2020.10.22
中学受験の勉強時間はどのくらい?効率よく勉強するアイデアも

最近では、お子さまに中学受験をさせたいと考える保護者が増えています。
中学受験においても高校受験や大学受験と同様に、きちんと準備期間を設けて受験勉強をする必要があります。
しかし、中学生や高校生のように長時間勉強をする習慣がついている小学生は少ないため、まずは勉強をする習慣をつけさせることから始めるべきです。中学受験でも相応の学力と知識が必要になるため、十分な勉強時間を確保するのはもちろんのこと、効率のよい勉強方法を見つけて実践していくことが大切です。
この記事では、中学受験に必要な勉強時間や、効率よく勉強を進める方法について解説します。
中学受験に必要な小学生の勉強時間
最近は習い事などで多忙な小学生が増えていますが、中学受験を目指す場合は十分な勉強時間を確保しなければなりません。
では、どのくらいの勉強時間が必要なのでしょうか?
ここでは、中学受験に必要な勉強時間をご紹介します。
本格的な受験勉強を始めている小学6年生は1週間に約20時間が目安
中学受験を目指す場合、本格的な受験勉強を始めている小学6年生は「1週間に約20時間」を目安にして勉強のスケジュールを立てるとよいでしょう。7日で割れば、1日3時間程度の勉強時間が必要ということです。
これは受験勉強の自立学習時間であり、学校の宿題を行う時間や塾に通う時間は含まれません。
国立中学のような難関校を目指す場合は、より多くの勉強時間が必要になります。難関中学を目指す場合は、1日の勉強時間を3~5時間、週に21~35時間を目安に勉強のスケジュールを立てるのがおすすめです。
小学生の低学年は時間よりも素地づくりに重点を置く
中学受験合格を目指して受験勉強に長時間取り組むことも大切ですが、その前に素地を作ることが先決です。
中学受験においても、基礎力は合否を左右します。中学受験のための勉強では、勉強時間だけを意識するのではなく、本格的な中学受験対策に必要な素地づくりに重点を置き、基礎的な読解力や計算力を習得させ、勉強の楽しさを理解させるようにしましょう。
素地づくりは、本格的に受験勉強を始める小学3年生頃から意識するのではなく、中学受験の準備は小学1年生から始まっていると考えて、早いうちから意識しておきたいところです。
「やる気」を育めば勉強時間は延びる
中学受験を目指す際に大切なのは、勉強に向き合う時間の長さよりも、いかにやる気を持って勉強に取り組めるかどうかです。
ここでは、受験勉強を通じてお子さまのやる気を育むことの必要性をご紹介します。
塾通いが楽しければ自然にやる気が起きる
中学受験を目指すにあたり、塾に通いながら受験勉強に励むお子さまは多いです。
受験勉強は長い時間をかけて取り組むものなので、塾に通わず自分で受験勉強を進めるお子さまの中には、なかなかやる気が出ず、伸び悩んでいるお子さまもいるでしょう。
塾ではお子さまに合った勉強方法を提案してもらい手厚いサポートを受けられる上に、一緒に頑張る受験生と出会えるため、勉強の楽しさを感じやすいというメリットがあります。
塾で勉強することが楽しいと感じ始めたら、やる気が起きるようになります。
お子さまがやる気を見せているときは、注意が必要です。お子さまのやる気をそぐような声かけや命令は避け、お子さまが「勉強が楽しい」と感じられるような環境づくりをサポートしましょう。
挫折しそうなときは素早くメンタルのケアを!
長い受験期間では、成績が伸び悩んで落ち込んだり、やる気が続かずスランプに陥ったりすることもあるでしょう。
お子さまが挫折しそうなときは決して楽観視せず、素早くメンタルをケアしてあげましょう。
精神的なダメージが蓄積すると、受験勉強に対するモチベーションが下がり、自力ではどうすることもできなくなってしまいます。お子さまのメンタルをサポートしてあげることも、受験生を持つ保護者の務めです。
「何をしてあげたらよいかわからない」場合は、塾の講師に協力してもらうとよいでしょう。さまざまな経験のもと、保護者ができるサポート方法を教えてもらえることも、塾に通うメリットと言えます。
子どものやる気の源は親の褒め言葉
受験勉強に励むお子さまをサポートするためには、小さな努力や進歩を見つけて褒めてあげることが大切です。
やる気を引き出そうと思って、叱りつけたり、悪いところばかりを指摘したりしていませんか?
お子さまがやりたがらないことやできないことを指摘していては、いつまでたってもやる気を引き出すことはできません。
子どもは自分ができないことを指摘されるのではなく、よい部分を評価してもらうことで、「自分を見てくれている」という喜びや安心感が生まれ、やる気が出るのです。
特に本格的な受験勉強を始めた頃は、思うように勉強が続かないこともあります。そんなときは「〇時間しかたっていない」と責めるのではなく、「今日は〇時間も頑張ったね」と褒めてあげましょう。
「できていないこと」ではなく「できたこと」を見つけて、褒めてあげることが大切です。
効率を意識した勉強時間のスケジュール

中学受験に本格的に取り組み始める小学4年生は、学校の授業も難しくなる時期です。
学校や塾の宿題も増えるため、効率のよい勉強時間を確保することがさらに重要になります。
ここでは、効率を意識した勉強のスケジュールを立てるコツをご紹介します。
ダラダラ勉強では身につかない!
受験勉強は、長い時間をかければよいというものではありません。
例えば3時間机に向かっても、そのうち1時間しか集中できていなければ、3時間勉強したとは言えませんよね。ダラダラ勉強していても、身につきません。それどころか満足感も得られず、モチベーションが下がってしまう原因にもなります。
ダラダラ勉強しないために、勉強を始める前には、その日やるべき勉強量や時間の目標をきちんと設定するようにしましょう。毎回目標を持って受験勉強に取り組むと、どれだけ勉強を進められたのかがわかります。
目に見える形で勉強の成果を残していけば、満足感を得やすいでしょう。
スケジュールは親子で作成する
勉強のスケジュールはお子さまだけに考えさせるのではなく、親子で作成するようにしましょう。
本人よりも保護者のほうがお子さまの強みや弱みがわかり、効率のよい勉強スケジュールが立てやすいからです。「これは自分が決めたスケジュール」という意識をお子さまに持たせることで、本人が持つ責任感や自立性を育むこともできます。
勉強のスケジュールを組み立てるときは、お子さまの意向も必ず尊重するようにしましょう。
勉強をするのはお子さま自身なので、やる気をそがない勉強方法を考える必要があります。1日の学習スケジュールの中に科目をまんべんなく振り分けるなど、お子さまが飽きないようなスケジュールを意識しましょう。
年間・月間・週間・1日のトータルスケジュール
受験勉強の開始から受験当日までの道筋が明確でないと、勉強を効率よく進めることができません。
例えば、1日だけスケジュールを立ててもゴールが見えにくく、大きな目標がないまま闇雲に受験勉強に取り組むことになってしまいます。また、年間スケジュールだけではゴールが遠すぎて、何から始めればよいのかわからなくなってしまいます。
受験勉強のスケジュールを組み立てるときは、現在から受験日までの全体像を把握できるように、年間・月間・週間・1日のスケジュールを立てるようにしましょう。
模試の時期など、リアルタイムな学力を判断できる機会を活用することで、お子さま自身が学習に取り組む意味を見出すことにも期待できます。
勉強時間を楽しく過ごすアイデア
勉強時間を楽しく過ごすことで、勉強時間が好きになるだけでなく、効率よく勉強をすることができます。
ここでは、勉強時間を楽しく過ごすためのアイデアをご紹介します。
ゲーム的な要素を取り入れる
「机に向かってひたすら問題を解き続けなければいけない」と思うと、勉強に取り組むのが億劫になってしまうでしょう。勉強は1時間しか続かなくても、ゲームなら何時間でも続けられるという人は多いのではないでしょうか。
ゲームが好きなお子さまであれば、受験勉強にゲーム的な要素を取り入れてみましょう。
例えば、受験自体を1つのゲームと捉え、入試をラスボスとして、ラスボスを倒すために受験勉強を頑張るという設定にするのもよいですし、科目を「パラメータ」、日々の勉強を「経験値」に置き換え、受験を自分というキャラクターを育成していくゲームに見立てて勉強に取り組むのもよいでしょう。
このように受験勉強にゲーム要素が加わると、楽しみながら効率よく勉強を進めていくことができるでしょう。
YouTube動画で学ぶ
ひたすら文字に向き合うばかりでは、サボりたくなってしまうのは子どもも大人も同じです。時には動画による勉強方法を取り入れて、気分転換をすることも大切です。
最近のYouTubeでは、中学受験生に向けた興味深い学習動画も数多く投稿されています。
動画を楽しみながら勉強できるので、お子さまにとっては新しい勉強方法の1つになるでしょう。
動画で見たり、音声で聞いたりしたことは、書いて勉強するのと同じくらい記憶に残るため、受験勉強にも大いに役立つはずです。
勉強以外の時間も大事な時間
中学受験で合格を勝ち取るためには、受験勉強に取り組む時間ももちろん大切ですが、勉強以外の時間を作ることも同じくらい大切です。
受験期間において、勉強以外に大事にすべき時間をご紹介します。
睡眠時間を削ることは逆効果
受験勉強を頑張るあまり、睡眠時間を削るのは避けましょう。
人間は、睡眠不足になると本来の能力を発揮できません。集中力が大幅に下がってしまうだけでなく、脳や身体に悪影響を及ぼすこともあります。受験期間であっても睡眠はしっかりとるようにし、毎日9時間ほど睡眠時間を確保するようにしましょう。
きちんと睡眠をとるためにも、勉強スケジュールの一部として就寝時間や起床時間も決めておくと安心です。
リフレッシュタイムを必ずとる
勉強する時間と同じくらい、遊ぶ時間も大切です。
勉強に向き合ってばかりでは、脳が疲れるだけでなく、身体的・精神的な疲労も蓄積します。疲労はやがてストレスとなり、受験勉強の質を下げるどころか、やる気をなくす原因にもなります。
受験勉強の合間にテレビやゲーム、アニメを楽しんだり、身体を動かしたりする時間を作って、勉強疲れを解消するとともに頭をリフレッシュしましょう。
まとめ
中学受験を目指すにあたっては、受験勉強と学校の勉強の両方を頑張らなければなりません。必然的に勉強量は多くなるため、効率的に勉強を進める必要があります。
勉強する時間を確保することも大切ですが、休憩時間や楽しく勉強するための方法を取り入れるといった取り組みも、合否を左右します。
明光では、中学受験を控える受験生それぞれに合わせた勉強方法を提案し、楽しみながら受験勉強を進められるよう手厚くサポートしています。
中学受験を考えている方は、明光への入塾を検討してみてはいかがでしょうか。
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