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2020.04.13      2023.10.06

中学受験をしようか迷っている!中学受験をする場合・しない場合のメリット

中学受験をしようか迷っている!中学受験をする場合・しない場合のメリット

今、中学受験を選択する方が増えています。

お子さんに中学受験をさせようと決めている方やすでに準備している方も多いでしょう。

今回の記事では、中学受験のメリット・デメリットを紹介し、中学受験をする際のチェックポイントを解説します。

中学受験とは

中学受験とは、私立中学校や国立中学校、公立中高一貫校などの入学に際して、試験を受ける学校に通いたいと考え、その試験を受けることです。
近年では、少子化によりお子さんによりよい教育環境を用意したいと考える家庭や、中学校のさまざまな教育理念に共感し将来を見据えたレベルの高い教育を求めて、中学受験に挑戦する家庭が増えてきました。
実際に、中学受験の受験生総数はつねに右肩上がりです。
2019年は、私立公立を含め受験者数が5万人程度まで昇り、5年連続で増加傾向にあります。
出典:読売新聞オンライン『首都圏の中学受験者は4万7200人に増加...北一成<3>』より
しかし、受験者数が増えてきている一方で、募集定員は減っているという背景があり、中学受験はそう簡単に合格できるものではなく、なかなか難しいものになってきています。

中学受験をするメリット

しかしながら、「中学受験をしたい」「我が子に中学受験をさせたい」と思う方は多いはずです。まずは、中学受験をするメリットについて見ていきましょう。

努力できる子になり、行動できる子になる

中学受験のための学習内容は、小学校の授業では扱わないようなハイレベルな内容です。
中学受験の対策は、一般的には塾や家庭教師に任せることになりますが、塾講師や家庭教師は日ごろより入試問題の分析をしているため、それらのハイレベルな内容を分かりやすく指導してくれます。

中学受験の勉強は2~3年ほどの期間を通じて準備をするのが一般的です。
この勉強期間は、小学生のうちから勉強に継続的に取り組むことで、コツコツ努力することの大切さを知る機会にもなります。
また、受験勉強期間中は、模擬試験などで成果を出し、自信を得る機会があり、自分で考えて行動し結果を出すサイクルを体感することができます。

以上により、受験勉強を通して、小学生のうちからコツコツ努力できる子になり、自分から行動して結果を残せる子になるよい機会となります。

大学受験に向け可能性の幅が広がる

中高一貫校や私立・国立中学校のプログラムは、6年後の大学受験において十分な対応ができるよう、最大限かつ無駄なく組まれています。
具体的にはほとんどの場合、高校受験の対策が必要ないため、その利点を生かし、中学3年の2学期以降に高校内容のプログラムに進むなど、高校受験が必要な公立中学校と比べ半年も早いペースで中学校3年間の勉強が終了します。

さらに高校で学年が上がると、高校3年になるまでに大学入試に必要なプログラムが終了し、高校3年の1年間は大学受験に向けた対策を行う中高一貫校も多いです。

このように無駄なく効率的にプログラムを実施し、大学受験に向けた学習も充実させているため、それが自然と大学の進学実績にもあらわれます。

保護者の教育方針に合わせた教育を受けられる

公立中学校に進学する場合、住んでいる地域によって進学する学校が決まります。学区によって無作為に集められた集団のため、学力層は幅広く、いろいろな教育方針の家庭の子どもが集まります。
一方、中学受験をして中高一貫校や私立・国立中学校に進学する場合、まず学力層が学校ごとに一定の範囲に集まりやすく、自分に合った適切なレベルで勉強できる可能性が高くなります。

中高一貫校や私立・国立中学校は教育理念が明確で、それに賛同する家庭のお子さんが集まりますので、伸ばしたいお子さんの能力を存分に伸ばすことができます。

勉強へのフォローを徹底している学校が多い

中高一貫校や私立・国立中学校は、テストや授業などで遅れをとってしまった場合にも、補習などでフォローを徹底している学校が多いです。

勉強に対して、細かな配慮をしてくれるため、安心して任せることができます。

中学受験をしないことによるメリット

中学受験をしないことによるメリットももちろんあります。

小学校生活をのびのびと続けられる

中学受験をするための準備をすると、貴重な小学生の時間のほとんどを勉強時間に費やす必要があります。

学校から帰ったらすぐに塾へ行くという生活が続くため、学校の友達と気軽に遊ぶことができません。

その一方で、中学受験をしないということになれば、自分の時間を確保しやすく、学校の友達と過ごす時間も増えます。中学受験に時間を取られることなく、小学校のリズムに合わせて、のびのび過ごすことができます。

習い事が長く続けられる

小学生であれば野球やサッカー、バレエ、ピアノなどの習い事に時間を費やすことができます。しかし中学受験の勉強をはじめると、習い事と中学受験の勉強を両立することになるので、休む時間がありません。さらに5年生以降になると学習内容もより濃くなり、負担軽減を考えた末、習い事を一旦やめる受験生がほとんどです。

勉強にかかる費用を削減できる

中学受験をしないだけで、勉強にかかる費用を大きく削減することができます。中学受験をして中高一貫校、私立・国立中学校に通うことになれば、地元の公立中学校と比べ学費や交通費などがかかります。

お子さんにかける教育費の金額はなかなか軽視できるものではありません。

<お子さんの大学までの総教育費はいくら必要と考えていますか? (生活に関わる費用は除く。学校に支払う学費、学習塾に通う費用や参考書や模擬試験など勉強に関する費用)>

(出典:N=702、明光義塾独自調査)

上記は、「お子さんの大学までの総教育費はいくら必要と考えていますか?」という問いに対するアンケートの回答です。

やはり、公立中学校に行く方と私立・国立中学校に行く方とでは、想定している教育費が大きく異なります。

公立中学校にお子さんが通う保護者は、500万円から700万円程度がボリューム層であるのに対し、私立中学校にお子さんが通う保護者の方は、900万円~1000万円程度がボリューム層です。

公立中学校への進学で価値観が広がる

地元の公立中学校に進学すると、クラスメイトの家庭事情もさまざまで、多様な価値観に触れることになります。家庭ごとの背景もさまざまあるほか、進路や就きたい職業などもバラエティに富んでいます。

こういった環境の違いに触れることで、多様な価値観を認められるようになり、多感な時期の人格形成にも大きく影響します。

保護者の負担も減る

中学受験をすると、お子さんの努力や頑張りはもちろん必要ですが、保護者の方のサポートが必要不可欠となります。塾の日はお弁当を用意したり、送り迎えの都合をつけたり、また、勉強を手伝うこともあるでしょう。中学受験をするお子さんも大変ですが、サポートをする保護者の方はそれと同等、あるいはそれ以上に大変だと言われています。

また、これらを負担する期間が決して短くないこともひとつの特徴です。

受験生のお子さんがいらっしゃる家庭に、「お子さんの受験を意識してサポートを始めた時期がいつごろなのか」アンケートをとったところ、上から「受験の1年前」からサポートを始めたご家庭が30%、「受験の2年前」からサポートを始めたご家庭が20%と、受験の1年以上前から準備やサポートを始めているご家庭が半数以上だということがわかりました。

<お子さんの受験を意識してサポートを始めた(始める)時期はいつごろですか?>

(出典:N=600、明光義塾独自調査)
(注:このアンケートは高校受験や大学受験をむかえるお子さんのいるご家庭の回答も含みます。)

中学受験をしない場合は、そういった負担を強いられることはありません。まだ小学生であるお子さんの負担が減るだけでなく、それ以上に保護者様の負担も減ることになるのです。

我が子に中学受験をさせる?チェックすべきポイント

最後に、お子さんに中学受験をさせるか悩んだ際のチェックポイントを紹介します。

多様な価値観をとるか、家庭の教育方針にあった教育をとるか

多様な価値観の中で育ってほしいことを重視する場合は、公立中学校の環境がより適しています。背景や考え方の異なる中学生が集まるからです。

一方、家庭の教育方針に合わせた教育を受けさせたい場合、私立・国立中学校や中高一貫校は魅力的な選択肢です。

お子さんに必要な環境を用意することは多感な時期を過ごすにあたりとても大切なことです。どのような環境でお子さんを育てたいか、ここで保護者の方の教育意識が問われます。

お子さんのやる気があるかどうか

中学受験の主役は保護者ではなく小学生であるお子さんです。

お子さんが前向きに目標を持って勉強できるかどうかが中学受験成功のカギを握ります。お子さんにそもそもやる気がなければ宿題などもきちんとできないだけでなく、何のために勉強しているかという目的を見失ってしまいます。中学受験は保護者の方の協力は必要不可欠ですが、お子さんにやる気があるかどうかが一番大切です。

ですが中学受験に挑戦するお子さんは小学生。勉強をするにも気分のムラがあるときも出てくるでしょう。中学受験をするのであればうまくモチベーションを高めながら勉強していきたいところです。

まとめ

中学受験にもすることにもしないことにもどちらにもメリットはあり、「どちらの方がよい」ということはありません。
しかし、大学進学へ向けての幅広い選択肢を持っておきたいというのであれば、中学受験はやはりオススメです。
中学受験をし、中高一貫校や私立・国立中学校へ通うなかでお子さんの可能性を広げやすいことは確かだからです。

また、何より、中学受験を通して、小さいうちから自分でコツコツ努力することの大切さを学ぶことができ、模擬試験で結果を出した際に成功体験を積むことができます。
こういった経験を小学生のうちから経験できるのは大きなメリットです。
お子さんの将来を考えたときに、可能性の幅を広げたいと考える方は、中学受験を視野に入れて検討してみてはいかがでしょうか。

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