2022.07.13 2023.10.09
小学校で英語教育を受けるメリットとは?デメリットを克服できるベストの教え方
2020年に学習指導要領が改訂され、学校教育の内容は大きく変化しました。小学校においては英語教育の義務化が大きなポイントですが、小学生が英語教育を受けることでどのような効果があるのでしょうか。本記事では、小学校で英語教育を受けるメリットや注意点を解説します。
小学校から英語教育を受けるメリット
小学校から英語教育を受けることは、お子さまの成長にとってさまざまな価値をもたらします。ここでは、主なメリットを3つお伝えします。
音声的な能力は早く始めるほど身につく
まず、最も大きなメリットは、幼少期から英語を学ぶことで「英語耳」や「英語脳」を育てられることです。
英語脳は英語を日本語に変換せず直接理解できる能力のことを指しますが、この能力は年齢が低いときほど育てやすく、13歳以降は難しくなるといわれています。
そのため、言語などのコミュニケーションに求められる能力を高めるには、年齢を引き下げることが重要になります。
また、日本人の英語は「読めるだけで話せない、聞き取れない」といった欠点を持つことが多いといわれますが、英語の発音やイントネーションを聞き分ける英語耳を持っていないのが1つの原因です。
幼少期から英語に触れることで自然と英語耳が身につくため、実践的な英語を使えるようになります。
早期から異文化に触れることでグローバルな感覚が育つ
英語教育で学ぶさまざまな事柄を通じて、お子さまが異文化に触れられることもメリットの1つです。
人間は知らないものに恐怖を抱くので、異文化を知らないままだと外国に対するネガティブな印象を持ちやすくなります。
その点、英語を通じて幼い頃から異文化に触れておくことで、外国の文化を受け入れる下地ができ、適応する柔軟性が身につくでしょう。
世界情勢の変化により、今の時代はグローバルに活躍できる人材が求められるため、語学を習得するのと合わせて将来の役に立つでしょう。
中学英語でつまずきにくくなる
近年では、英語への社会的要請が強まっており、要請に応えるために中学校の英語教育は高度化が進んでいます。
特にコミュニケーション能力を伸ばすため、授業中は英語しか使わないといった取り組みが行われており、中学校の授業につまずくお子さまが増えているのが現状です。
そのため、中学校の授業に向けた準備として、小学校のときから英語に触れておくことが求められています。
子どもが学校以外でも英語教育を受けるメリット
このように、小学校での英語教育は、お子さまの英語能力を伸ばすうえで効果的ですが、小学校の授業には限界があり、十分な勉強ができるとは限りません。
学校以外でも英語教育を受けるのはさまざまなメリットがあるため、お子さまの状態にあわせて教育の機会を設けてあげるとよいでしょう。 ここでは、学校以外で英語教育を受けるメリットを紹介します。
「本物」の英語に触れる機会を補える
英語教育において、音声的な能力やコミュニケーション能力を高めるには「本物」の英語に多く触れることが必要です。
小学校でも数々の工夫を行ってはいますが、限られた授業時間で集団授業を行う都合上、どうしても英語を使ったコミュニケーションの機会は少なくなるので、学習効率にも限界があります。
そのため、より実践的な英語の聞き取り、会話を行う頻度を上げるために、ネイティブの英語に直接触れる機会を増やしてあげることが望ましいといえるでしょう。
成績がつくようになったことへの対策になる
2020年から実施された新学習指導要領では、小学3年生から英語の勉強を行いますが、5・6年生では「教科」として成績がつけられるようになりました。
英語が成績に直結するため、学校以外での英語教育を行うことで、成績を伸ばす可能性が高まります。
内申書として進路にも影響するため、決めた進路に向けて準備をするのであれば、英語学習は1つの手段となるでしょう。
学習習慣を身につける機会になる
勉強の習慣を身につける機会としても、英語学習は効果的です。
英語は「聞く・話す」といったコミュニケーションが中心となるため、勉強として始めやすく、毎日の学習習慣づくりにつながりやすいといえます。
家庭やアフタースクールなどで学ぶことで、学校以外で勉強する習慣が自然に身につくようになるでしょう。
学習習慣はすべての基礎として一生の財産となるため、英語学習を機にお子さまの習慣作りをサポートすることをおすすめします。
中学受験で役に立つ
英語必修化やグローバル人材育成などの観点から、中学受験でも英語が課されることが増えつつあります。
現在は、英語学習が始まったばかりということもあり、中学受験における英語の難度は高くありません。
しかし、幼少期から英語に触れて自然なコミュニケーションを身につければ、英語の基礎力を高めることにつながるため、中学受験でも有利に働くでしょう。
そのため、中学受験を考えている場合は、アフタースクールで英語に親しむ時間を取ることをおすすめします。
小学校から英語教育を受けるデメリットと注意点
先述した通り、小学校から英語教育を受けることにはさまざまなメリットがありますが、お子さまのやる気がないまま英語教育を受けさせると逆効果になってしまう場合もあります。ここからは、想定される主なデメリットや注意点についてお伝えします。
勉強嫌い・英語嫌いになってしまう
最も懸念することは無理に勉強をさせた結果、勉強嫌いや英語嫌いになってしまうことです。
特に小学校低学年では勉強そのものに慣れていない場合もあるため、徐々に習慣化していく必要があります。
小学生の時点で勉強や英語にマイナスイメージを持たせてしまうと、中学・高校生になっても苦手意識を持ってしまいます。そのため、無理はせず「楽しむ」ことを重視して勉強させるとよいでしょう。
短期的な成果を求めない
幼少期は日本語にも慣れていない状態であり、英語を学ぶ際も話せるようになるまでには長い時間がかかります。英語教育を始めたからといって短期的な成果を求めるのではなく、長期的な視野にたって見守るようにしましょう。
保護者が勉強としての成果を求めるとお子さまの学習に対する意欲が下がってしまうため、長期的な視野に立って見守ることが大切です。
大きな成長を求めるのではなく、少しずつ成長している部分を見つけてほめてあげましょう。
日本語に悪影響が出るおそれがある
幼少期から英語学習を行うことで、日本語の習得に悪影響が出る可能性もあります。
小学生は日本語を学校や日常のなかで学んでいる最中です。そのなかで、異なる言語である英語を無理に勉強させてしまうと、どちらの言語も中途半端になってしまいます。
論理的思考能力を身につけるには、ベースとなる日本語をしっかり学ぶ必要があるでしょう。2か国語を話せるが論理的思考力に欠ける「セミリンガル」にならないためにも、英語にこだわるのではなく、日本語も含めた総合的な能力やコミュニケーション能力を高めることが大切です。
英語教育はいつから始めるのがよい?
幼少期から英語教育を学ばせることはさまざまなメリットがあるため、早い段階で英語に触れることがおすすめです。ここからは、英語教育を始める最適なタイミングについて紹介します。
語学のスタートは早いほどよい
冒頭でも解説した通り、音声的な能力の習得は早ければ早いほど有利であるため、英語学習のスタートは早いほうがよいでしょう。
幼少期であれば言語をスムーズに理解できるため、学習効率が高くなります。そのため、英語に「触れさせる」機会は未就学のうちから設けることをおすすめします。また、本格的に英語を学び始めるのは年少から小学校低学年が理想のタイミングといえます。
英語教育を始めるタイミングについてより詳しく知りたい方は以下をご一読ください。
「学校での英語教育はいつから始まった? 歴史から最新事情まで紐解きます!」
お子さまのレベルに合わせた英語教育を学ばせましょう
お子さまの英語教育には配慮すべき事柄も多いため、お子さまのやる気がないまま英語学習を始めるのはおすすめしません。
「お子さまが楽しめる」「保育としても充実している」「ネイティブやバイリンガルに触れられる」などのポイントを押さえた学習環境を用意するとお子さまの学習効率が高まります。
明光キッズeでは、少人数のクラスを組み、ネイティブ&バイリンガルの講師がダブル体制でサポートすることで、1日最大5時間の活きた英語を学べます。
勉強の習慣化から英検対策まで、お子さまのレベルに合わせた学習に対応しています。詳しいサポート内容が気になる方は、お気軽にお問い合わせください。
まとめ
小学校での英語学習は、英語脳や英語耳を身につけ、英語の理解力を高める効果があるほか、異文化に触れてグローバルな感覚を養えるメリットがあります。
小学校では、英語だけでなく日本語などの勉強すべき内容が多いため無理は禁物ですが、基本的に早いうちから学校以外で英語の勉強を始め、学校の授業に対応できる下地を作るとよいでしょう。
学校外での英語学習方法でお悩みの場合は、「明光キッズe」の利用をおすすめします。
楽しみながら活きた英語を学ぶ環境を用意しているため、効率的に英語学習が行えます。
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