2021.01.10
勉強が続かない理由とは?無理なく勉強を続けるためのノウハウ

勉強しようと思っても、すぐに集中力が途切れてしまったり、休憩がてらついついスマホやゲームに夢中になったりして、なかなか勉強がはかどらなかったという経験がある受験生は多いでしょう。
受験をするのであれば、毎日の勉強習慣が合否を大きく左右する重要なポイントになります。
勉強が続かないことには、必ず理由があります。まずは勉強が続かない理由を明らかにして、勉強が続くような対策を行いましょう。
この記事では、無理なく勉強を続けるためのノウハウを解説します。
勉強が続かない理由とは?
「今日からしっかり勉強しよう」と思っても、なかなか勉強を習慣づけることができずにいる人も多いでしょう。
まずは、勉強が続かない理由から考えていきましょう。
そもそも意欲がない
「勉強は何のために必要なのか?」「将来やりたいことがわかならいから、何を勉強すればよいかわからない」というように、明確な目的がない場合や、勉強をすることに納得できていない場合は、意欲の持ちようがありません。
楽しいと思えることには意欲的になれても、楽しくないことには消極的になってしまうものです。始めから勉強を楽しいと思える人は、ほとんどいないでしょう。
成果が見えない
勉強に対する意欲はあっても、勉強したことで得られた成果が見えないと、意欲は続きません。
長時間勉強に取り組んでも、「成績が伸びる」という成果が見えないとモチベーションは下がる一方です。
そのような状態が続くと、「勉強をしても意味がない」と思えてしまい、勉強が続かなくなってしまいます。
勉強を始めるのが億劫
勉強が始まればある程度は進められるものの、勉強をスタートするまでに時間がかかるという人は、勉強を始めることに対して億劫になっている可能性が高いです。
勉強をすることが習慣になっていないと、勉強を始めるハードルが高いと感じてしまいます。勉強を始めようと頭では思っていても、行動に移せないでしょう。
また、勉強が進まない上に、「勉強しなきゃいけないのにできていない」という自己嫌悪を感じてしまうこともあります。
無理をしている
人間は、同じことにずっと集中していられないものです。
長時間勉強に取り組み続けることは素晴らしいことですが、自分の集中力の限界を無視して勉強しても、結果的には勉強は続きません。
勉強に対する意欲がある場合でも、頑張りすぎには注意しましょう。
エネルギーが不足している
勉強するには、心と身体の両方にエネルギーが必要です。
心身が疲労している状態では、集中力が続きにくく、勉強への意欲も低下してしまいます。お腹が空いている状態や運動後など、一時的なものならすぐに改善できますが、慢性的なエネルギー不足であれば生活習慣そのものを見直す必要があるでしょう。
勉強が続かないときにすぐできること
続かないからといって勉強を放棄していては、習慣づけることはできません。
さまざまな対策を講じて、勉強を続けられるよう工夫しましょう。
ここでは、勉強が続かないときにすぐにできる7つの対策をご紹介します。
まずは始めてみる
勉強する意欲が湧かなくても、とりあえず勉強を始めてみましょう。
始めは意欲が湧かなくても、勉強をしているうちにモチベーションが向上することもあります。とはいえ、意欲が湧かない状態のまま、長時間勉強するのは難しいでしょう。
まずは5分だけでもよいので、勉強を始めることが大切です。
気が散るものを排除する
勉強机にスマホやゲームなどを置いていませんか?自分が勉強よりも楽しいと思えるものが視界にあると、勉強を中断して遊んでしまう原因になります。
勉強中に気が散るものは視界から排除し、勉強に集中せざるを得ない環境を作ることが大切です。
また、スマホはサイレントモードにして、通知が来ないように設定しておきましょう。
場所を変える
勉強する環境そのものを変えるのも有効です。
いくら机の周りを片付けても、そもそも家庭内には自分の好きなものがたくさん置いてあるはずです。寝る空間と勉強する空間が同じ場合は、うまく気持ちが切り替えられないかもしれません。
勉強が続かないと思ったら、邪魔が入りにくい図書館や学習室のような場所に移動してみましょう。気持ちのスイッチが切り替わり、勉強に集中できるでしょう。
科目や教材を変える
同じことを長時間続けていると集中力を保ちにくいため、勉強に飽きてしまいます。
集中力が落ち始めたら、その勉強を潔く切り上げ、別の科目や教材に変えてみましょう。
新しい情報が入ってくることで脳が活性化し、やる気が出てくるかもしれません。暗記問題に飽きたら計算問題をするなど、自分に合うローテーションを組んでおくのもよいでしょう。
軽い運動で気分転換する
勉強が続かないことがストレスになり、手が止まってしまうこともあります。
どうしても勉強が続かないときは、勉強を一度中断し、気分転換をしてみましょう。散歩やストレッチなど、軽く身体を動かすだけで心身がリフレッシュし、勉強を再開しやすくなります。
糖分を摂る
勉強には、エネルギーの補給も必要です。特にブドウ糖が足りていないと、脳の働きが鈍くなり、勉強に集中できなくなります。
休憩がてら、適量の炭水化物やラムネ菓子、アメなどを補給してみましょう。
最近ではブドウ糖を効率よく補給できるサプリメントやゼリーも販売されているので、勉強用に備えておくのもよいでしょう。
ただし、満腹になると血糖値が急激に上昇し、眠気を引き起こします。満腹にならない程度にエネルギー補給をするようにしましょう。
仮眠を取る
眠気が原因で勉強が続かないときは、仮眠を取りましょう。
眠いまま勉強を続けていても、頭に入らず非効率です。仮眠を取ると体力や気力が回復し、気分もスッキリします。
ただし寝すぎてしまうと、勉強を再開するのが億劫になってしまいます。仮眠は15~20分程度を目安とし、長くても30分以内に留めましょう。
勉強を続けやすくするコツ

勉強を無理に続けようとしても、あるときを境に意欲がなくなってしまい、結果的に勉強が続かなくなってしまうこともあります。
勉強を長く続けるためには、「続けやすさ」を見つけることが大切です。
ここでは、勉強を続けやすくする5つのコツを紹介します。
習慣化する
勉強することを習慣にしてしまえば、勉強を続けることが苦ではなくなります。
「毎日〇時になったら勉強する」「歯磨きと通学時間は暗記勉強、帰宅後は〇時間勉強する」など、毎日決まった時間に決まった勉強をする習慣をつけましょう。
勉強を習慣化するためには、規則正しい生活が前提になります。まずは生活リズムを見直し、その一部に勉強を自然に組み込むことで、毎日無理なく勉強を続けられるようになるでしょう。
無理のない計画を立てる
急に勉強時間を増やそうとしたり、長時間ぶっ続けで勉強しようとしたりしても、長続きしません。
特に勉強の習慣がない人は、徐々に勉強時間を増やしていくことが大切です。
まずは、無理のない勉強計画を立てましょう。
始めは「単語を1ページ分覚える」など、少ない量でも構いません。勉強に慣れてきたら徐々に増やし、常に無理のないスケジュールを組むようにしましょう。
学んだことは使ってみる
数学や理科などは「勉強しても将来役に立たない」と思われることが多いですが、実際はどの勉強も何の役にも立たないということはありません。
勉強したことを活かせるものは、身近にたくさんあります。ニュースの深読みやクジの期待値の計算、英語の歌を歌ったり和訳したりするなど、勉強したことを実践してみましょう。
実際に学んだことを使ってみることで記憶として定着しやすくなり、今後のテストや受験にも役に立ちます。
高得点を狙うゲームにする
勉強を楽しいと思えない人も、ゲーム感覚で取り組むことができれば楽しいと思えるのではないでしょうか。
ゲームには、自分が取り組んだことがすぐに成果として返ってくるという楽しみがあります。
すぐに成果が出ないのが勉強ですが、攻略法を見つけて突破するようにゲーム感覚で進めていけば、達成感を得られるようになります。
科目や単元ごとにボスを設定して、ボスをクリアすればおやつが食べられる、30分ゲームができるといったご褒美を用意して、モチベーションを維持する方法もあります。
ペースメーカーを作る
勉強を続けるためには、ある程度の自己管理が必要になります。
自己管理が苦手な人は、勉強せざるを得ない状況を作ることをおすすめします。塾や通信講座、友達と一緒に勉強するなど、勉強のペースメーカーとなるものを見つけましょう。
第三者がいることで気が引き締まり、勉強に対する意欲も高まるはずです。
勉強がずっと続くためには
これまで勉強を続けるための具体的な方法を解説してきましたが、学生にとって勉強は仕事であり、何年も続けていかなければならないものです。
勉強をずっと続けるためには、どのようなことに気をつけたらよいのでしょうか。
長く勉強を続けるためのポイントを解説します。
大きな目標を持つ
目的のない勉強は、長続きしません。
「勉強することで自分はどうなりたいのか」といった目標やイメージを持ち、勉強する意味を常に意識しましょう。
「学年で1位になる」「楽しい大学生活を送りたい」といった大きな目標を持つことで、勉強に対する意欲が高まります。自分を納得させることができる目標を探しましょう。
小さな目標を持つ
大きな目標だけでは、ゴールまでの道のりが遠すぎて、途中で勉強が続かなくなってしまうことがあります。
ゲームでもゴールに到着するまでにさまざまなイベントがあるように、大きな目標を達成するためには小さな目標を達成していく必要があります。
模試やテストなどを小さな目標として、それらを確実にクリアしていけるよう、具体的な行動に落とし込んでいきましょう。これを繰り返せば、自然と勉強が続くようになります。
体力作りをする
頭を働かせるためには、体力も必要です。
勉強だけに励むのではなく、部活にも打ち込むなどして基礎体力を作り、勉強を続けられる身体を作りましょう。
また、勉強の合間に軽い運動やストレッチを取り入れるなどして適度な運動習慣をつけると、体力を維持できるだけでなく気分転換にもなり、一石二鳥です。
規則正しい生活とバランスの取れた食事
勉強を習慣にするためには、規則正しい生活が不可欠です。
十分な睡眠時間を確保し、朝・昼・夜にきちんと食事を摂ることで、毎日勉強できる身体になります。生活リズムが整っていないと、十分な勉強時間を確保できません。
また、勉強に取り組むためには健康な身体でなければなりません。健康的で体力のある身体を維持するためにも、規則正しい生活とバランスの取れた食事を心がけましょう。
環境を整える
悩みごとなどがあると勉強に集中できず、効率が悪くなってしまいます。ストレスは勉強にも悪影響を及ぼします。ストレスの原因は極力排除し、勉強に専念できる環境を整えましょう。
勉強中に他のことを考えないように、図書館や学習塾など勉強に専念できる場所に移動するのも効果があります。
まとめ
勉強が続かない原因のほとんどは、「勉強する習慣がついていない」ことにあります。
歯磨きと同じように、毎日行うものとして習慣にすれば、自然と勉強が続くようになります。今までの環境では勉強を習慣にすることが難しい人は、勉強に集中せざるを得ない環境を作るのがおすすめです。
明光の授業は勉強に集中できる環境をご用意しております。勉強が習慣になるよう指導を行い、効率よく勉強を進められるノウハウを提供します。
勉強に専念できる環境をお探しの方は、ぜひ明光までお気軽にお問い合わせください。
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