2016.06.14
みんなはどうしてる?『反抗期』の子どもとの接し方
記事を閲覧してくださっているユーザーと約500名の一般の保護者(※)にお子さんの「反抗期」に関するアンケートを実施しました。
最初に明らかになったのは、6割以上の子どもに反抗期があるという事実。多くの子どもが経験する反抗期の期間中、保護者はどのようにかかわっているのか探りました。
※一般の保護者は、ネットリサーチ会社Fastaskを通してアンケートを実施

お子さんに反抗期はありましたか?

反抗期があった(反抗期中だと思う)64.1%
反抗期はなかった(「これからだと思う」を含む) 35.9%
その1. 反抗期はいつから?誰に対して反抗的になる?誰に対して反抗するようになる?
反抗期は、10歳(小学4年生)ごろから始まることが多い。また、接触する機会が多いと思われる母親が最も対象となりやすい。
反抗期になったと感じた年齢

反抗の対象

編集担当
反抗期は女子の方がやや早く始まる傾向があるようです。男子に比べて心身の成長が早いからでしょうか。反抗の対象となるのは、男女ともに母親がダントツで1位。子どもと同性の家族に反抗的になる傾向も見てとれます。
その2. 反抗期に子どもはどうなる?親が反抗期と感じた行動とは?
「暴言を吐く」、「無視をする」などコミュニケーションをとる上で問題が生じるようになる。
反抗期だと思った行動

はま(女性・40代) お子さんの年齢:小学校5年生
注意した時に、それが道理でもすぐに動かなかったり言い方に注文を言ったりするようになった。
うさこ(女性・40代) お子さんの年齢:高校1年生
メモに母の悪口をたくさん書きなぐる。
チューリップ(女性・40代)お子さんの年齢:中学校2年生
学校の参観日に来ないでほしい、と言うようになった。
編集担当
「誰もが通る道」だと頭では分かっていても、やっぱり大変。伝えるべきことを伝えて反抗されると困ってしまいますよね。
その3. 反抗期の子どもにして良かったこと、悪かったこと
反抗期の子どもにして良かった対応は?

あきあき(女性・50代) お子さんの年齢:中学校2年生
しつこくいろいろ聞かない。ご飯だけは満足するようにたくさん食べさせて胃袋をつかむ!
まさぴん(女性・40代) お子さんの年齢:中学校3年生
子どもが自分から話してくるまで待つ。
うさこ(女性・40代) お子さんの年齢:高校1年生
相手の挑発に乗らない。受け流す。信用しているという態度で接する。
みみごま(女性・50代) お子さんの年齢:高校2年生
好きなアーティストの話題などに付き合ってあげたら、会話が増えた。
もも(女性・30代) お子さんの年齢:中学校1年生
意見をちゃんと聞いてあける、親もちゃんと言われたことは実行すると、態度がマシになってきた。
編集担当
フリー回答には「過干渉しない」という内容が多く寄せられました。反抗期は成長過程の中で起きる自然な現象。無理に抑えつけようとするよりは、受け流す対応が「良かった」と感じている保護者が多いようです。
反抗期の子どもにして悪かった対応は?

ズッコ(女性・50代) お子さんの年齢:中学校3年生
つい、勉強しろと言ってしまい、逆にしなくなってしまった。
さやっちぃ(女性・40代) お子さんの年齢:中学校1年生
根掘り葉掘り聞いたら、かえって話してくれなくなった。
ももたろう(女性・40代)お子さんの年齢:中学校2年生
プレッシャーをかけ「帰ってこなくていい」と言ったら、本当に帰ってこなくなりました。
ミミかあさん(女性・40代) お子さんの年齢:中学校1年生
頭ごなしに口うるさく言い、言い争いになって収拾がつかなくなってしまった。
編集担当
一方的に保護者の言い分を押し付けようとすると、争いになったり、かえって逆効果になったりすることがあるようです。真っ向から反抗する子の場合は親子ゲンカに、おとなしい子の場合は保護者との接触を避ける原因に。
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その4. 反抗期はどう終息する?
反抗期の期間はどのくらい?

反抗期が収まったと思ったのはこんなとき
uko(女性・40代) お子さんの年齢:小学校3年生
意見を尊重するようにした(中略)意見が通ったことで自信がついて、素直になった気がする。
Mama(女性・40代) お子さんの年齢:小学校6年生
子ども扱いをやめた。
ママちゃん(女性・ 40代) お子さんの年齢:中学校1年生
受験が終わり、努力が報われた時に明るくなった。
ゆっきり(女性・40代) お子さんの年齢:中学校 3年生
他人に迷惑をかけたとき、親が頭を下げて謝罪するのをみたからでは。
くじら(女性・50代) お子さんの年齢:高校1年生
「その時が来たら」、これに尽きるかと思います。
編集担当
反抗期の終息は何かしらの「きっかけがあった」という回答と「自然におさまった」という回答に分かれました。終息のタイミングに法則はないのかもしれません。「保護者を信用しても良いと思える出来事」があるとぱったりと止むというケースはあるようです。
その5. 反抗期がない人はどう考えている?
反抗期がなかった理由は?
およそ4割存在した、お子さんに反抗期はなかった(「これからだと思う」を含む)と答えた方の回答を紹介します。
あるお母さん(女性・50代) お子さんの年齢:小学校6年生
子どもの性格がおおらかで優しかったから。
saju(女性・30代) お子さんの年齢:小学校5年生
まだ時期ではないのかも。これから訪れると思う。
TAKA(男性・40代) お子さんの年齢:中学校2年生
よくコミュニケーションを取るようにしていた。反抗期があったのかもしれないが、親がそれほど感じなかっただけかも。
かんの(女性・40代) お子さんの年齢:中学校2年生
親というより相棒という感じで接するので、対等な関係にあるからでしょうか。
編集担当
「反抗期がなかった理由」は、ほとんど次の4つの回答に大別することができました。「お子さんの性格」「これから来ると思う」「あまり気にしなかった」「保護者とお子さんが対等な関係にあるため」。反抗期はお子さんの持って生まれた性格や環境によって引き起こされるもので、後からコントロールできるものではないのかもしれません。
ご協力いただいた保護者のみなさん、大変参考になるご意見をありがとうございました。反抗期は子どもが自立していくためのステップ。あること自体は「自然なこと」です。しかし、そのときに子どもの自信を打ち砕いてしまったり、関係が険悪になったりしてしまうのは避けたいこと。反抗期の子どもの対応に明確な「正解」はありませんが、この調査結果が反抗期のお子さんをもつみなさんのヒントになれば幸いです。
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