小学生

2020.04.13      2023.10.09

小学生の学習習慣はどう作る?勉強しない子もやる気がでる勉強法を科目別に紹介

小学生の学習習慣はどう作る?勉強しない子もやる気がでる勉強法を科目別に紹介

小学生の最適な勉強方法が気になる方も多いのではないでしょうか。

小学生の頃から勉強方法や学習習慣をしっかり確立しておくことができれば、中学生や高校生になっても自主学習の能力があるため、学力が伸びやすくなり、進路などの選択の幅も広がってきます。

このため、小学生の段階から効率の良い勉強方法などを知り、実践しておくことは大事です。

ただ、「どんな勉強方法が小学生にいいの?」、「どうやれば勉強にやる気が出るの?」と思っている方も多いと思います。

今回の記事では、小学生の勉強法や学習習慣について紹介していきます。

小学生の勉強環境づくりで大切なこと

小学生の勉強環境づくりで大切なこと

集中できるように短時間での勉強習慣をつける

小学生は年齢が低く、大人ほど集中力は持続できません。小学生の勉強においては、集中できる短い時間内できちんと勉強をさせることが大事です。
このため、勉強する時は、大人が集中させる時間帯と環境を整えてあげることが大事であり、また集中できる時間内で勉強をさせてあげることが大切です。
短時間で勉強に集中させる方法としては、時間を決めて勉強する方法があります。

例えば「30分間のみ勉強する」、「夕ご飯までに宿題を終わらせる」といった具体的な勉強方法を提案してみましょう。

この際、保護者が環境を強制しないように気を付けましょう。おしつけてばかりではお子さんの自意識が育ちません。保護者が環境づくりを意識してある程度コントロールしつつ、お子さんと一緒にルール作りをすることがおすすめです。

娯楽からは遠ざける

勉強する時に周りにおもちゃやゲーム、テレビやスマートフォンなどを置いていると、勉強に集中できずに、気を取られて勉強に集中できないことがあります。そういった娯楽から遠ざけることも大事です。

テレビやゲームに気を散らされないようにする環境を、保護者が整えてあげましょう。

小学生の平均勉強時間

小学生の平均勉強時間

次に、小学生の平均勉強時間を見ていきましょう。
明光義塾の保護者の方にお答えいただいた、勉強時間についてのアンケート結果をご覧ください。

<お子さんは、ご家庭でどのくらい勉強していますか?>

明光義塾独自調査データ

(N=64、出典:明光義塾独自調査)

中学生や高校生と比較して、小学生はテスト前に勉強時間を確保していないことがわかります。
これは、勉強が習慣化されていないためと推測できます。
テストという目標を設定せず、ただ勉強時間をある程度確保して勉強する小学生のお子さんが多いのでしょう。

小学生の勉強を習慣化するには

小学生の勉強を習慣化するには

それではどのようにして、小学生の勉強を習慣化していけばいいのでしょうか。
具体的には以下に取り組んでおいた方がいいでしょう。

目標を設定する

まずは、何を目指して勉強するのかを一緒に考え、設定しておくと良いでしょう。
目標は、日々の勉強が充実するものであれば何でも構いません。「〇〇検定〇級を目指す」「〇分勉強する」「九九を言えるようになる」などが具体的な目標がおすすめです。
また、目標を設定した後には、期間を決めておきましょう。

ルーティン化する仕組みをつくる

勉強を習慣化させるためには、ルーティン化する仕組みをつくることも大切です。
ルーティン化する仕組みとは、行動の順序を細かく決めることです。
例えば、帰宅後に①10分親子で会話した後、②必ずリビングで宿題をし、③その後自主勉強をする。④その後テレビを見る、など、行動の流れを明確に定め、それに従って行動するのです。
こうすることで、行動の順序が体にしみ込み、勉強するということを習慣化することができます。

保護者の方が褒める機会を増やす

お子さんが勉強を頑張ったのであれば、褒めてあげることも大事です。

保護者が「今日はしっかり勉強できたね」、「毎日勉強して頑張っているね」と褒めてあげることで、お子さんは「勉強すると親が喜ぶ」、「勉強すれば褒めてもらえる」と思い、継続的に勉強をがんばるようになります。

これが勉強の習慣化につながるでしょう。

また、褒めてあげる際は、点数アップや通知表などの結果や成果を褒めるだけでなく、勉強した時間などの過程を褒めてあげることもひとつのポイントです。「成果」を承認するだけでなく、「行動」も承認してあげられるようにしましょう。

親子で勉強する機会を増やす

親子で一緒に勉強することもお子さんに勉強の習慣を付けさせる良い機会です。
親子で一緒に勉強すればお子さんの方も「一緒に頑張っている」という一体感を感じることができます。親子で勉強を通じて良いコミュニケーションをとることにもつながります。
親子で一緒に教材を見るだけでも、お子さんは「一緒に勉強している」と感じます。

やる気につながる!親子でできるおすすめ科目別勉強法

やる気につながる!親子でできるおすすめ科目別勉強法

お子さんに勉強を頑張らせるためには、やる気を出すようにサポートすることが大事です。
親子でできるおすすめの勉強方法を科目別に紹介します。

【国語】音読などのワークを楽しみながら行う

国語は、音読などのワークを楽しみながら行うことがポイントです。
教材にあるような物語文を一緒に音読して楽しみましょう。
何かセリフがあるのであれば、セリフに対して気持ちを込めて音読することでお子さんも楽しんで勉強することができるはずです。
また、教材にある文章に限らず、詩集などもおすすめです。短時間で音読できて、負担になりにくいです。
音読をすることで、文章読解力や速読力が高まる効果があります。黙読は文章を飛ばして読みがちですが、音読は文章をくまなく読むので、言葉や表現をひとつひとつ確認することができ、読解力を高め、やがて国語の総合的な力を向上させる効果があるのです。

【算数】実生活のものを用いて問題点と向き合う

算数は、実生活に活きるものです。このため、実生活と結びつけて解説すると、お子さんも楽しんで学習できます。
単純な計算問題でも実際にチョコレートや飴などの身の周りのものを使用して、計算を目に見えるようにしてみましょう。
実生活へのつながりを感じ、お子さんの興味もわくはずです。

【社会】日常生活とのつながりを見つける

社会は、日常生活のつながりを共有することで、お子さんの学習意欲をかきたてることができます。
例えば、「税金は何に使われているのか?」を保護者かお子さんに質問し、一緒に考えてみましょう。日常生活の中で社会の出来事に興味をもたせることが非常に大切です。
保護者が日常生活とのつながりを教えることで、お子さんの学習意欲をかきたてることができます。お子さんも納得しやすくなるので、ぜひ教えてあげてみるようにしてください。

【理科】発見の楽しさを共有する

理科であれば、発見する喜びを一緒に分かち合うのがおすすめです。
植物や生物の作りを一緒に見て、「花はこういう役割があって、こんな構造になっているんだね」、「虫にもいろいろな種類があるね」と一緒に発見したことを共有することができます。
保護者の方が言葉にすることで、お子さんと同じ目線に立つことができるでしょう。また、お子さんも、一緒に知識を得たことにうれしさを感じてくれるはずです。
そのうちに、発見について楽しさを感じるようになってきて、お子さんも理科の学習意欲がわいてくるはずです。

まとめ

小学生に効率の良い勉強方法と正しい勉強の習慣

小学生に効率の良い勉強方法と正しい勉強の習慣を身に付けてもらうためには、保護者が協力して一緒に勉強を見てあげる、ルーティン化する仕組みづくりをしてあげる、たくさん褒める機会をつくる、などが大切です。

小学生のお子さんは保護者と一緒であれば勉強する意欲が出てくるので、正しい勉強を習慣化するには保護者のサポートがとても大切です。
仕事などで時間を取れずにお困りの方も多いと思いますが、ぜひお子さんの教育のために取り組んでみることをおすすめします。
また、小学生のお子さんに勉強を習慣化させたいのであれば、明光義塾への入会もおすすめです。

明光義塾は、単純に学力アップをはかるだけではなく、勉強を習慣化させることを目指しています。小学生は勉強を始める大事な時期ですので、勉強を好きになってもらう環境を整える必要があります。

「勉強をさせたいけれど具体的にどのようにサポートすればいいのかわからない」
「幼いうちから勉強を嫌いになってほしくない」

というお悩みをお持ちの保護者の方はぜひお気軽にお問い合わせください。

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