2021.04.05 2021.12.12
高校受験の塾選びのポイントを解説!失敗しないための注意点も紹介!

高校受験に向けて、塾に通いたいと考える人や、受験生のお子さまを塾に通わせることを検討する保護者は多いでしょう。
しかし一口に塾といっても数が多いため、どこを選ぶか悩んでしまう人も少なくありません。
また「そもそも本当に塾に通うべきなのか」など、塾選びの前の段階でつまずくこともあるでしょう。
そこで今回は、高校受験のために塾通いを検討している人に向けて、失敗のない塾の選び方について解説します。
高校受験の塾選びはいつから始める?
高校受験のための塾は、いつから通うべきなのでしょうか。また、塾選びはいつから始めればよいのでしょうか。
結論からいうと、できるだけ早いうちに塾選びを開始し、よいところが見つかり次第すぐにでも通い始めることをおすすめします。
なぜなら、公立高校の入学試験で出題される問題の約7割は、中学1~2年生で習う範囲だからです。また、高校受験の合否には、1~2年生の内申点も大きく影響します。
そのため、受験対策は中学1年生から始めても早すぎるということはないと考えたほうがよいでしょう。
塾に通うと、自然と勉強する習慣が身につきます。受験勉強で最も大変なのは「勉強する習慣を身につけること」といっても過言ではありません。
早いタイミングで塾通いを始め、勉強する習慣を身につければ、受験勉強に対する抵抗がなくなり、望ましい状態で受験勉強に取り組めます。
高校受験のために塾に通うメリット
続いて、高校受験のために塾に通うメリットを見ていきましょう。
学校でも受験対策やテストは行われますが、塾には学校では得られないものがあります。
入試の情報が得られる
高校受験対策に対応している塾は、常に高校入試や近隣の高校の情報を集めており、最新情報を生徒や保護者に提供しています。
受験生本人や保護者だけで情報を収集するのは大変ですし、貴重な勉強時間を削ることになってしまいかねません。
塾に通っていれば、高校受験に必要な情報を、必要なときに得られます。
塾によっては、受験科目に特化した指導を行っているところもあります。
志望校も学力も異なる生徒が集まる学校では、特定の科目に特化した指導を行うのは難しいため、これは塾ならではのメリットといえるでしょう。
面接がある高校を受験する生徒のために、面接対策を行っている塾もあります。学校よりも時間をかけて丁寧に行われるため、ぜひ指導を受けたいところです。
また、今後はコロナ対策でリモート面接となることも考えられますが、塾であればこれまで培われた受験ノウハウから、そういったイレギュラーへの柔軟な対応にも期待できるでしょう。
受験勉強の指導だけでなく、入試に関する情報収集の場、面接対策の場としても、塾には大きなアドバンテージがあるのです。
塾の仲間から刺激を得られる
塾に通う受験生は、みんな高校受験に向けて頑張っています。同じ目標を持つ受験生が近くにいる状況は、それだけで刺激になるでしょう。
「塾の仲間が頑張る姿を見て、自分も頑張る」というように、切磋琢磨し合える関係が自然と築かれます。
塾の仲間同士で情報交換が行われることもあります。
自分の通っている中学校では得られない情報が、別の中学校に通う生徒から得られるかもしれません。高校受験に直接関係する情報はもちろんのこと、効率的な勉強方法やおすすめの教材などの情報が入ってくることもあります。
高校受験は厳しいものであり、苦しい思いをすることもあるでしょう。
自信を失くしてしまったり、もうやめたいと思ってしまったりすることもあるかもしれません。
そんなとき、一緒に頑張ってきた塾の仲間や、指導してくれた先生の存在が支えになることがあります。受験へ向けて勉強している期間は孤独を感じることもありますが、そんな中で精神的な支えとなる人の存在があれば、受験勉強にさらに励むこともできるでしょう。
塾はこのように勉強をするためだけの場ではなく、仲間を作ることができる場でもあります。
集中できる学習環境が得られる
「自宅では勉強に集中できず、つい怠けてしまう」という受験生は少なくありません。
勉強するためだけの場所ではない自宅では気が散ってしまい、思うように勉強がはかどらないということもあります。
しかし、塾は勉強するために作られた場所なので、基本的に気が散る要素は取り除かれています。「塾に行くと、自然と勉強のスイッチが入る」という人も少なくありません。
授業で勉強できるのはもちろんですが、自主学習のための自習室が設けられている塾もあります。
「自宅では勉強がはかどらない」という人は、塾の授業や自習室を利用して勉強に集中するのもよいでしょう。
また、塾では課題やテストがあり、学校の課題以外の勉強もこなすことになるため、必然的に勉強量・勉強時間が増えます。こうした環境で学習に取り組んでいけば、自然と勉強する習慣が身につき、結果的に受験対策につながるのです。
わからないことを質問できる
学校では一人の先生が多くの生徒に指導するため、わからないことをじっくり質問するのは難しいでしょう。また、学校の教材以外でわからない部分があったとき、学校の先生には質問しにくいこともあります。
塾であれば、高校をはじめとした受験対策に対応している講師が多く在籍しています。また、講師に対する生徒の人数も学校ほど多くないため、わからないことがあれば質問しやすいはずです。
講師だけでなく、塾に通う仲間に質問をするのも、お互いの刺激になってよいでしょう。
わからない部分を1つでもそのままにしておくと、それをもとにわからない範囲が増えていき、結果として苦手分野になってしまう可能性があります。高校受験の勉強においては、わからないことを放置するのは避けるべきだといえるでしょう。
高校受験のための塾選びの基準とは?

高校受験のために、どのような塾を選ぶべきなのでしょうか。
ここからは、塾選びの際の基準について見ていきましょう。
【塾選びの基準①】授業形式
塾の授業形式には、個別指導と集団指導があります。
それぞれのメリット・デメリットを確認しておきましょう。
個別指導のメリットは、生徒それぞれに合わせたカリキュラムで学習できることです。
一人の講師に対して少人数の生徒で授業を進めるので、一人ひとりに合わせた内容の授業が展開されます。生徒に合ったやり方で学習を進められるため、学習効率は非常に高いといえます。
デメリットは、同じ塾に通う別の生徒と接する機会が少ないことです。
少人数体制で指導が行われるため、多くの生徒と話す機会に恵まれることはなかなかありません。
そのため集団指導の塾に比べると、たくさんの仲間やライバルを得ることにはつながりにくい環境だといえるでしょう。
集団指導のメリットは、同じ塾に通う生徒から刺激を得られることです。
志望校合格を目指して努力する他の生徒の姿は、よい刺激になるでしょう。塾の仲間と情報交換をしたり、励まし合ったりすることもできます。
デメリットは人数が多いため、きめ細かい指導がしにくいことです。
個別指導と比べると、生徒一人に対するケアやサポートは少なくなるでしょう。授業のレベルや学習のペースが自分には合わない可能性も考えられます。
塾選びの際は、まずは個別指導と集団指導のどちらが合っているかを事前に考える必要があります。
【塾選びの基準②】塾費用
塾を選ぶ際は、費用もチェックしなければなりません。
予算に合った塾を選ぶことは大切ですが、単純に総額を比較するだけではコストパフォーマンスの悪い塾を選んでしまったり、塾に通う本人に合わない形式の授業を受けることになってしまったりすることも考えられるので注意しましょう。
一般的に、集団指導よりも個別指導のほうが費用は高くなります。
個別指導塾では生徒一人ひとりに寄り添った指導が行われるため、その分のコストがかかっているといえます。
補習塾では年間40万~60万円、進学塾で難関の私立・国公立高校を目指す場合は80万~120万円が相場だといわれています。私立・国公立を問わず、難関高校を目指す場合のほうが塾の費用は高くなります。
ただし、塾の種類や受講科目数、通う回数、短期講習の有無などによっても大きく変わるため、実際に検討している塾の費用を調べるとよいでしょう。
【塾選びの基準③】合格実績
塾全体の合格率や、志望校への合格率も重要な指標の一つです。
合格人数だけでは、全体の何割が志望校に合格できたのかがわかりません。絶対数ではなく相対的な割合を見ることで、塾の指導力を確認できます。
合格率が高ければ、それだけ指導力があるということです。
また、通っている生徒の多くが志望校に合格している塾であれば、志望校に合った対策をしてくれることも期待できます。
合格率を見れば、塾の実力をある程度把握できるでしょう。
【塾選びの基準④】体験授業の有無
塾選びの際は、体験授業の有無も確認しましょう。
よさそうな塾が見つかっても、実際に授業を受けてみないことには合う・合わないを判断できません。体験授業を受けることができれば、実際に通う前に塾の雰囲気や授業の進め方をある程度把握できます。
明光をはじめとした多くの塾では、体験授業は無料です。そのため、いくつかの塾で体験授業を受けて比較することもできます。自分に合った塾を選ぶために、体験授業の有無も確認し、あればぜひ受けることをおすすめします。
明光の無料体験授業はこちら
高校受験の際の塾選びで失敗しないための注意点とは?
最後に、実際に塾選びをするにあたっての重要なポイントを紹介します。
友達に合わせるのはNG
塾選びの際、「同じ中学校に通う仲のよい友達と同じ塾に通いたい」と考える人は多いでしょう。
しかし、友達に合わせるために、自分の実力や志望校に合わない塾を選ぶのはおすすめできません。
塾は勉強をするために通うものです。友達がいるからといって自分のレベルに合わない塾を選んでしまっては、高校受験の対策自体が上手くいかなくなってしまうかもしれません。
「友達と一緒」ということを優先すると、塾に通う目的を無視することになります。
塾通いで達成したい目標に目を向け、受験と遊びの切り替えをしっかりと行えるようにしましょう。
安さだけを選ぶ基準にしない
お子さまを塾に通わせようと考えている保護者にとって、塾の費用は無視できないものです。「できるだけ費用を抑えたい」という気持ちがあるのも当然のことでしょう。
受験生本人も同様に、塾の費用が高額だと保護者に頼みづらいと感じるかもしれません。
しかし塾を安さだけで選んでしまうと、指導やサービスが不十分であったり、環境がよくなかったり、実績がなかったりと、高校受験対策が十分に行われない塾に入ってしまう恐れがあります。
また費用が安く見えても、それとは別で高額の教材費がかかることも考えられます。
トータルでは一般的な塾と変わらない、それどころか高くつくこともあるでしょう。
もちろん、必要以上に高額の塾を選ぶ必要はありません。大切なのは、コストパフォーマンスが高いかどうかです。
志望校の受験対策に必要なのはどんな塾で、どんなサービスがあるのかを吟味することで、塾選びがスムーズに行えるでしょう。
自宅からの距離を確認する
自宅から塾までの距離も、塾選びにおいては重要なポイントです。
塾が遠すぎると、塾に通うこと自体に疲れてしまうなど、負担になることが考えられます。距離が理由で塾通いが心理的負担になってしまっては、勉強どころではありません。
通うのに時間がかかりすぎる塾は、あまりおすすめできません。
しかしながら、近ければよいというわけではありません。
塾への移動中に「勉強モード」に切り替わるという人も多いものです。自宅から近すぎると気持ちの切り替えが上手くできないということも考えられます。
「通いやすい距離」「気持ちの切り替えにちょうどよい距離」には個人差があるため一概にはいえませんが、「ちょうどよい距離」であることも塾選びにおいては押さえておきたいポイントといえるでしょう。
まとめ
高校受験対策は、早いうちから始めるほど有利に進めることができます。そのため、1年生から高校受験を意識して勉強に取り組んだり、勉強する習慣をつくったりすることが大切です。また、高校受験対策に必要だと感じれば、塾通いを検討するのもよいでしょう。
塾に通うと勉強する習慣が身につくだけでなく、入試に関する情報が得られたり、切磋琢磨し合える仲間と出会えたりします。
また塾という環境があることで、自然と勉強に集中できるでしょう。
高校受験は、受験生も保護者も何かと大変な思いをすることが多いです。
部活動との両立や受験情報の収集など、受験生自身でこなしていくには難しいこともあるでしょう。
明光では、生徒一人ひとりに寄り添った授業カリキュラムを用意し、高校受験に必要な情報やノウハウを生徒、保護者の両方と共有しています 提供しています。
高校受験対策として塾通いを検討している人は をご検討の方は、ぜひ明光に お気軽にお問い合わせください。
この記事を家族や友人に教える
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