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2021.02.24      2023.10.05

大学受験の勉強は何から始めればいい?成功させる勉強法を解説

大学受験の勉強は何から始めればいい?成功させる勉強法を解説

「大学生になってキャンパスライフを楽しみたい」「もっと勉強したいから大学生になりたい」と、高校生活の中でぼんやりと大学受験をイメージしている受験生もいるでしょう。しかし、いつから、何から始めたらいいのか分からず、「気がつくと周りの人よりも勉強を始めるのが遅れていた」という人も少なくありません。

大学受験を意識するタイミングや勉強方法をチェックしておくことで、大学受験の成功に近づくことができます。

今回の記事では、受験を控える高校生やその保護者に向けて大学受験の勉強を始めるタイミングや勉強方法について詳しくご紹介します。

大学受験の勉強はいつから始めたらいいの?受験勉強を始めるタイミングについて

高校生活では日々勉強に向き合っていると思いますが、大学受験を目指すとなると、授業に合わせた勉強だけでなく、大学受験を意識した勉強が必要になります。では、いつ頃から大学受験の勉強を始めたらよいのでしょうか?

高校3年生から本格的に受験勉強を始める人が多い

高校3年生の春頃から、本格的に受験勉強を始める人が多いと言われています。ただし、この時期は本格的な受験勉強を始めるタイミングであり、受験を意識して勉強をする習慣をつけるのは高校1~2年生の時から求められます。

早い人は高校2年生の夏から始めている

2021年度から大学入試は変わります。一般選抜でも調査書を評価する大学が増え、総合型・学校推薦型選抜では学力をはかる試験が必須になります。高3になってから受験勉強を始めるのでは間に合いません。
志望大学に確実に合格するためには高2の夏から受験に必要な科目の学習を始めることが重要です。

高校2年生のうちは過去問よりも基礎勉強を!

志望校の過去問を解いていくことは、受験勉強において有効な方法です。しかし、高校2年生から受験勉強を始めるといっても、いきなり過去問にチャレンジするのは難しいでしょう。過去問には高校3年生になってから取り組むと効率的です。

高校2年生のうちは、基礎を固めることを優先しましょう。文系ならば英語と国語、理系ならば英語と数学の基礎問題を中心に取り組み、高校3年生になってから解く応用問題や過去問に備えましょう。

問題集を使用する場合は、何冊も買うのではなく、1~2冊を何回も繰り返して解くほうが身につきます。

前もって勉強する習慣はつけておこう

受験勉強を始める前に身につけておきたいのが、勉強する習慣です。

受験勉強を始めるまで勉強する習慣がなかった人は、いきなり勉強しようと思ってもやる気が出なかったり、どうやって勉強すればよいのか分からなかったりするため、思うように勉強が進まないことがあります。
そのため勉強する習慣は、なるべく早くつけておくように心がけましょう。

勉強する習慣がなかなかつかない場合は、塾に通うことを検討するのもおすすめです。
志望校のレベルによっても変わりますが、高校2年生の秋頃から高校3年生の春にかけて塾に通い出す人が多く、早い人であれば高校1年生から塾に通って勉強する習慣をつけている人もいます。

まずはここから!大学受験を始めるための準備をチェック

大学を受験するにあたり、いくつかの事前準備が必要です。事前準備をしっかりできているかどうかで、受験勉強の質が大きく変わります。

ここからは受験勉強を始めるための準備をチェックしていきましょう。

志望大学と学科・学部を決める

まずは、志望大学や学科・学部を決めることが大切です。どのような大学に行き、どのようなことを学びたいのか、具体的なイメージを持つ必要があります。

準備段階では、志望大学や学科を1つに絞るのではなく、いくつか候補を挙げる程度で構いません。
候補を挙げたら入試要項で受験科目を確認し、自分が集中して取り組むべき勉強内容を把握しましょう。

志望大学が思い浮かばない場合は、大学のホームページやオープンキャンパスを利用して、受験生自身のイメージに合う大学を探しましょう。

入試の日程を確認する

次に、志望大学の入試日程を確認します。入試日程を把握することで、いつまでに何をやらなければならないかを逆算できます。

大学入学共通テストは1月中旬、私立大学の一般選抜が1月下旬~2月下旬、国公立大学の前期日程が2月中旬、中期日程が2月下旬~3月上旬、後期日程が3月中旬です。 志望大学によって入試方法も異なるため、どの試験を受けることになるのか、あらかじめ確認しておきましょう。

総合型・学校推薦型選抜を検討している場合は、一般選抜とは試験内容や時期が異なるため、専用の対策が必要になります。

模試を活用して現在の学力や弱点を知る

受験勉強の計画を立てる前に、現在の学力や弱点を把握しましょう。志望大学の試験内容に合わせて効率良く勉強するためには、現時点の実力に合った対策が必要です。

模試を受けることで、どの科目や単元に弱いのか、今後何を重点的に勉強すればよいのかが視覚的に分かるため、受験勉強の計画を立てやすくなります。
模試では現時点の成績が数字として表れるため、モチベーションアップの効果もあります。受験勉強を始めた後も、定期的に模試を受けることをおすすめします。

大学受験生は覚えておきたい!受験勉強に大切な5つのルール

大学受験生は覚えておきたい!受験勉強に大切な5つのルール

大学受験に向けた準備ができたら実際に受験勉強をスタートします。受験勉強の内容は志望大学や学部・学科によって変わりますが、受験勉強の取り組み方には共通点があります。ここでは、受験勉強に大切な5つのルールをご紹介します。

受験までの具体的な目標を決める

現在から入試までにやらなければならないことを整理して、受験までの具体的な目標を決めましょう。

目標がないまま勉強を続けていてもゴールが見えないため、モチベーションは下がっていく可能性があります。受験勉強は長期間取り組む必要があるので、具体的なゴールを設定することはとても大切です。

受験本番までの定期的な学習の進捗を確認する方法として、模試を活用するのもよいでしょう。模試は定期的に行われるため、模試を受ける度に定期的なゴールを設定すれば目標を決めやすく、モチベーションを保つことができます。模試での目標得点を設定し、それをクリアできるように勉強していくと効果的です。

受験勉強を生活の一部と捉える

受験勉強を毎日無理なく続けていくために、勉強を生活の一部として捉えましょう。
「勉強をしなきゃ」と思うとなかなかやる気が出ませんが、勉強をすることが当たり前になれば、自然と勉強するようになります。
机に向かう習慣がつかない人でも、「歯磨きの後に必ず5分は英単語の暗記をする」など毎日の行動と結びつけて勉強すると、生活習慣の一部になりやすいでしょう。

「時間」ではなく「理解度」を重視する

勉強時間を基準にすると「〇時間も勉強したから大丈夫だろう」と思ってしまいがちですが、勉強時間と理解度は必ずしも比例しません。
勉強にどれくらい時間をかけたかよりも、「どのくらい理解でき、実際にどのくらい問題を解けるようになったか」が重要です。
受験勉強では時間よりも理解度を重視し、問題を確実に解けるようになることを目標にしましょう。

無理のない学習計画を立てる

受験勉強は、毎日の積み重ねが大切です。合格を勝ち取るためにハードスケジュールを立てる人がいますが、無理をすると体調不良になったり、目標を達成できずに落ち込んだりすることがあるため、逆に勉強が滞ってしまう原因になりかねません。
大学の受験勉強では、無理なく確実に消化できるスケジュールを組むことが大切です。

モチベーションを維持する方法を見つける

受験生は「勉強が楽しい」「絶対に大学に合格したい」と思えるように、自分なりのモチベーション維持方法を見つけましょう。

大学受験は長期間勉強することになるため、高いモチベーションを維持することは難しく、時には落ち込んでしまうこともあるでしょう。しかし、落ち込んでいる時間も他の受験生は勉強を進めています。小テストや定期テストの結果を見えるところに貼るなど、成績をモチベーションにするのもよいでしょう。

受験生は自分に合う方法で、モチベーションを維持する方法を見つけてください。

大学受験に向けて効率良く勉強する方法をご紹介!

大学受験では、「効率の良い勉強方法をいかに見つけ出せるか」がとても重要です。自分に合った勉強方法を見つければ、効率良く、楽しく勉強を進められます。では、受験生にとって自分に合った勉強方法を見つけるにはどうしたらよいのでしょうか?

ここからは、受験生のために大学受験に向けて効率良く勉強する方法をご紹介します。

基礎学力を最優先に身につける

受験勉強において最も大切なのは、基礎学力です。基礎学力が身についていないまま応用問題にチャレンジしても「そもそもどこで間違えたのか」を把握できなくなってしまいます。

基礎学力が身についている人は、自分が何を勉強すべきかが分かるため、さまざまな問題にチャレンジしていくことができます。大学受験において基礎学力は合否を大きく左右するため、基礎学力は最優先で身につけておくようにしましょう。
高校1年生は、基礎学力の定着とともに、得意科目を伸ばしていくことも考えるとよいでしょう。

苦手な問題を優先して解く

勉強をする際は、どんな問題を解くかを意識するようにしましょう。解ける問題を何度も繰り返しても、あまり意味がありません。点数を伸ばすためには、過去に学習した範囲を何度も見直して、解けない問題をなくすことが大切です。

受験勉強では苦手な単元を中心に取り組み、類似問題にもチャレンジするなど、苦手科目や解けない問題を減らすための勉強が必要です。

スキマ時間を活用する

受験生にとっては、電車やバスに乗っている時間も貴重な時間です。限られた時間の中で効率良く受験勉強を進めるためには、スキマ時間も無駄にせず、有効活用することが大切になります。

単語帳を開いて暗記したり、ノートを開いて復習したりするなど、移動中でも使用できる勉強道具を持ち歩くようにしましょう。

勉強のサイクルを作る

受験勉強においては、勉強のサイクルを作ることも重要です。勉強のサイクルを決めておけば、安定的に学習時間を確保できます。週の始まりには、1週間の予定に合わせて勉強する時間を決めておき、受験勉強をする習慣をつけるようにしましょう。

安定した学習ペースを維持するためには、起床時間や就寝時間を決めることも大切です。睡眠不足は集中力やモチベーションが低下する原因になるため、十分な睡眠時間を確保してください。

日曜日は模試が入ることも多いため調整日として空けておき、模試がない日は1週間の復習に充てるのもおすすめです。

先生や塾講師の力を借りる

受験勉強をしていると、自習だけではどうしても理解できない部分や解けない問題が出てきます。このような場合は、学校の先生や塾講師を頼りましょう。

勉強を教えるプロに頼れば、学力特性や性格をもとに的確なアドバイスを受けられます。また、勉強の習慣が身につかない人は、塾に通うことで勉強する習慣を身につけることができます。

まとめ

大学受験では、「どの教科のどの範囲まで勉強すればよいか」「いつまでに何をしなければならないか」など、志望大学の試験内容に合わせて勉強の計画を立てていくことが大切です。しかし、自力で効率良く勉強を進めていくのは難しいという人も多いでしょう。

塾なら志望大学に合った指導を受けられるので、質が高く無駄のない受験勉強ができます。 また、勉強を自力で効率的にできる人にとっても、受験対策方法など、受験に有益な情報をプロに聞くことで合格に近づくことができます。大学受験を成功させるためにも、塾への入会を検討してみていはいかがでしょうか?

この記事を家族や友人に教える

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