高校生

2021.03.01      2023.10.05

大学受験の勉強はいつから始める?いつどんな勉強をすべき?

大学受験の勉強はいつから始める?いつどんな勉強をすべき?

大学受験を成功させるためには、膨大な勉強量とそれ相応の勉強時間が必要と考えている受験生も多いのではないでしょうか。
確かに大学受験は容易なことではないため、きちんと勉強時間を確保し、大学受験に焦点を合わせた勉強に着実に取り組むことが求められます。

大学受験の合格を目指すためには、いつ頃からスタートし、具体的にどんな勉強を進めていけばよいのでしょうか。この記事では、大学受験の勉強にまつわる疑問をご紹介します。

受験生は大学受験の勉強をいつから始めている?

高校生は学業と部活動を並行してこなしているケースがほとんどであり、いつ頃から受験勉強に腰を据えて取り組めばよいかというタイミングがわからない人も多いでしょう。
果たしていつから大学受験の勉強を始めるべきなのでしょうか。
2016年に株式会社マイナビが実施した、現役の大学生や大学院生、短大生を対象にしたアンケート調査 を参考に、受験生たちが大学受験の勉強をいつ頃からスタートしているのかチェックしてみましょう。

一番多いのは高校3年の春

アンケートの中で最も多かった回答が「高校3年の春」です。全く勉強しなかった(15.3%)という回答を除くと、「高校3年の春」と答えた18.0%に次いで、「高校3年の夏」と答えた人が13.0%の割合でした。春を迎えて高校生活も残すところ1年となり、受験や進学を本格的に意識しやすいタイミングといえるでしょう。

また、高校3年生の春から夏といえば、部活動も引退目前となります。部活動を引退するタイミングを機に、受験勉強を開始するというケースも多いようです。

約4割の回答者が「遅すぎた」と後悔

アンケート結果によると高校3年生から受験勉強を始めていたという回答が多かったのですが、そのうち、約4割もの人が「受験勉強を始めるのが遅すぎた」と回答しています。

このように勉強時間が少なかったことを後悔しているという回答者も少なくないため、データ通りだからといって「高校3年生から受験勉強を始めている人が多いから安心」とも限りません。

受験勉強は、早いうちから始めておくことに越したことはありません。

受験勉強はいつから始めるべき?

高校2年生の夏には本格的な受験勉強を始めることをおすすめします。また、できるだけ早い段階から短時間でも勉強する習慣を身につけるようにしておくと、受験勉強にもスムーズに取り掛かることができるでしょう。
特に難関大学を目指す場合は、もっと早くからの対策が必要になるでしょう。

高校2年生がすべき勉強とは?

大学受験に向けた勉強は、段階を踏んで的確に進めていくことが大切です。効率よい受験勉強を進めていくためには、高校2年生のうちにどのような勉強に取り組めばよいのでしょうか。
高校2年生で取り組んでおきたい勉強法について解説します。

基礎を確実に固める

受験勉強において最も重要となるのが基礎力です。多くの科目において、基礎が十分に固まっているかどうかが受験結果を大きく左右するポイントとなります。

高校2年生の段階ではまだ志望大学が確定していない人もいるでしょう。
そのため、高校2年生のうちは志望大学に特化した勉強よりも、高校1年生までの内容を復習したり、基礎問題を確実に解けるようにしたりと、まずは基礎を固めることに注力しましょう。

英語に重点を置く

英語はどの大学受験においても、学部や学科を問わず出題されるため、受験生全員が勉強しておかなければならない科目です。

しかし、英語は習熟するのに時間が必要となり、基礎がきちんと構築されていないと、大学受験に焦点を合わせた勉強内容に進むことはできません。

英語を効率よく勉強していくためには、高校2年生までに基礎を構築しておくことが必須です。教科書や基礎に特化した参考書や問題集を繰り返し行い、基礎を完璧に固めることを目指しましょう。まずは英単語・英文法を中心に英語の土台を築きましょう。

塾が必要となるケース

高校2年生の段階で基礎力が著しく不足している場合や、そもそも勉強習慣が身についていないという場合は、この時期に塾に通い始めるのも1つの方法です。

基礎力を最初から身につけるとなれば、相当な時間を要することとなり、独学では他の受験生に追いつくのも一苦労です。また、勉強習慣がついていない場合は、大学受験に備えた勉強を始めなさいと唐突にいわれても難しいでしょう。

塾に通うことで、必然的に勉強しなければいけない時間ができるため、勉強する習慣がつきやすく、プロの指導により効率よく基礎を固める勉強を進めることができます。
高校2年生の段階から塾に通い始めることで、本格的な受験勉強にもスムーズに切り替えていくことができるでしょう。

高校3年生の勉強はどう進めればよい?

次に、いよいよ受験本番となる高校3年生の勉強方法についてです。
高校3年生では、本腰を入れて受験勉強に取り組まなければならないため、時期に応じた綿密な勉強スケジュールが必要となります。

高校3年生で行うべき勉強内容について解説します。

高校3年生の夏までの勉強は?

高校3年生の夏までには、基礎固めまで終わらせておくのが理想です。高校2年生から取り組んでいる基礎固めを継続して行い、受験に必要なすべての科目の基礎を身につけておきましょう。

また、夏休みは受験勉強のスパートをかけるタイミングです。これまで受験勉強が思うように進まなかったという人も、追い込みをかけるチャンスです。

夏休みの過ごし方は大学受験の結果を大きく左右するポイントとなるため、夏休み中はしっかり勉強スケジュールを立てて、毎日しっかり受験勉強に取り組むようにしましょう。

高校3年生の秋からの勉強は?

高校3年生の秋ごろからは、志望大学を意識した勉強内容に取り組んでいくことが求められます。これまでにしっかり固めた基礎を足がかりとしながら、応用問題に取り組んでいきましょう。

ただし、焦りは禁物です。基礎力が定着していない状態で、どんなに難しい問題を解いても学力は伸びません。秋になったから、受験が近づいてきたからと焦らず、基礎を固めることを優先し、学力の土台を築きましょう。

また、高校3年生の秋となれば、ほとんどの人が志望大学を絞って受験勉強に励んでいる時期となります。志望大学の特色に合わせた勉強を進めていくことも必要です。
大学受験までのプロセスをいかに意識して取り組んでいけるかがポイントといえるでしょう。

志望大学の対策をしながら、苦手な単元・科目は基礎に戻って復習し、演習問題を多く解いて学力を伸ばす。
この二つの学習を繰り返し行っていくことが重要です。

高校3年生になるまで全く勉強していなかった場合は?

中には、部活動やプライベートに忙しく、高校3年生になるまで全く勉強をしてこなかったという人もいるでしょう。高校3年生になって勉強をスタートするとなれば、すべての教科を基礎から習得するのは至難の業です。

高校3年生から勉強をスタートする場合は、今から勉強しても間に合う教科・科目に絞り込み、その絞り込んだ科目で受験できる大学や学部を選定するのも1つの手です。

また、既に受験勉強を始めている受験生たちとは異なり、いかに効率よく受験勉強を進めていくかが重要です。
独学での勉強や独自のプランニングだけでは効率よく受験勉強を進めていくことは難しいため、塾の利用は必須となるでしょう。
高校3年生から受験勉強を始め、確実に志望大学に合格したいという受験生は、受験のプロの力を借りてみてはいかがでしょうか。

大学入学共通テスト終了後の勉強は?

大学入学共通テスト終了後の勉強は?

今後の大学入試では、ほとんどの受験生が大学入学共通テストを受けることになり、それを重点に戦略を練っていくことでしょう。しかし、大学受験は大学入学共通テストが終わってからがいよいよ大詰めとなります。

大学入学共通テスト終了後は、一番の踏ん張り時であり、この大切な期間をいかに有効活用できるかが、志望校合格へのカギです。
最後に、大学入学共通テスト終了後の勉強方法について解説します。

大学入学共通テストから二次試験までの勉強時間

大学入学共通テストが終わったら、1ヶ月ほど期間が空いたのち、各大学の一般選抜が開始されることが多く見込まれます。一般選抜までの1ヶ月は、受験勉強の追い込みをかけるラストチャンスです。

受験する大学に的を絞った対策を

大学入学共通テストが終わったからといって落ち着いてしまわずに、志望大学に特化した勉強内容を繰り返し行い、対策を強めていきましょう。

ここまでくれば、あとは志望大学合格に焦点を当てて、ひたすら勉強を進めていくのみです。本番の試験までの間は志望大学の過去問と苦手科目・単元の復習を繰り返し行い、受験本番に向けて万全な態勢で勉強に取り組んでいきましょう。

まとめ

受験勉強は早く始めれば始めるほど有利です。
勉強習慣がなかなか身につかないという人も、早い段階から塾を利用することで、自然と身につき、万全の状態で受験勉強をスタートすることができます。

明光では、受験生一人ひとりの個性を活かした勉強カリキュラムを用意し、志望校に合わせて徹底したサポートを行います。大学受験に向けて効果的な勉強方法をお探しの方は、ぜひ一度ご相談ください。

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