており、英語コミュニケーションの授業や海外指定校での研修があり、英語力をさらに伸ばすためには、貴校が最適だと思いましたので志望しました」
高校受験の面接で気をつけるべきマナー
高校受験の面接では気をつけるべきマナーがあります。面接官に良い印象を与えるためにも、しっかりとマナーをおさえて面接に臨みましょう。それでは、面接前に確認しておきたいポイントをそれぞれ紹介していきます。
面接中の服装・髪型
面接では一般的に制服を着ていくのが好ましいです。面接前に次のポイントに気をつけてみましょう。
1. 制服やブレザーにシワや汚れがなく、清潔に保たれているか
2. ネクタイやリボンが正しく結ばれているか・曲がっていないか
3. ボタンの数がそろっているか
4. ボタンやホックをしっかりとめているか
5. スカートやズボンの丈が短すぎないか
6. 制服を着崩していないか
また、髪型については次のポイントが重要です。
1. 不自然な髪色になっていないか
2. 前髪が眉毛にかかっていない、清潔感のある髪型か
3. 寝癖をきちんと直せているか
4. 髪にフケがついていないか
これらのポイントに気をつけることで、気遣いができ、自己管理ができるという良い印象を面接官に与えることができます。
面接中の言葉遣い・態度
言葉遣いや態度に気をつけることも、面接官に良い印象を与えることができるポイントの1つです。
まず、敬語を使うことが絶対です。友だちと喋る時のような言葉遣いはやめましょう。敬語を使った上で、明るくハキハキとした声で喋ることや、面接官に敬意が伝わるように丁寧に話すことに気をつけてみてください。相手の目を見て話すことができれば、自信のある印象を与えられるのでさらに良いです。
面接中は緊張して長く喋りすぎてしまったり、喋るスピードが速くなってしまったりすることもあると思いますが、面接官に言いたいことをはっきり伝えるためにもリラックスして取り組みましょう。
面接の入室時・退室時
面接の入室時・退室時は基本の動きを覚えましょう。この動きができているだけでも良い印象を与えたまま面接を終えることができます。
入室時の手順
1.名前を呼ばれたらしっかりと返事
2.ドアを3回ノックして、「どうぞ」と言われるのを待つ
3.「失礼します」と言ってから、ドアを開け入室する
4.ドアの方を向いて、静かに閉める
5.面接官に一礼して、イスの横まで歩く
6.受験番号・中学校名・氏名を名乗り、「よろしくお願いします」など軽く挨拶する
7.「おかけください」と言われたら「失礼します」と挨拶し座る
退室時の手順
1.イスの横に立ち「ありがとうございました」と一礼する
2.ドアの前で面接官の方を向き、「失礼します」とお辞儀をする
3.ドアを静かに開けて、静かに閉めながら退出
合格に近づく面接の答え方のコツ
高校受験の面接の回答例を一通り覚えたら、合格に近づく面接の答え方を学びましょう。実は、これから紹介するコツを実践することで面接官にかなり良い印象を与え、他の生徒と大きく差をつけることができます。それでは、1つ1つ見ていきましょう。
短すぎる・長すぎる回答をしない
面接官からの質問に対して「はい」「いいえ」とだけ答えてしまうような、極端に短い回答はNGです。面接官は質問を聞くことであなたの人柄や考えていることを判断しようとしています。それらが面接官に伝わるような説明・具体的なエピソードを入れることを忘れないでおきましょう。
また、長すぎる回答も面接官からの印象は良くありません。他の質疑応答の時間が少なくなるだけでなく、面接官に話が伝わりづらくなってしまいます。1つの質問に1〜2分程度で答えられるようにしましょう。
結論から話すことを意識する
1番伝えたいことは何か?を面接官にはっきりと伝えるために、結論から話すことが重要です。
具体的には、「あなたの得意教科・苦手教科は?」と聞かれた時、いきなりエピソードを話すのではなく「得意教科は英語、苦手教科は数学です。」とまず最初に答えましょう。
このようにすることで、面接官はあなたを「質問をきちんと理解していて人の話を聞ける生徒」「言いたいことを伝える力のある生徒」と良く評価してくれます。
面接官との会話を楽しむ
最後に、面接官との会話を楽しむことを忘れないようにしましょう。面接官も人なので、あなたが面接での会話を楽しんでいることが伝われば好印象を持ってくれます。
また、あなたの表情も明るくなり、声にも自信が表れます。緊張感を持つことは大切ですが、あまり小さなミスなどは気にせず「会話をする」ということを心がけてみてください。
【まとめ】例文を覚えて面接の準備をしよう
高校受験の面接で聞かれる質問は、ある程度は予測することができます。定番の質問に対しては、どのように答えるかをあらかじめ考え、対策をしておきましょう。質問の中でも特に、自己PRと志望動機は重要なポイントとなってきます。 自分の言葉で具体的なエピソードを交えて話せるよう、しっかりと考えておきましょう。
明光義塾は一人ひとりの志望校合格を実現!
明光義塾の高校受験対策は勉強を教えることだけではありません。生徒一人ひとりとの定期的なカウンセリングを実施し、自分の「本当に行きたい学校」を共に見つけることからスタートします。
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