2025.07.03
【無料テンプレート付き】勉強計画の立て方|効率的な学習を実現する勉強計画表とは?

「勉強しなきゃ」と思っても、いざ机に向かうと何から始めればいいかわからない…そんな経験はありませんか?
実は、成績アップに欠かせないのが“計画的な学習”です。
目標に向かって着実に前進するには、勉強計画をしっかり立てることが大切。
とくに、見える化された勉強計画表を使えば、日々の勉強がスムーズに進み、モチベーション維持にもつながります。
この記事では、勉強に役立つ勉強計画の立て方をステップ形式でわかりやすく解説。
さらに、すぐに使える勉強計画表の無料ダウンロードテンプレートもご用意しています。
「どんな計画を立てればいいの?」「勉強計画表をどう使えばいいの?」という方も、この記事を読めば今日から実践できるようになります!
勉強計画表を作る4つのメリット
効率的に学習を進めたいなら、勉強計画表は非常に強力なツールになります。勉強計画表がもたらす4つのメリットについて紹介します。
やるべきことがひと目でわかる
毎日勉強を始めようと思っても、「何から手をつければいいのかわからない」という状態では無駄に時間を過ごしてしまいます。あらかじめ勉強計画表に1日の学習内容を書き出しておけば、その日のやるべきことが明確になり、スムーズに学習へ移れます。
「今日はこれ」「明日はこれ」といった形で目標が可視化されることで、集中力も高まり、勉強への取りかかりがぐっと楽になります。
目標に向かって焦らず取り組める
試験直前になって「あれもやってない、これもできていない」と焦るのは、多くの場合、計画不足が原因です。
日頃から計画的に勉強していれば、試験当日も余裕を持って臨むことができます。また、計画を立てる際にテスト範囲をきちんと確認しておくことで、勉強漏れや範囲の勘違いも防げます。
小さな達成を積み重ねることでモチベーションが続く
「今日は予定通りに終えられた」という実感が、勉強のやる気を保つうえでとても重要です。
勉強計画表を使えば、自分がどれだけ学習を進められたかを“見える化”でき、達成感を味わえます。小さな成功体験が積み重なることで、学習への前向きな気持ちが続きやすくなります。
特に受験勉強など長期間にわたる場合、このモチベーションが貴重な原動力になります。
勉強する習慣がつきやすくなる
何をどのくらいやるかが明確になっていれば、勉強が“生活の一部”として定着しやすくなります。とくに、これまで学習の習慣が身についていなかった人ほど、計画表による学習管理が効果的です。
毎日の勉強がルーティン化されることで、無理なく勉強を続けられるようになります。
わかりやすい勉強計画表の作り方
勉強計画を作る際は、自分に合った勉強計画を立て、わかりやすくまとめることが大切です。「見やすい・わかりやすい・取り組みやすい」の3つの要素でまとめられた勉強計画表を作るコツを解説します。
大きな目的と小さな目標を決める
最初に「志望校合格」や「通知表でオール5を取る」といった大きな目的を設定しましょう。その上で、目的達成に必要な具体的な目標を立てていきます。
例えば「模試で80点以上を取る」「1日5ページ問題集を進める」など、自分が取り組みやすい目標を数値や期限とセットで考えると効果的です。
1日のうちで勉強できる時間を記入する
無理な勉強スケジュールを組んでしまうと、長くは続きません。無理なく計画的に勉強を進めていくためには、自分が1日のうちで勉強できる時間を把握し、その時間に合わせて勉強計画を立てることが大切です。
特に部活や習い事がある人は、毎日勉強に割ける時間が不安定になりやすく、毎日同じ時間で勉強計画を立てていると、やがてその計画をこなせなくなってしまいます。
勉強計画表には1日ごとに勉強に割ける時間を記入し、勉強時間に合わせて勉強内容のボリュームを調整しましょう。
1日ごとの勉強計画を立てる
勉強計画表では、設定した目標をもとに、1日ごとの勉強計画を立てていきます。 まずは科目ごとに何をすべきか書き出してみましょう。理解しやすいよう箇条書きでも構いません。
そのうえで、各目標までの残り日数を計算し、1日ごとに必要な勉強内容を考えてみましょう。日によって勉強に割ける時間を考え、1日ごとの勉強時間に合わせて細かく分配していきましょう。
自分が見やすいサイズで作る
勉強計画表は常に見直して意識することが重要です。自分が見やすいサイズで作成し、目に入りやすい場所に置いておきましょう。
机に貼る、手帳に挟む、スマホで管理するなど、自分にとって一番使いやすい形にするのがポイントです。
勉強スケジュールはシンプルなものにする
勉強計画表に書くスケジュールは、シンプルな内容にしましょう。
例えば「数学1時間、学習ワークを2ページ」「英語1時間、教科書〜から〜ページの復習」など、簡単に記入する程度で十分です。想定外のことを考慮して目標に対して逆算した形である程度余裕を持ってスケジュールを組めるようにしましょう。
勉強計画表をダウンロードして有効活用しよう
無料で使える勉強計画表のテンプレートを用意しました。
長期的に叶えたい目標と、その目標から逆算した今週の目標に分けて達成しやすい目標を書くようにしましょう。
紙に書くことで目標が具体化し、紙に書かれた目標を見返すことで目標が実現する可能性が高まるというハーバード大学の研究結果があります。目標を紙に書いていた学生は10年後にほかの学生より約10倍の年収になっていたそうです。
目標を書いたらそれぞれの曜日の欄に1日のうちで勉強できる時間と、その日にやる内容を箇条書きで簡単に書いていきます。その日やり終えた内容に棒線を引いて達成感を得られるようにしましょう。
こちらが勉強計画表のテンプレートとなっております。ぜひ印刷してお使いください。
勉強計画表テンプレート
勉強計画を立てるときのポイント

勉強計画表を作るうえで何より気をつけたいのが、自分に合ったスケジュールを立てることです。自分に合う勉強計画を立てるコツを解説します。
勉強量を重視する
勉強内容を決める際は、勉強時間よりも勉強量を重視しましょう。
実のある勉強時間を過ごすためにも、勉強時間の長さにこだわるのではなく、「〇月までに参考書を2冊終わらせる」「これまで取り組んだ参考書を解き直す」など、具体的な勉強内容や勉強量を意識したスケジューリングにします。
無理なく続けられるスケジュールにする
計画を立てている段階では、あれこれ詰めようとしがちですが、いざ勉強に取り組んでみると、量が多すぎて1日ではこなせなかったり、集中力が続かなかったりするケースもあります。
無理のないスケジュールを組むには、1日の勉強量は余裕を持って見積もった勉強計画を立てるのがおすすめです。また、苦手科目に割く時間は長めにしたり、苦手科目と得意科目を交互にしたりするなど、勉強に取り組みやすい内容を考えてみましょう。
復習に取り組む日を作る
勉強計画の中には、復習する日も設定しましょう。1回の勉強ですべての知識が定着するということはほとんどありません。学習したことをしっかり身につけるためには、繰り返し学び、記憶を定着させることが大切です。
1週間のうちまたは1日の勉強時間のうちに復習にあてる時間を設けるように、意図的に時間を作るようにしましょう。
調整日(時間)を作る
勉強計画は、すべて計画通りに進むとは限りません。そこで、後で軌道修正ができるよう勉強計画の時点で対処しておく必要があります。
勉強の進み具合が遅れてしまった場合に対応するための調整時間として計画の無い時間を作りましょう。
休むも計画に含める
勉強の詰め込みすぎは、身体的にもメンタル的にも悪影響を及ぼします。
心身ともに健康な状態で勉強に励むためにも、勉強しない日や休憩時間なども、勉強計画に含めておきましょう。
第三者にアドバイスをもらう
「どんな勉強計画が自分に合っているのかわからない…」という人は、先生や塾の講師など信頼できる第三者に相談してみましょう。学習のプロである彼らは、客観的な視点からあなたに合った勉強スタイルを提案してくれるはずです。
教室数・生徒数No.1の個別指導塾!
明光義塾では、生徒一人ひとりの状況や目標をもとに、面談を通じて一緒に学習計画を作成します。学習方法だけでなく、進路や試験対策に関するアドバイスも丁寧に行っています。
無料で勉強計画の相談をする
「やること」よりも「できること」を書いていく
がんばりたい気持ちが強いと、ついつい予定を詰め込みすぎてしまいがちですが、実現できなければ意味がありません。勉強計画を立てるときは、自分のペースや得意・不得意に合わせて「無理なくできること」から組み立てましょう。
苦手科目には余裕を持った時間を設定したり、1日の予定に少し“空白”を残しておいたりすることで、計画倒れを防げます。
勉強計画表は途中で修正していく
計画を立てたら終わり、ではありません。日々の勉強の進み具合や気分、体調に応じて、定期的に見直して柔軟に修正しましょう。
うまくいかない日があっても想像以上にうまくいった日があっても大丈夫です。大切なのは、立てた計画にとらわれすぎず、自分に合った形に“育てていく”ことです。
優先順位をつけて管理する
毎日限られた時間のなかで効率よく勉強するには、「今取り組むべきこと」と「あとで回してよいこと」を明確にすることが大切です。
たとえば、テスト直前には苦手な単元を重点的に復習する、スケジュール通りに達成できてないものから優先度の高いものを片付けるなど意識しましょう。
また事前に「今日中に必ず終わらせたいタスク」と「時間があれば進めたい内容」を分けて記入しておくと、優先順位が自然と明確になります。
休憩の取り方のコツ
集中力を保ちながら勉強を継続するためには、上手に休憩を取り入れることが欠かせません。長時間集中し続けようと無理をすると、かえって学習効率が落ちてしまいます。ここでは、効果的な休憩の取り方をご紹介します。
休憩に仮眠を取り入れる
疲れがたまってきたときは、10〜20分程度の短い仮眠を取るのがおすすめです。目や脳を一度リセットすることで、勉強を再開したときに集中力が戻りやすくなります。
仮眠前にカフェインを含む飲み物を少量飲んでおくと、目覚めがスッキリしやすくなるという研究結果もあります。
休憩中にスマホは触らない
休憩中にスマホを見ると、ついSNSや動画などに時間を取られ、再び勉強に戻るまでに時間がかかってしまいます。脳や目をしっかり休めるためにも、スマホには触れず、散歩やストレッチをしたり、目を閉じてリラックスするなどの過ごし方がおすすめです。
糖分を摂取する
長時間勉強していると、脳がエネルギーを消耗して集中力が落ちやすくなります。休憩中にチョコやラムネなどで少量の糖分を補給することで、学習のパフォーマンスを維持しやすくなります。ただし、摂りすぎには注意しましょう。
軽い運動を取り入れる
座りっぱなしでいると血流が滞り、身体が固まりやすくなります。休憩のタイミングで立ち上がり、肩や首を回す、軽く歩くなどの動きを入れると、体だけでなく気分もリフレッシュできます。
簡単な瞑想で集中力を高める
目を閉じて深呼吸をしながら数分間、頭を空っぽにする「簡単な瞑想」は、勉強に疲れた心を静め、集中力を取り戻すのに効果的です。1日数分でも習慣にすることで、ストレス軽減や思考の整理にもつながります。
座った姿勢や横になった状態でゆっくり目を閉じ、力を抜いて数分〜10分程度深呼吸するだけで大丈夫です。
まとめ
勉強計画表は、目標達成に向けて着実に歩むための「地図」のような存在です。何を、いつ、どれだけやるのかが明確になれば、日々の学習は驚くほどスムーズに進みます。
特に、以下の点を意識することで、計画が「立てただけ」で終わらず、「実行につながる」ものになります。
・無理のない分量と自分のペースに合わせる
・休憩や調整日も計画に組み込む
・状況に応じて柔軟に見直す
・必要があればプロに相談する
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