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2021.04.30      2023.10.10

歴史の勉強法のコツを紹介!楽しく覚える方法も解説します!

歴史の勉強法のコツを紹介!楽しく覚える方法も解説します!

歴史の勉強について、どんな印象を持っていますか?
「覚えることが多い」「つまらない」「勉強する意味がわからない」。
歴史の勉強に苦手意識を持っている人は、このように捉えていることが多いです。

ですが、歴史は学校で必ず勉強しなければならない分野であり、多くの場合受験でも必要になります。そのため、歴史が苦手なままだと非常に苦労してしまうでしょう。

今回は、歴史に苦手意識を持ってしまう理由や勉強方法、楽しく勉強するためのコツを紹介します。

歴史が苦手になる理由とは?

なぜ歴史が苦手になってしまうのでしょうか。
ここでは、歴史に苦手意識を抱いてしまう理由を見ていきます。

人名を覚えるのが嫌い

歴史の学習をする際、その時代の登場人物を覚えることは避けられません。
歴史の勉強では多くの登場人物の名前を覚え、そのうえで出来事と関連づけて覚える必要があります。

ですが、自分に直接関わりのない人物の名前を覚えるというのは、とても骨の折れる作業です。他にも漢字が難しかったり、長いカタカナだったりすることが、覚えづらさの原因になっています。

加えて歴史が苦手な人は、登場人物はすべて覚えなければならないと考えていることが多いです。
これでは人名だけでも記憶する量が膨大になってしまい、結果として覚えきれないのです。

人名を暗記する際は優先順位をつけるべきですが、効率よく覚える方法を知っていなければ、苦手意識を持ってしまうのも無理はありません。

出来事を丸暗記しようとしている

また、歴史上の出来事を丸暗記しようとすると、苦手意識が芽生えがちです。

出来事にはそれぞれつながりがあるため、ストーリーとして覚えるとすんなりと頭に入るものです。
しかし一つひとつの出来事を丸暗記しようとするとつながりがわからず、それぞれの語句がバラバラになってしまうため、覚えることが多くなってしまいます。

歴史の勉強において、最初から丸暗記をしようとするのは効率が悪く、おすすめしません。

歴史に面白さを感じられていない

歴史に面白さを感じられないと理解する気にもならないため、暗記で乗り切ろうとしてしまいます。
しかし、人名や出来事をそのまま覚えようとしても、面白さはさらに感じづらくなるうえ、記憶として脳に定着しにくいです。

人間の脳は成長につれて、丸暗記が苦手になっていきます。
一方で、背景を理解したうえでストーリーとして覚えようとすると、頭の中でイメージができあがり、不思議と定着するものなのです。

「歴史の勉強は面白くない」と考える人にとって、暗記は手っ取り早い方法に感じられるかもしれませんが、これは正しい勉強法ではなく、むしろ遠回りです。
間違った勉強法では頭に定着しないため、ますます歴史に対する苦手意識が強くなってしまうでしょう。

【歴史の勉強法】歴史をしっかりと理解するには

ここからは、歴史の正しい勉強法について解説していきます。
歴史を効率よくしっかりと理解するためには、ポイントを押さえて勉強するとよいでしょう。

歴史の授業前に予習をする

歴史の授業を受ける前に、予習をしておくことが大切です。
予習をしておくと授業が復習のような役割を果たすため、より理解が深まります。

また、予習のときにわからないことがあれば、その部分を授業で解決することができますし、授業を聞いてもわからなければ質問することもできます。
わからないところを事前に把握しておくことで、授業をより効率的に理解するのです。

「予習は面倒」と思うかもしれませんが、後々のことを考えるとおすすめの方法です。予習をしておけば、トータルで見るとむしろ楽をできる可能性が高いといえます。
教科書に目を通しておく程度でも、続けることで違いが実感できるでしょう。

歴史の大まかな流れを勉強する

歴史は人名や出来事、年号など、「覚えることが多い」というイメージがありますよね。
一つひとつを理解しようとすると非効率的ですし膨大な時間がかかりますので、まずは大まかな流れをつかむことをおすすめします。

歴史の勉強で最も効率的なのは、ストーリーをつかむことです。
一見関係がないように見える出来事も、時代背景や共通して関連している出来事を見れば、実は流れとして起きていると理解できます。そうすれば、スムーズに頭に入ります。

いきなりすべてを丸暗記しようとするから、結局覚えられず苦手意識が芽生えてしまうのです。
まずは大まかな流れを覚えて、そこから徐々に肉付けをしていくイメージで勉強するとよいでしょう。

重要人物や大きな出来事から暗記する

歴史にはさまざまな人物や出来事が出てきますが、すべてを覚えなければならないわけではありません。まずは、優先順位の高い重要人物や、時代を象徴するような大きな出来事から暗記していくのがよいでしょう。

歴史の大まかな流れをつかむ過程で、その時代の大きな出来事や中心人物が自然と頭に入ります。
一つひとつ丸暗記するよりも、全体をつかんだうえで勉強するほうが理解しやすく、定着率も高いです。

大きな出来事や重要人物を暗記したら、そこから分岐して別の出来事や関連人物について覚えていきます。根っことなる出来事や、ある出来事の中心となった人物を理解したうえで、徐々に範囲を広げていくのです。
そうすることで、理解や暗記がしやすくなります。

声に出して覚える

ノートに書いたり黙読したりするよりも、声に出したほうが頭に残りやすいです。
筆記は時間がかかるうえに大変ですし、黙読は暗記という面では音読ほど優れていません。
声に出して読むことで、より記憶に残ります。教科書や参考書を音読することで、暗記と理解の両方が進むのです。

また語呂合わせなどを活用すると、より楽しく覚えられるでしょう。
参考書はもちろん、インターネットでも語呂合わせが数多く紹介されているので、参照することをおすすめします。
歴史は音読すると、暗記しやすくなることを覚えておきましょう。

【歴史の勉強法】さらに理解を深めて記憶を定着させるには

ここからは、さらなる理解・暗記のためにはどうしたらよいかを見ていきましょう。
暗記をする際には、ある語句から関連する情報をひとまとめにして理解し、覚えることが肝心です。具体的にどのようにすれば効率がよいのかを解説していきます。

歴史用語は意味と時代背景も覚える

歴史用語を覚える際は、用語そのものだけでなく、意味と時代背景も一緒に覚えたほうがよいでしょう。そのほうが頭に入りやすく、定着率も高いです。
用語のみを丸暗記するほうが、覚えることは少なく見えるかもしれません。ですが、理解せずに暗記しようとすることは、上述の通りとても効率が悪いのです。

歴史用語は、当然ですがその時代にあったものや起こった出来事を指しています。逆にいうと、その時代だからこそあった、起こった理由があります。そこからひも解いて、言葉の意味と時代背景をセットで覚えていくといいでしょう。

さらに、こうして時代背景とセットで覚えた歴史用語は、時代の大まかな流れに沿って思い出しやすくなります。
「この時代はこんな世の中だったから、○○という出来事が起きた。そのあと○○で収束した」というふうに、時代の流れと語句がセットで出てくるようになるのです。

歴史を暗記するときは用語だけでなく、意味や時代背景も一緒に覚えることをおすすめします。

歴史のマインドマップをつくる

マインドマップとは、メインテーマを配置して、テーマから連想される情報を線でつなげながら、放射状に分岐して展開していく思考法のことです。
歴史の勉強には、マインドマップの作成が非常に有効です。

各時代の大きな出来事をメインテーマとし、それに関連するさまざまな出来事や人物を分岐させていきます。
分岐した情報から、さらに別の情報を分岐させるということを繰り返します。

そうしていくうちに、歴史の全体像ができ上がります。
それぞれの情報は別の情報とつながっているため、関連性もしっかり頭に入るはずです。

マインドマップをつくる過程で、出来事同士のつながりも理解できます。
そうすることで、歴史上の1つの情報からさまざまな情報を芋づる式に覚えられるのです。

友達や家族に歴史を教える

歴史の勉強法として、「友達や家族に歴史を教える」こともおすすめです。
自分がどれくらい理解しているかを客観視できるだけでなく、脳へ定着させるという意味でも非常に有効です。

暗記や理解は、インプットだけでなくアウトプットも大切です。
ノートに書いたり音読したりして、ひたすら知識を頭に詰め込むだけでなく、その知識を外に出すことにも積極的に取り組むようにしましょう。

インプットよりアウトプットを繰り返したほうが、記憶が脳へ定着しやすいといわれています。そのため人に教える・説明するという行為は、歴史の勉強をするうえで非常に効果的です。
ある程度理解が進んだら、学んだ歴史を人に教えてみるとよいでしょう。

歴史を楽しく覚える勉強法

歴史を楽しく覚える勉強法

最後に、歴史をより楽しく覚えられる勉強法を紹介します。
机に向かって本を読むことだけが歴史の勉強法ではありません。歴史は、いろいろな方法で勉強をすることができるのです。

ドラマや映画で歴史に興味を持つ

テレビドラマや映画には、歴史を取り扱った作品も少なくありません。
実際に起きた出来事がもとになっているため、楽しみながら時代背景や人物について理解を深めることができます。

作品によっては多少のアレンジや脚色がなされていることがあるので、歴史の勉強にそのまま使おうと考えている場合には注意が必要です。 しかし、「歴史に興味を持つための入り口として使う」という意味では、非常に役に立ちます。

また映像作品は時間が決まっているため、勉強の合間に1本だけ見るという使い方もできるでしょう。
歴史を扱ったドラマや映画を見ることは、歴史に興味を持つキッカケになるのでおすすめです。

歴史漫画で楽しく勉強する

漫画にも、歴史を取り扱ったものが多くあります。
文字だけの本と比べると、絵がメインである漫画のほうが視覚的であるため、イメージしやすい人もいるでしょう。

また漫画はストーリーに沿って展開されるため、頭にも入りやすいです。漫画のほうが、抵抗なく歴史の勉強ができるかもしれません。

ただし漫画はテレビや映画と違って、自分で止めるタイミングを見つける必要があります。
ついつい読みすぎてしまう可能性が高いため、読む時間や一度に読む話数を決めるなどして、メリハリをつけて取り入れましょう。

お城や博物館に行く

歴史に出てきたお城や道具の中には、現存しているものもあります。時間に余裕があれば、それらを実際に見に行くのもよいでしょう。

直接見るとより興味が湧いて、もっと勉強したいという気持ちになるかもしれません。
また実物を見ることでイメージが定着し、より深く理解することもできるでしょう。

お城や博物館の多くは無料のガイドブックを配布しており、それには歴史の解説が書かれていることが多いです。
学校の勉強とは違った視点で書かれた情報を読むことで、歴史を多角的に理解できるようになるでしょう。

お城や博物館に行って実際に目で見ると、歴史がより楽しくなってきます。

まとめ

「歴史の勉強が苦手」という人のほとんどは、勉強の仕方がわかっていない、あるいは間違っている場合が多いです。

歴史に苦手意識を感じる人の多くは、情報を丸暗記することで手間を減らそうとしますが、実はそれがかえって非効率的なのです。
一見面倒に思えても、時代背景や流れをまとめて理解したほうが、ずっと楽に覚えられます。

また、映像作品や漫画を見たり、外に出て実物に触れたりすることもおすすめです。
歴史は机上だけでなく、いろいろな方法で勉強できる教科だといえます。自分に合ったやり方を見つけられれば、歴史の勉強が楽しくなるでしょう。

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