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2018.07.25      2023.10.10

夏休みの宿題を無理なく終える方法とは?アンケート結果をもとにご紹介

夏休みの宿題を無理なく終える方法とは?アンケート結果をもとにご紹介

夏休み期間中のお子さまの過ごし方や宿題への取り組み方について、悩まれている保護者もいるのではないでしょうか。

そこで個別指導の明光義塾では、2018年6月に小学5年生から中学3年生のお子さまを持つ全国の保護者600名を対象とした「夏休みの過ごし方」に関するアンケートをインターネットにて実施しました。

本記事ではアンケート結果をもとに、お子さまが宿題や自由研究を無理なく取り組める方法とあわせて、より満足度の高い夏休みを過ごすポイントを解説します。

夏休みの宿題に関するアンケート結果

以下では全国の保護者600名を対象に、お子さまが昨年の夏休みをどのように過ごしたかについて回答いただいた結果をご紹介します。

あなたのお子さんは、夏休みの宿題にどのように取り組みましたか?

夏休みの宿題への取り組み方に関して、最も多かった回答は「計画はなく、気が向いた時に取り組んだ」で、39.2%を占めています。次に「計画を立て、コツコツ取り組んだ」と回答した方は34.2%と、全体のわずか3割に留まる結果になりました。

そのほかは「夏休み終了間近になりまとめて取り組んだ(15.7%)」「夏休み中には終わらなかった(3.8%)」という回答が続き、約6割のお子さまが夏休みの宿題に計画的に取り組めなかったことがわかります。

お子さんが夏休みの宿題に上手く取り組めなかった理由をお答えください。

次に夏休みの取り組み方の質問に関して「夏休み終了間近になりまとめて取り組んだ」「夏休み中には終わらなかった」と回答した117名の方を対象に、夏休みの宿題にうまく取り組めなかった理由のアンケート結果をご紹介します。

最も多かった理由は「計画を立てなかったため」で49.6%といった結果が出ており、続いて「自宅で学習する習慣が無いため(28.2%)」「保護者はやっていると思っていたが、実は未着手だったため(26.5%)」という結果になりました。

回答者の約半数が、お子さまが夏休みの宿題にうまく取り組めなかった原因を「計画性のなさ」と振り返っていることがわかります。

今年の夏休み、お子さんにはどのように過ごしてほしいですか?

今年の夏休みに、お子さまにはどのように過ごしてほしいかを聞いたところ、小学生、中学生の保護者ともに第1位は「計画を立てて勉強をしてほしい」、第2位が「規則正しい生活をしてほしい」という結果になりました。また、小学生の保護者は「家族と思い出を作ってほしい(49.0%)」、中学生の保護者では「勉強とクラブ・部活動などを両立して欲しい(36.0%)」が3位となり、勉強以外のことでも夏休みを充実させてほしいと考えていることが見受けられます。

一日の過ごし方が普段とは異なる夏休みは、自由な時間が多いだけにメリハリを持って生活を組み立てるのが難しいでしょう。夏休みの宿題にうまく取り組めなかった理由の最多回答が「計画を立てなかったため」だったことからもわかるように、今年の夏休みこそは計画的に宿題に取り組んでほしいと願う保護者が多いことがうかがえます。

お子さまが夏休みの宿題に無理なく取り組むためのポイント

今年の夏休みでは、お子さまが計画的に宿題に取り組むために、保護者が一緒にできることをご紹介します。

お子さまと一緒に夏休みのスケジュールを立てる

アンケート結果によると、お子さまの夏休みの過ごし方に関して「計画を立てて勉強してほしい」が保護者の願いの1位でした。お子さまと相談しつつ一緒に夏休みのスケジュールを立てることで夏休み全体の見通しが立ち、計画的に宿題に取り組むことができます。

夏休みは期間が長いため宿題の量を多く課せられますが、スケジュールを計画的に取り組むことも一つの能力であり、夏休みにはそれを形成する大きなチャンスといえます。宿題の全体量を把握し、無理なく取り組めるスケジュールを夏休みの早い段階で作成できれば、夏休みの最終日にまとめて行うことがなくなるでしょう。

スケジュールを立てるのであれば表形式にして、お子さまに限らず保護者も一緒にチェックできるようにすることがおすすめです。

夏休みの宿題の進行度を毎日チェックする

保護者が宿題の進捗状況をチェックしてあげることも、お子さまが無理なく夏休みの宿題に取り組むために大切です。

夏休みの宿題が計画通りに進行していないときには、何に原因があるのか確認しましょう。例えば、解けない問題で手が止まっているのであれば、サポートが必要な場合もあります。集中できない様子であればテレビを消す、スマホやゲームを目に入らないところへ置くなど、お子さまが勉強しやすい環境を一緒に整えてあげましょう。

とはいえ、毎日お子さまに付き添ってチェックすることには限界があるかもしれません。学習塾の先生など、外部の力を借りることも一つの方法です。

生活リズムを崩すことなく、規則正しい生活を送る

夏休み期間中は、夜更かしや部屋に籠るなど生活リズムが乱れる傾向にあるため、保護者から生活リズムを保つための適切なサポートを行うようにしましょう。朝型の規則正しい生活リズムを保ち、午前中などに勉強時間を確保することで宿題にも無理なく取り組むことができます。

勉強時間の管理だけでなく、同じ時間に起床、就寝できているかどうかなど、保護者が見守ってサポートすることが必要です。

夏休みの宿題の定番である「自由研究」に関するアンケート結果

次に、夏休みの宿題の定番といえる「自由研究」に関するアンケート結果をご紹介します。

お子さんの自由研究の取り組みについて、あてはまるものをお選びください。

お子さまの自由研究への取り組み方について保護者に聞いたところ、最も多かった回答は「親がアドバイスだけはした」で37.2%となりました。「親が手助けした(24.0%)」「ほぼ親が完成させた(1.3%)」が続いていることから、6割以上の保護者がお子さまの自由研究をサポートしたことがわかります。

お子さんの自由研究を手助けした理由として最も当てはまるものをお選びください。

さらに「親がアドバイスだけはした」「親が手助けした」「ほぼ親が完成させた」と回答した375名の保護者に対して、お子さまの自由研究を手助けした理由に関するアンケート結果をご紹介します。

「自由研究という宿題自体が子どもだけでは難しいから」との回答が最も多い26.7%で、続いて「子どもに楽しく自由研究に取り組んでもらうため(25.6%)」「自由研究のテーマが決まらなかったため(15.2%)」という結果となりました。

アンケート結果から一定数の保護者は、自由研究を子どもだけで取り組むのは難しいと考えていることがわかります。

夏休みの宿題である自由研究を無理なく取り組むためのポイント

夏休みの宿題である自由研究を無理なく取り組むためのポイント

夏休みの宿題のなかでも、自由研究は夏休み終盤に残ってしまうというお子さまも多いでしょう。ここではお子さまが自由研究を無理なく取り組むために保護者ができるサポートについてご紹介します。

自由研究は事前の計画が手助けポイント

自由研究は、自由にテーマを設定できることからテーマ選びにつまずいてしまうお子さまが多くいます。テーマが決められない要因として、そもそも何を題材にしたらいいかわからないということはもちろん、テーマの難易度や実現可能性などがお子さまだけで判断できない場合も考えられます。

何をテーマにするのかは、会話のなかで保護者がさりげなく手助けしてあげるのがおすすめです。お子さまが最後まで進めていけるか、研究に使用する材料をそろえられるかなどを判断しつつ内容を固めていきましょう。

楽しくクリアできる自由研究のテーマの選び方

自由研究のテーマ選びにおいて、重要視したいのはお子さまが楽しく意欲的に研究に取り組めるかどうかです。例えば、植物の観察日記のような毎日記録が必要なものは、途中で飽きてしまったり、保護者の目配りが行き届かなかったりするとお子さまが最後まで取り組めない可能性もあります。

1人で完成させられるなどの「片付けやすい」テーマを一緒に選べば、お子さま自身が楽しみながら無理なく達成でき、自発性や計画性を育むことができます。一発勝負の工作や料理、親子で出かけてレポートを書くなど、お子さまの興味をひく内容を工夫してみてください。

夏休みに保護者がお子さまとしたいことのアンケート結果

夏休みはお子さまにとって普段できない経験をさせてあげたり、家族で思い出づくりができたりする大切な機会です。ここでは、保護者の方に、宿題や勉強以外でお子さまとしたいことに関するアンケート結果をご紹介します。

今年の夏休みにお子さんと一緒にやってみたいことは何ですか?

夏休みにお子さまと一緒にやってみたいことを聞くと、63.3%の保護者が「旅行」と回答しました。続いて「海水浴、プール(35.2%)」「アウトドア、キャンプ(28.7%)」が挙げられ、宿題や勉強をしてほしい気持ちがあるなかでも、楽しい夏休みを満喫してほしいと考える保護者が多いことがわかります。

自由研究を楽しみながら行わせる

先述の通り、親子でのお出かけは自由研究の材料に適しています。夏休みにしてほしいことのアンケート結果でも「家族と思い出を作ってほしい」という回答は、3位となり、ほぼ半数を占めていました。自由研究を進めながらも家族との思い出づくりができるとよいでしょう。

夏休みに入る前か夏休み序盤に、自由研究のテーマをからめて親子で楽しめる家族イベントを話し合ってみることがおすすめです。お子さまのモチベーションになり、自由研究も自然にクリアできるでしょう。

お子さまの幸せな夏休みのために

期間が長い夏休みは、お子さまの「自主的な生活習慣・学習習慣の確立」と「一生の思い出づくり」の両方が実現できるチャンスといえます。宿題や自由研究に計画的に取り組みつつ、家族や友だちと楽しい時間が過ごせるように、お子さまを上手にサポートしましょう。

とはいえ、保護者の方だけで勉強・生活両方を管理するのは困難です。個別指導塾を上手に活用すれば、勉強面、生活面の指導からお子さまと保護者の両方を無理なくサポートできます。

まとめ

夏休みの過ごし方に関するアンケート結果をもとに、お子さまが夏休みの宿題や自由研究を無理なく取り組める方法についてご紹介しました。

アンケート結果より、夏休み期間中に宿題を計画的に進められたお子さまは全体の3割ほどであり、保護者は「計画的に規則正しく過ごしてほしい」と考えていることがうかがえます。より満足度の高い夏休みを過ごすためには、お子さまが計画性を持って最後まで楽しめる方法で宿題や自由研究に取り組めるよう、保護者がうまくサポートする必要があります。

個別指導の明光義塾では夏休みの宿題のほかにも、お子さまに合った自由研究のテーマ選びや計画の立て方についてもサポートが可能です。お子さまに充実した夏休みを過ごしてもらうため、気になることがあればお気軽にご相談ください。

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