2025.07.08

2026年(令和8年)の共通テストで知らないとまずい情報を紹介!

共通テストサムネイル

2020年度まで実施されていたセンター試験に代わって、導入されるようになった試験である大学入学共通テスト(以下、共通テスト)。2026年度の共通テストからは出願がwebになるなど変更点がいくつかあります。本記事では共通テストを受験する学生や既卒者に向けて2026年の共通テストの変更点や注意点を解説します。

共通テストとは?

「共通テスト」は独立行政法人「大学入試センター」が各大学と共同で実施する共通入学試験です。日程は毎年1月中旬の土日の2日間にわたって、全国で一斉に実施されます。

国公立大学の一般選抜受験者は共通テストを受験するのが必須で、多くの私立大学でも共通テストを利用した「共通テスト利用方式」を使った受験方法があります。

出題方法は「マーク式」となっていますが、大学教育の基礎となる知識・技能や思考力、判断力、表現力などを問う問題となっているので、本質を理解していなければ解けない問題が出題されています。

共通テストの日程は?

受験案内の入手から平均点等の最終発表が行われるまでの日程と注意しておきたい点をあわせて紹介します。


受験案内

令和8年度 受験案内からダウンロードが可能です。

マイページの作成 7月1日(火)10:00~10月3日(金)17:00
受験上の配慮の申請(希望者のみ) 7月1日(火)~10月3日(金) 必着(又は10月1日(水)(消印有効))
※この申請は郵送のみです
出願期間 9月16日(火)10:00~10月3日(金)17:00
※出願期間後の出願は一切受け付けられません
検定料払い込み 9月16日(火)10:00~10月3日(金)23:59
※この期間に検定料が支払われなかった場合、受験できません
出願内容の確認 10月10(金)10:00〜10月17日(金)17:00
※出願期間も出願内容の確認・訂正が可能です
受験票等の取得・印刷 12月10日(水)10:00から共通テスト出願サイトのマイページで取得が可能
※試験当日は印刷した受験票を持参する必要があります
※スマートフォン等での画面表示では試験場に入場できません
本試験 令和8年1月17日(土)・18日(日)
試験終了後に正解と配点が発表
平均点などの中間発表 1月21日(水)予定
得点調整実施の有無の発表
段階表示換算表の発表
1月23日(金)予定
追・再試験 1月24日(土)・25日(日)に行われ、試験終了後に正解と配点が発表
平均点等の最終発表 2月5日(木)予定
成績の閲覧 4月1日(水)10:00〜4月30日(木)23:59(マイページの利用期間終了まで)の期間に共通テスト出願サイトのマイページ上で成績を閲覧できます
※出願時に希望した志願者のみ

令和8年度から出願方法が変わる

令和8年度大学入学共通テストから、Web出願(インターネット出願)となります。出願手続 は、高等学校等に在学している者も含め、全ての志願者が個人でパソコンやスマートフォン等を利用して行います。

出願に当たっては、志願者が大学入学共通テストの出願サイトでマイページを作成する必要があります。出願等に係る全ての手続(出願内容の登録や訂正、受験票の取得、成績の閲覧等)は、マイページで行います。

出願完了までの流れは以下の通りです。

STEP1

事前準備
・インターネットに接続されたパソコン、スマートフォン、タブレット等の電子端末の準備
・メールアドレスの準備
・検定料支払い方法の確認
・顔写真データの準備(令和7年7⽉1⽇(⽕)以降に撮影したもの)

STEP2

出願サイトにアクセス
【共通テスト出願サイト】 https://examinee.dnc.ac.jp/examinee

STEP3

マイページの作成
7月1日(火)10:00~10月3日(金)17:00

STEP4・5

出願(出願内容の登録及び検定料等の支払い)
9月16日(火)10:00~10月3日(金)17:00

検定料は?

検定料は3教科以上を受験する場合は18,000円、2教科以下の場合は12,000円かかります。
成績の閲覧を希望する場合は300円の手数料を検定料と合わせて納付する必要があります。
支払い期間は9月16日(火)10:00~10月3日(金)23:59です。

支払い方法はクレジットカード、コンビニエンスストア、Pay-easyの3つの方法から選べます。

試験期日と試験時間割

試験期日 出題教科 出題科目 試験時間
令和8年1月17日(土) 地理歴史公民 『地理総合、地理探究』
『歴史総合、日本史探究』
『歴史総合、世界史探究』
『公共、倫理』
『公共、政治・経済』
『地理総合/歴史総合/公共』

2科目受験
9:30~11:40
1科目受験
10:40~11:40
国語 『国語』 13:00~14:30
外国語 『英語』『ドイツ語』『フランス語』『中国語』『韓国語』 『英語』
【リーディング】
『ドイツ語』
『フランス語』
『中国語』
『韓国語』
【筆記】
15:20~16:40

『英語』
【リスニング】
17:20~18:20
1月18日(日) 理科 『物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎』
『物理』『化学』『生物』『地学』
2科目受験
9:30~11:40
1科目受験
10:40~11:40
数学① 『数学Ⅰ、数学A』『数学Ⅰ』 13:00~14:10
数学② 『数学Ⅱ、数学B、数学C』 15:00~16:10
情報 『情報Ⅰ』 17:00~18:00

試験開始時刻に遅刻した場合は試験開始時刻後20分以内の遅刻に限り受験が可能です。
ただし、リスニングは試験開始時刻までに入室していない場合は受験することができません。

『地理総合/歴史総合/公共』及び『物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎』を選択する場合は、試験時間60分で必ず二つの出題範囲を選択解答してください。解答する順序、時間配分は自由です。

「地理歴史、公民」及び「理科」については、登録した科目数(1科目又は2科目)によって試験開始時刻が異なります。「2科目受験する」と登録した場合は、試験当日に1科目のみを受験する(1科目だけ受験を取りやめる)ことはできません。
このため、遅刻者の試験室への入室限度(9:50)までに入室していないと、後半の第2解答科目を含めて、その試験時間は一切受験することができません。また、第1解答科目のみ受験し、途中退室することもできません。
なお、第1解答科目と第2解答科目の間の10分間は、トイレ等で一時退室することはできません。

科目選択時の注意

共通テストでどの科目の受験が必要かについては、大学によって異なるため、志望大学のHPなどで募集要項を必ず確認するようにしましょう。
特に、学部・学科によっては特定科目を必須としたり、一部の科目を出題科目として指定していなかったり、そもそも共通テストで選択が不可になる組み合わせの科目があったりします。自分がどの科目を使って受験をするのか、志望大学を決めるときに整理してから共通テストの対策を行うように心がけてください。

試験当日の持ち物は?

試験当日に必須のものからあるとよいものまで一覧にして紹介します。
あらかじめチェックリストを作っておいて、試験当日に持っていくものとして、整理しておくとよいでしょう。

【試験当日に必要な持ち物】

「受験票」(紙に印刷必須)

筆記用具

時計(残り時間が把握しやすいアナログがおすすめ)

学生証

ハンカチ、ティッシュ

飲み物

糖分補給用の飴など

机の上に置いていいもの

試験中に机の上に置くことを許可されているものは次の通りです。

【試験中に机の上に置いていいもの】

黒鉛筆(H、F、HB に限る。和歌・格言等が印刷されているものは不可)、鉛筆キャップ

シャープペンシル(メモや計算に使用する場合のみ可。黒い芯に限る)

プラスチック製の消しゴム

鉛筆削り(電動式・大型のもの・ナイフ類は不可)

時計(辞書、電卓、端末等の機能があるものや、それらの機能の有無が判別しづらいもの・ 秒針音のするもの・キッチンタイマーや学習タイマー・大型のものは不可)

眼鏡、ハンカチ、目薬、ティッシュペーパー(袋又は箱から中身だけ取り出したもの)

必ず鞄の中にしまっておくもの

上記以外のものは基本的には机の上に置くことは認められておらず、特に身につけていたり手に持っていると不正行為となることがあります。

【試験中に必ず鞄の中にしまっておくもの】

定規(定規の機能を備えた鉛筆等を含む)

コンパス

電卓

そろばん

グラフ用紙等の補助具

携帯電話

スマートフォン

ウェアラブル端末(スマートウォッチやスマートグラス等)

タブレット端末

電子辞書

ICレコーダー

イヤホン

音楽プレーヤー等の電子機器類(リスニングの試験時間に配付する IC プレーヤー、イヤホン及び音声メモリーは除く。)

スマートフォンなど、音がなるものは必ず電源を切っておくことを忘れないように気をつけましょう。

こんなときはどうする?困ったときは

試験当日の遅刻・体調不良による欠席の場合

試験当日、交通機関の遅れで遅刻しそうな場合、受験票に記載されている「問合せ大学」へ連絡しましょう。その際、遅延証明書は必ずもらっておきましょう。

試験開始時刻を遅らせる措置を取ってもらえる可能性があるため、焦らずに試験場に向かってください。自己都合でも試験開始20分以内なら受験可能です。万が一寝坊などしてしまった場合でも、あきらめずに試験場に向かうようにしましょう。

また、やむを得ない理由で欠席する場合は追試を受けることができます。追試験の受験申請方法等の詳細については、12月上旬に大学入試センターのウェブサイトに掲載される「受験上の注意」に明示されます。

追試の対象者は以下の通りです。
・疾病(インフルエンザ・ノロウイルス・新型コロナウイルス・風邪等を含む。)
・負傷により試験を受験できない者
・試験場に向かう途中の事故により試験を受験できない者
・その他やむを得ない事由(両親等の危篤・死亡、自宅の火災等)により試験を受験できない者

まとめ

いかがでしたでしょうか。2026年(令和8年)の共通テストで絶対に知っておくべき情報、知っておくと得する情報を紹介しました。

共通テストを受験する際、あらかじめ共通テストの情報を知っておいて、試験当日に向けて、試験の準備を計画的に行うことが重要となってきます。

事前に計画的に準備を行うことで、試験当日に余裕を持って試験に集中できるようにしましょう。

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