2024.05.16
近年の大学の選び方は?調査で判明した実態も紹介!

大学にはそれぞれの特色があり、選択肢となる学部や学科も近年ますます多様化しています。また、志望校を選ぶポイントも知名度、偏差値、キャンパスの雰囲気など多岐にわたり、何を重視して志望校を決めればいいのか悩ましいところです。
とはいえ志望校を決めないと受験勉強に身が入りませんし、効率的な受験対策は難しいです。
また、志望校選びは、自分に合った大学や学部に入るためだけではなく、これからの人生をよりよくするためにも重要な問題です。
そこで明光義塾が実施した、「志望校選びで重視するポイント」や、「オープンキャンパスに対しての期待」など、高校生の志望校選びについての実態調査と共に、大学の選び方について解説します。後悔しない志望校選びのために、高校生の子どもを持つご家庭にとって参考になれば幸いです。
志望校選びのポイントとは?
志望校を選ぶために重要なポイントは大きく2つで、「自分の関心」と「学校の情報」です。
学びたいことが決まっている場合、それを学べる学校や学部、学科やゼミまで調べてみましょう。また、将来やりたい仕事がある場合、そのために必要な資格や知識を身につけられるところを同様に調べてみましょう。
そのほかにも自身の成績と照らし合わせて現実的に合格できるか、試験の形式と試験科目についても検討が必要です。家庭的な観点から言えば、合格しても学費を払っていけるかも検討しなければなりません。
参考に進学を希望している高校生とその保護者732名に志望校選びで重視していることを質問した結果をご紹介します。
Q. 志望校選びで重視していることは何ですか?(n=732、複数回答方式)

子どもの最多回答は「設置学部(33.2%)」、次に「偏差値(29.6%)」、「卒業後の進路(20.5%)」と続きました。
保護者の最多回答では「学費(30.3%)」、次に「卒業後の進路(27.3%)」、「利便性(20.1%)」と続きました。
この結果から、子どもと保護者の間で志望校選びの観点に違いがあることがわかります。
いつまでに志望校を決める?
「いつまでに志望校を決めればいいの?」、「ウチの子はまだ志望校を決めてないけど大丈夫かしら」とお悩みのご家庭は多いのではないでしょうか。
志望校決めは早ければ早いほどいいですが、高校2年生の夏には決めておくことをおすすめします。
高校3年生になると受験勉強により多くの時間を費やすため、早いうちに志望校を決めておくと効率的な受験対策ができますし、志望校選びに時間を割かなくて済みます。
参考に高校生がいつまでに志望校を決めたのかを保護者に質問した結果をご紹介します。
Q. お子さまが志望校を決めた時期を教えてください。

調査結果からも、62.3%と多くの高校生が高校2年の3学期までに志望校を決めているということがわかりました。
※学齢は調査していないため、調査結果に高校1,2年生が含まれている可能性がございます。
志望校選びのための情報はどう取得する?
ここまで、志望校選びのポイントやいつまでに志望校を決めればいいのかを解説しましたが、いざ志望校選びを始めようとしても、学校の情報をどう取得すればいいのかわからないというご家庭は多いのではないでしょうか。
Q. あなたにお子さまが進路・進学に関する相談をする場合、あなたはお子さまにとって有益なアドバイスができると思いますか?(n=800、単一回答方式)

事実、保護者がお子さまに進路・進学に関して有益なアドバイスができるかという質問に対し、「できると思う」(できると思う:8.0%、どちらかというとできると思う:29.1%)と答えたのは37.1%でした。
ある程度行きたい学校、学部が絞り込まれたら、オープンキャンパスに行くことをおすすめします。遠方の大学に限らずかなり時間を使うため、受験勉強が本格化する前に行くのがいいでしょう。
オープンキャンパスでは実際に大学に行って、キャンパスの環境や施設、学生や教授の雰囲気などを肌で感じることができます。
また、複数の大学のオープンキャンパスに行くことで客観的に大学を評価することができます。
Q. お子さまや保護者の方はオープンキャンパスに参加したことがありますか?(n=800、単一回答方式)

Q. あなたがオープンキャンパスに期待していることを教えてください。(n=800、複数回答方式)

調査の結果から半数以上のご家庭がオープンキャンパスに参加していることがわかります。オープンキャンパスに対しての期待としての最多回答は「学校の雰囲気や特徴を知れる」ことでした。
まとめ
今回は高校生の子どもを持つご家庭向けに大学の選び方について解説しました。選択肢が増えるにつれて悩みも尽きないものですが、後悔の無い志望校選びをするための参考になれば幸いです。
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