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2017.09.20      2023.10.09

小学生が放課後を有意義に過ごす方法とは? アンケート調査を含めてご紹介!

小学生が放課後を有意義に過ごす方法とは? アンケート調査を含めてご紹介!

小学生は、中学生に比べると授業時数が少ないため放課後に過ごす時間が長くなります。そこで、お子さまが放課後をどのように過ごすべきなのか、気になる保護者の方は多いのではないでしょうか。

2017年9月に明光義塾では小学生がどのように過ごしているのか、また保護者がどのように過ごしてほしいと思っているかについて、明光義塾のユーザー97名と、小学生のお子さまがいる一般の保護者500名を対象にアンケートを実施しました。

放課後を有意義に過ごすためのポイントを含めて解説しているため、ぜひ参考にしてください。

お子さまの放課後の状況に関するアンケート調査

まず、お子さまが放課後をどのように過ごしているかについて、アンケート結果をご紹介します。

放課後、お子さんが留守番や習い事など家族と離れて過ごす時間はどれくらいですか?

お子さんが家族と離れて過ごす時間について、家庭全体と共働き世帯のアンケートを実施しました。共働き世帯は「夫婦共にフルタイムで働いている」と回答した方を対象としています。

アンケートによると、お子さんが放課後に留守番や習い事などで家族と離れて過ごす時間は、「1時間~2時間未満」が最も多く29.2%という結果が出ています。

続いて「2時間~3時間未満」が23.2%、「30分~1時間未満」が19.0%となり、お子さんが家族と離れて暮らす時間は、1~3時間が過半数を占めていることがわかりました。

また、専業主婦(夫)の家庭では1時間以上離れて過ごす場合が54.4%、共働き家庭では77.6%となり、保護者の仕事の状況によって大きな差が生まれています。

お子さんは、放課後どのような習い事(部・クラブ活動を含む)をしていますか?

アンケート調査より最も多かった習い事は、「水泳」で28.6%、続いて「塾」が27.8%、「ピアノ、音楽教室」が24.2%という結果が出ており、人気の習い事が全体の過半数を超えていることがわかります。

また、英会話や塾、習字など、習い事を複数行わせている保護者の方が多く、平均すると2つ以上の習い事を同時に行っています。

一方で、習い事をしていないお子さんも21.4%と一定数いるようです。

お子さんはどれくらいの頻度で習い事に通っていますか?

お子さんがどのくらいの頻度で習い事に通っているのか調査したところ、どの習い事においても「週1~2回程度」が最も多いという結果になりました。

毎日習い事に通っているというより、週に1~2回は習い事に通い、それ以外は友だちと遊んだり、家で一人の時間を過ごしたりしているお子さんが多いことがわかります。

ただし、「野球」や「囲碁・将棋」「プログラミング」などについては、毎日習い事に参加し、本格的に取り組んでいるお子さまも一定数いるようです。

お子さまの放課後を保護者はどう考えているかのアンケート調査

お子さまの放課後の過ごし方についてわかったところで、ここからは、お子さまが習い事を行っている状況に対して、保護者がどのように考えているかのアンケート調査結果をご紹介します。

現在お子さんに習わせているもの以外で、これから習わせたいことは何ですか?

保護者がお子さまにこれから習わせたいと考えている習い事を調査したところ、最も多かったのは「塾」で28.0%という結果が出ています。現在習わせているアンケート調査と比べると「英会話教室」「プログラミング」の割合が高い結果になりました。

多くの保護者から「英会話教室」と「プログラミング」が注目されているのは、2020年度から全面施行されている新学習指導要領における、英語教育の強化、プログラミング教育の義務化が理由だと考えられます。

そのほかの習い事については広く分散しているため、勉強に関する習い事をさせたいと考えている保護者が多く、それ以外の習い事には偏りがないことがわかります。

お子さんを塾に通わせるとしたら、成績向上・受験対策以外で塾に求めることは何ですか?

次に、保護者が成績向上・受験対策以外で塾に何を求めているかについてのアンケート調査したところ「勉強の仕方や学習習慣が身につく」が80.7%、「自分自身で考える力が身につく」が66.4%、「子どものやる気を引き出してくれる」が60.0%という結果になりました。

調査結果から、保護者はお子さんの「やる気」や「自分で考える力」に課題を感じており、塾に通わせれば解決できると期待していることがわかります。また、自宅学習に関する相談といった、子育てのサポートを塾に求めている保護者の方もいるようです。

お子さんは有意義に放課後を過ごしていると思いますか?

最後に、お子さんが有意義に放課後の時間を過ごしているか調査したところ、「とても有意義に過ごしていると思う」という回答が16.0%、「どちらかというと有意義に過ごしていると思う」という回答が52.2%となり、有意義に過ごしていると考えている保護者が過半数存在することがわかりました。

一方、「どちらかというと有意義に過ごしていないと思う」と回答した方は6.8%、「無意義に過ごしていると思う」と回答した方は2.4%存在しています。このことから、1割弱の保護者は放課後の過ごし方に不安や不満をもっているようです。

更に、「どちらでもない」という回答が19.8%あり、「どちらかというと有意義に過ごしていると思う」との回答と合わせると最も割合が多いことから、やや不安な気持ちをもっている保護者が多いことも推察されます。

小学生が放課後を有意義に過ごすための具体的な方法とは

小学生が放課後を有意義に過ごすための具体的な方法とは

アンケート結果を見ると、小学生は複数の習い事に参加していることが多く、放課後に充実した時間を過ごしていることがわかります。

しかし、不安をもっている保護者もいるように、ただ習い事をさせることで放課後の時間を過ごすだけでは、有意義に過ごせているとは限りません。

そこで、小学生が放課後を有意義に過ごすため、注意すべき項目について解説します。

学童保育で有意義に過ごせる?

学童保育は、日中保護者がいない家庭のお子さまが、放課後の時間を過ごすために作られた保育施設のことです。指導員が数人在籍しており、学童保育の時間中にお子さまの行動を見守ってもらえます。

学童保育では、大人が見守ることで放課後の過ごし方が把握できるほか、宿題を行う時間が確保できることや、クラスや学年を問わず多くの人と交流することで、社交性を伸ばせるといった特徴があります。

ただ、学童保育には年齢的な上限があるほか、特に費用の安い公営の学童は人気が高く、利用が難しい場合もあるため注意が必要です。

「遊ぶ」時間の有意義な過ごさせ方

お子さまの成績向上や社交性を伸ばすことだけを考えてしまうと、多くの習い事をさせたくってしまうでしょう。しかし、自由に過ごさせる時間も必要です。全く遊ばせないことはお子さまにとってストレスを抱える原因となるため、習い事と遊びの時間のバランスが取れるように余裕を作っておきましょう。

とはいえ、遊びの時間も充実させたいと考える保護者も多いでしょう。例えば、遊ぶ前に宿題や翌日の準備を終わらせる、ゲームや動画は時間を決める、外でお友だちと遊ぶときにはゲームを持たないなど、遊ぶ上でのお子さまとのルールを決めるとよいでしょう。

子どもだけで遊ぶ場合は、お友だちの名前や遊ぶ場所、時間を保護者にしっかり伝えさせることも大切です。遊ぶ時間を過ごす中でも、社会で生きる上での学びがたくさんあります。

部・クラブ活動で多様性を確保

小学4年生以降はクラブ活動が始まるため、活動の幅を広げるためにも参加させるとよいでしょう。部活やクラブ活動を選ぶ際には、お子さまの意志を尊重することが欠かせませんが、多様性を確保するためには習い事との組み合わせ方を工夫するのも一つの方法です。

例えば、習い事でプログラミングスクールに通わせているのであれば、クラブ活動は運動系のものを選ぶといったように、習い事とクラブ活動とで補い合うものを選ばせるのもおすすめです。

塾でバランスを整える

学童保育やクラブ活動を活用すれば、放課後を有意義に過ごせるでしょう。 しかし、成績を上げるという視点では、勉強時間の確保も大切になります。特に、授業時間が長くなる高学年ほど、放課後の時間が短くなるため、遊びや習い事と勉強のバランスをとることが難しくなるでしょう。

そんな時は、放課後に塾に通う時間を取り入れ、遊びや習い事と勉強のバランスを整えることがおすすめです。年度ごとや学期ごと、長期休暇のタイミングなどで、お子さまと話し合い、放課後に何をすべきか、優先順位を決めるとよいでしょう。

また、個別指導塾であれば、お子さまの状況に合わせて、勉強の仕方などのサポートも受けられるのでおすすめです。

まとめ

今回は、小学生の放課後の過ごし方が気になる方に向けて、「小学生がどのように過ごしているのか」「保護者がどのように過ごしてほしいと思っているか」についてのアンケート結果をご紹介しました。

アンケート結果からは、お子さまが家族と離れて暮らす時間は1~3時間が最も多く、週1~2日程度の習い事を複数行っていることがわかりました。

また、保護者の意見としては、塾や英会話など、勉強に関する習い事により多く通わせたいと感じており、放課後の過ごし方が有意義だと感じる一方、ある程度の不安を感じています。

小学生が放課後を有意義に過ごすためには、学童保育やクラブ活動などを行わせるのもよいですが、成績の向上も目指すのであれば、塾が効果的な方法といえるでしょう。

遊びやほかの活動とのバランスを保つことが難しい場合は、お子さま一人ひとりの状況に合わせて勉強の仕方などのサポートも受けられる個別指導型の塾をおすすめします。

この記事を家族や友人に教える

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