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2021.04.27      2023.10.09

受験当日のお弁当の注意点を解説!おすすめの食材も紹介します

受験当日のお弁当の注意点を解説!おすすめの食材も紹介します

お子さまの受験当日にどのようなお弁当を用意するのがよいか、気になっている保護者は多いものです。
お子さまにとって受験当日はとても大切な日であるだけに、どんな食材を使ったらよいのか、どんなふうに詰めたらよいのか悩んでしまいますよね。

お弁当が受験結果に影響することもありますので、今回は受験当日に持たせるお弁当を作る際の注意点や、おすすめの食材を解説します。 また、お弁当でお子さまを応援するアイデアも紹介します!

受験当日のお弁当が大切な理由

受験当日のお弁当の内容を早いうちに考えておくことはとても大切です。
手作りのお弁当の場合には、何を入れるかも重要なポイントになります。

食事の内容によって集中力が変わる

昼食の内容によって、午後の試験での集中力が変わってきます。
そのため集中力を妨げず、食後も眠くならないようなお弁当を作るように心掛けましょう。

消化の悪い食べ物は、消化器官に負担がかかり眠くなりやすいので、消化のよいものを入れるのがおすすめです。
消化のよくない揚げ物や、添加物の多い食品は負担になるため、できるだけ避けたほうがよいでしょう。

消化のよいごはんやおにぎり、ゆで野菜、脂身の少ない肉や煮魚、卵焼きなどがおすすめです。
消化のよいものの中から、お子さまの好きなおかずを選んで入れてあげることもポイントといえるでしょう。

「途中で買おう」は難しい

受験当日は、試験会場の周辺のコンビニでお弁当を買っていくことは避けたほうがよいでしょう。なぜなら受験当日は他の受験生も同じ時間帯に試験会場に向かうため、試験会場周辺のコンビニが混雑し、お弁当が買えないこともあるからです。

受験当日にお子さまがお弁当の心配をしなくても済むように、お弁当は事前に購入しておくか、自宅で作って持たせてあげることが望ましいです。

また、途中で買う場合は、自宅から試験会場への道のりでお弁当を買える場所をあらかじめピックアップしておき、当日は時間に余裕を持って家を出発するようにしましょう。

お弁当の時間は受験生にとって大切な休息ポイント

緊張しつつ、集中して午前の試験を終えた受験生にとって、ランチタイムはホッと一息つける時間です。
お弁当を開けたら好きなおかずが入っていて、ささやかな応援の気持ちが感じられたら、ホッとするのではないでしょうか。
「午後もまた頑張ろう」という気持ちになれるでしょう。

受験当日のお弁当で避けるべき食材とは?注意点を解説

受験当日のお弁当には、避けたほうがよい食材があります。

眠くなりやすい高GI値の食材は避けよう

高GI値の食材は眠くなりやすいので、受験当日のお弁当に入れるのはできるだけ避けたほうがよいとされています。

GI値は、糖の吸収度合いを表すものです。
数値が高ければ高いほど糖の吸収が早いため、血糖値が急激に上がってしまい眠くなってしまいます。

高GI値の食材として代表的なものは、砂糖を多く含むスイーツ類などです。
じゃがいもや里いもといったでんぷん質の多い野菜もGI値が高いので、あまりおすすめできません。

傷みやすい食材は避けよう

最も注意しなければならないのは、お弁当が傷んでしまうことです。
お昼までにお弁当が傷んでしまい、それを食べたお子さまがお腹をこわしてしまっては困ります。

半熟の卵焼きなど、十分に加熱されていない卵や肉、魚などは食中毒を起こしやすいので、受験当日のお弁当に入れるのは避けましょう。
また、お弁当を暖かい部屋に置いておくと生野菜にも菌が繁殖しやすいので、お弁当には加熱調理した野菜を入れてください。

逆に、お弁当に入れておくとお弁当の傷みを抑えられる食材があります。
梅干しやしょうが、わさび、酢、カレー粉などを使ったおかずは傷みにくいので、受験当日のお弁当におすすめです。

調理中も、生肉や生魚を切った包丁やまな板を他の食材と共有しない、素手でおにぎりを握らない、素手でおかずを詰めないといったことに注意しましょう。

消化のよい食材はバランスが大切

「消化の悪い食材は消化器官の負担になり、眠くなってしまう」と書きましたが、消化の悪い食材を一切入れてはいけないわけではありません。大切なのは、バランスです。

消化のよい食材は、往々にして腹持ちしないものが多いという難点があり、試験中にお腹がすいてしまうことがあります。
試験中にお腹がすくと、集中力が途切れてしまいますよね。
消化のよいものばかりを選びすぎて、試験の途中でお腹がすいてしまってはいけないので、お腹を満たし、なおかつ眠くならない食材を選びたいものです。

受験当日におすすめのお弁当の食材を紹介!

では、受験当日のお弁当にはどのような食材を入れるとよいのでしょうか。
栄養バランスの取れたお弁当を食べて、午後の試験に臨めるようサポートしたいものですね。
そこで、受験当日のお弁当におすすめの食材を紹介します。

白米やパン

白米やパンは、受験生にとって大事なエネルギー源となります。
脳の栄養補給に不可欠なブドウ糖は炭水化物を分解して作られるので、白米やパンといった炭水化物はお弁当には欠かせません。
ブドウ糖が不足すると疲れやすくなったり、集中力が途切れやすくなったりします。

実は白米は、GI値が高い食材です。
しかし、白米は玄米より消化によいので受験当日のお弁当に適していますし、食物繊維の豊富なおかずを入れ、野菜から食べるといった工夫をすれば、血糖値の急激な上昇を防ぐことができます。
白米は腹持ちもよいので、受験当日のお弁当に最適です。

野菜や果物

野菜や果物には、体や心の調子を整えるビタミンがたくさん含まれています。
特にビタミンB1は、脳の栄養補給に不可欠なブドウ糖をエネルギーに変える酵素を補助してくれますので、受験生にとって大切な栄養素といえるでしょう。

またビタミンCが不足するとストレスが溜まりやすくなり、脳の働きにも影響しますので、ビタミンCが豊富な食材も入れるようにしましょう。

ただし、お弁当に生野菜を入れると傷みやすいため、サラダなどは避けて、加熱調理したものを入れるようにしてください。
例えばビタミンB1を多く含み、加熱してもビタミンCが壊れにくいレンコンなどを使ったきんぴらなどのおかずを入れるのがおすすめです。

脂身の少ない肉

受験当日のお弁当には、脳のエネルギー補給を助けてくれて食べ応えもある、お肉も入れてあげたいですよね。
お肉の中でも、特に豚肉にはビタミンBが多く含まれているのでおすすめです。
ただし脂身の多い肉は消化が悪いので、バラ肉などは避けて、脂身の少ないものを選びましょう。
お弁当のおかずとしては、煮豚や豚のしょうが焼きなどがおすすめです。

卵料理

卵料理も、ぜひ受験当日のお弁当に入れたいおかずの1つです。
なぜなら、卵は消化がよくて栄養価も高い食材だからです。

卵にはビタミンBのほか、記憶力を高めてくれる神経伝達物質のアセチルコリンの材料となるレシチンも含まれています。
ビタミン豊富なほうれん草を巻いた卵焼きにするなど、調理方法によってはさらに栄養価を高められ、見た目も美しくなります。

「お弁当を開けたとき、卵焼きが入っているとうれしい」というお子さまは少なくありません。栄養価が高く、お子さまのモチベーションアップにもつながる卵焼きは、受験当日のお弁当のおかずにピッタリです。

受験生を応援したい!受験当日のお弁当のアイデア

受験生を応援したい!受験当日のお弁当のアイデア

お子さまがお弁当のふたを開けたときに、応援の気持ちが伝わるようなメッセージ弁当や、「キャラ弁」を持たせたいと考える保護者は少なくありませんが、それが必ずしも受験によい結果をもたらすとは限りません。

受験当日、お子さまはとてもピリピリしています。
周囲と違って目立つことを嫌だと感じるかもしれませんし、応援がプレッシャーになることもあるでしょう。お子さまの性格によっては、午後の試験に集中できなくなる可能性もあります。

気持ちのこもったお弁当はありがたいものですが、あくまでもお子さまの性格に合わせて、ささやかに応援することが大切ですね。
では、ささやかに応援の気持ちを伝えるためには、どのようなお弁当がよいのでしょうか。

甘いものを一緒に入れる

お弁当に一口チョコレートなどを添えてあげると、ちょっとした食後のデザートにもなってうれしいものです。
気持ちの切り替えができ、午後の試験での集中力アップにもつながります。
甘いものを添えるときは、一口チョコレートのように少量にして、食べすぎないようにするのもポイントです。

メッセージ弁当

メッセージ弁当で言葉を添えれば、応援の気持ちがよりはっきりと伝えられます。

「受験に勝つ」というゲン担ぎでとんかつを入れたいと考える人もいるかもしれませんが、とんかつのように脂身が多い肉の揚げ物を入れるのは、できるだけ避けましょう。
応援の気持ちを込めて、海苔やチーズを使って文字を入れたメッセージ弁当にする方法がおすすめです。

また、お弁当の中ではなく、お弁当箱に付箋を貼って一言メッセージを添えるというやり方でも、気持ちは十分に伝わるのではないでしょうか。
お子さまには、むしろ付箋によるシンプルなメッセージのほうが喜ばれるかもしれません。

キャラ弁当

もし受験生のお子さまが好きなキャラクターがある場合は、そのキャラ弁を作って応援する気持ちを伝える方法もあります。

ただしこれは、受験当日の試験会場というピリピリとしたシーンでは喜ばれない可能性もあります。
キャラ弁は普通のお弁当よりも作るのに時間がかかるので、あまり積極的におすすめはしませんが、お子さまによってはキャラ弁で応援という選択肢もあるかもしれませんね。

まとめ

お子さまの受験当日は、どんなお弁当を作ろうか悩むでしょう。
受験当日のお弁当を考える際に大切なことは、お子さまに負担をかけないことです。
午後の試験に万全の状態で臨めるように、お腹をこわす可能性のあるおかずは避け、そのうえでお子さまが喜ぶものを入れてあげるとよいでしょう。

お弁当でお子さまを応援するアイデアも紹介しましたが、受験当日はお子さまもピリピリしていますので、応援の気持ちはささやかに添えるのがおすすめです。

受験の日には、ぜひ心のこもったお弁当を持たせてあげてください。

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