2025.07.01
高校説明会・高校見学に必要な持ち物、服装やマナーについて解説

「高校説明会って、どんな服装で行けばいいの?」「持ち物って何が必要?」
そんな不安を感じる中学生や保護者の方も多いのではないでしょうか。
実は、高校説明会には必須の持ち物や好印象を与える服装のマナーがあります。
初めて参加する方も安心できるように、この記事では
・ 高校説明会に必要な持ち物(チェックリストつき)
・ 服装マナー(中学生・保護者別)
・ 季節や天候に合わせた準備ポイント
をわかりやすく解説します。この記事を読めば、当日焦ることなくスムーズに説明会に参加できます!
高校見学の持ち物は「見学で何をするか」で決まる!
初めての高校見学。
「何を持っていけばいいの?」と悩む人も多いのではないでしょうか。
実は、持ち物は見学先での「体験内容」によって変わります。
まずは、高校見学でどんなことをするのかを知るところから始めましょう。
学校施設の見学
校舎を歩きながら、教室・体育館・図書館などの施設をチェックします。
清潔感や設備の整い具合を確認して、「ここに通ったらどんな毎日になるかな?」と想像してみましょう。
気になったポイントは、後で振り返られるようにメモを取るのがおすすめです。
授業の見学、体験
高校生が授業を受けている様子を見学したり、実際に自分が高校の授業を体験したりできます。実際の授業や教室の雰囲気を知ると、入学後の学校生活をイメージしやすくなります。
体験授業の際にはプリントや資料などが配られることもあるので、きれいに持ち帰れるようにクリアファイルを準備しておきましょう。
部活動の見学
高校見学では、部活動も見学できます。部活動によっては見学だけでなく体験も行っていることがあるので、積極的に参加しましょう。
また、高校の体育祭や文化祭などの行事は一般の人でも参加できることがあるため、高校見学の一環として、実際の学校の雰囲気を楽しむのもよいでしょう。
高校によって持ち物が変わってくる
商業系や工業系、農業系などの専門高校では、専門ならではのレクリエーションが行われることがあります。
例えば農業系の高校であれば、動物の餌やり体験のようなイベントが行われることもあるので、汚れてもよい服装のほうがよいでしょう。
また、体験授業が予定されている学校なら筆記用具は必須です。
案内に「必要な持ち物」や「服装の指定」が書かれていることもあるので、事前に必ずチェックしておきましょう。
高校説明会の持ち物リスト【忘れずに準備しよう】
学校側から持ち物を指定された場合は、まずそれを優先して用意しましょう。
その他、「指定されていなくても持って行きたいもの」を紹介します。
かばん
見学会や説明会では、パンフレットや資料、体験授業のプリントが配られることがあります。
A4サイズがしっかり入るかばんがおすすめです。普段使っている通学かばんでも大丈夫です。
メモ帳・ノート
校舎の印象や先生の話など、気づいたことはすぐメモしましょう。
複数校を見学する場合は、後で見比べるのにも役立ちます。
また、事前に「聞きたいことリスト」を書いておくと、当日質問しやすくなります。
筆記用具
シャーペン・赤ペン・消しゴムなど、最低限でOK。
「何も書かずに帰って、全部忘れてしまった…」なんてことにならないように、しっかり準備しておきましょう。
上履き
高校によっては、土足禁止で上履き持参が必要な場合もあります。
上履きを忘れてしまうと学校にスリッパを借りることになり、あまり印象がよくありません。
ただし、「高校見学時に上履きは不要」とする高校もあるので、事前に案内やホームページなどで確認しておきましょう。
クリアファイル
高校見学時には多くの場合資料やプリントが配られますが、そのままかばんに入れてしまうと紙が折れ曲がったり、他の荷物に押されてしわくちゃになったりすることがあります。
資料をきれいに持ち帰るために、クリアファイルを持って行きましょう。
2〜3枚持っていくと、資料を分けて保管できて便利です。
交通費・お金
高校見学の際は、電車やバスなどの公共交通機関を利用するのが原則です。
したがって、往復にかかる交通費を事前に調べておきましょう。
午前から午後にまたがる日程のときは、昼食代や予備のお金も少し用意しておくと安心です。
飲み物
高校見学はいつもとは違う環境で行われるため、想像以上に緊張します。
お茶か水を持参しておくと、こまめに水分補給ができます。
スマホ
写真で記録するのに便利です。
ただし、スマホの使用ルールは学校によって異なるため、事前に確認をしましょう。
また、持ち込みOKの場合でも見学中は必ずマナーモードにしておきましょう。
ハンカチ・ティッシュ・マスク
ハンカチやティッシュはエチケットの面から考えても、必ず持って行きましょう。
マスクは現在任意の学校が多いですが、心配な方は持っておくと安心です。
高校見学・高校説明会の服装は?
受験生の服装
受験生は、基本的に中学校の制服で参加するのが無難です。ただし清潔感と正しい着こなしが重要です。
・男子:シャツは裾をきちんと入れ、詰襟は上まで留め、ズボンは腰穿きではなくベルトをウエストで締めましょう。
・女子:制服のスカートは規定の長さで。派手なヘアスタイルやアクセサリーは避け、靴下は白が基本。靴は黒ローファーや白スニーカーを選び、派手さは控えて清潔感を心がけてください。
保護者の服装
保護者はフォーマルすぎず、かといってカジュアルすぎない装いが望ましいです。
・男性保護者:スーツがベストですが、ジャケット+チノパンなど落ち着いた色のスタイルでもOK。派手なシャツやデニムは避けましょう。
・女性保護者:スーツやきれいめのジャケット、シャツ×パンツ・スカート、ワンピースなどで清潔感を重視。パステルカラーなどの明るめの色味も、柔らかい印象を与えられて好ましいです。
高校見学・説明会の事前準備|当日をスムーズにするために

高校見学や高校説明会では、持ち物や服装の準備だけでなく、当日を有意義に過ごすための事前準備が大切です。ここでは、特に押さえておきたいポイントをご紹介します。
高校見学・高校説明会の日程管理
高校見学や説明会は、夏から秋にかけて集中して開催されるため、スケジュールの調整が重要です。
予約が必要な場合もあるため、申し込みは余裕を持って行いましょう。
質問することを決めておく
限られた時間の中で情報をしっかり得るために、聞きたいことをまとめておくことをおすすめします。
事前にホームページやパンフレットに目を通し、聞きたいことをリストにまとめておきましょう。
・ 大学への進路状況
・ 高校の年間行事
・ 部活動について
通学経路を調べておく
当日迷わないように通学経路を調べておきましょう。
電車やバスなどを利用する場合は、運賃も把握しておきましょう。
高校見学・高校説明会の際はマナーを守ろう
当日を有意義に過ごすために守るべきマナーを紹介します。
ケガや病気で欠席する場合は必ず連絡する
参加できなくなった場合は必ず学校に連絡を入れましょう。
無断欠席は悪印象の原因にもなりかねません。
私語を控え、スマホを触らない
高校見学・高校説明会中の私語は厳禁です。
また、どうしてもスマホを操作しなければならない場合はその場を離れて行いましょう。
展示品や掲示物には触れない
工業系のような専門高校では、生徒の作品を見学できることがありますが、「手に取ってご覧ください」といった許可がない限り、触れてはいけません。
交通機関での来校を心がける
多くの学校では、車やタクシーでの来校を禁止しています。
高校見学・高校説明会に行く際は、電車やバスなどの公共交通機関を利用するようにしましょう。
やむを得ない場合は学校から少し離れた場所で降車して徒歩で向かうようにしましょう。
高校見学で見るべきポイントとは?
せっかく時間を割いて高校見学に行くなら、志望校を決めるためのポイントをチェックしましょう。
教室の様子や雰囲気
教室が清潔に保たれているか、整理整頓がされているかを見ると、その学校の生活環境が分かります。授業の雰囲気や生徒の姿勢も観察して、自分がその教室で学んでいる姿を想像してみましょう。
部活動の様子
どのような部活があり、どんな雰囲気で活動しているのかを見てみましょう。体験ができる場合は、積極的に参加するのもおすすめです。「楽しく活動できればよい」「成果を出すことにこだわっている」など部活によって活動方針が異なる場合があります。活動方針が自分に合っているかも確認しましょう。
先生ごとの授業の様子
授業の進め方は先生によって異なり、大きく「対話型」と「講義型」に分かれます。
対話型とは、先生が生徒と一緒になって考えたり、先生が生徒の発言を授業内容に取り入れたりする授業のことです。授業が対話型であれば、生徒は「授業に参加している」という意識を持ちやすく、主体的に授業を受けられます。
一方で講義型の授業は、基本的に先生だけが話し、板書や教科書の読み上げによって授業を進めていくスタイルです。生徒側は話を聞くだけなので、対話型と比べると退屈に感じてしまうこともあります。
どちらにもメリットとデメリットがあるので、自分がどちらのタイプの授業が合うのか、見極めが必要です。
通学のしやすさ
通学にかかる時間や交通手段の便利さも重要なポイントです。遠くても通いやすい場合もあれば、近くても乗り換えが多く負担に感じることもあります。実際に通学ルートを使ってみると、より現実的な判断ができます。
学校の施設や設備
図書館やグラウンド、実験室などの設備が充実していると、学校生活がより快適で充実したものになります。校舎や教室の清潔さも合わせてチェックしておきましょう。
高校説明会にオンライン参加しよう
近年、オンラインで実施される高校説明会が増えてきました。自宅にいながらスマホやパソコンで参加できるので、移動の手間がなく、気軽に高校の情報を得ることができます。予約が必要なケースもあるため、事前に各高校の公式サイトをチェックしましょう。
オンラインならではのメリットもたくさん
オンライン説明会では、学校の先生や職員から直接話を聞ける機会があり、パンフレットやホームページでは分からないリアルな情報を知ることができます。
質疑応答の時間が用意されている説明会もあり、気になることをその場で質問できるのも魅力です。
また、どこからでも参加できるので、遠方の高校の説明会にも気軽に参加でき、複数校を比較する際にも便利。交通費や移動時間を節約できるのは大きなメリットです。
気になる学校は実際に見学してみよう
オンライン説明会で興味を持った高校は、実際に足を運んで見学するのがおすすめです。事前にオンラインで情報を得ておくことで、見学時には注目ポイントを絞って効率よく学校の雰囲気を確認できます。
また、オンライン説明会に参加しておくと、当日質問したい内容を整理しやすくなり、見学の充実度もアップします。
まとめ
高校見学を有意義なものにするためには、服装や持ち物など、事前の準備が欠かせません。今回ご紹介したポイントを参考に、しっかり準備して見学に臨みましょう。
高校を選ぶ際は、保護者とお子さまの考え方が異なることもあります。見学のあとには、感じたことや気づいたことを親子で共有し、進路についてじっくり話し合う時間を持つことが大切です。
最終的に高校へ通うのはお子さま自身です。意見が分かれた場合は、保護者の方がまずお子さまの気持ちを尊重し、冷静に向き合いながら選択肢を一緒に考えていきましょう。
高校見学は、進路を考える大きなきっかけにもなります。少しでも気になる高校があれば、積極的に参加してみてください。きっと、将来につながるヒントが得られるはずです。
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