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2018.04.11      2023.10.09

清潔感をキープする近道! 正しい髪のお手入れ方法

新学年がスタートしましたね! お子さんたちは今年度どのような目標を掲げて過ごすのでしょうか。勉強や部活など、各々の目標に向かって頑張っていってもらいたいものです。
生活面では、規則正しい生活をするほかに気をつけてもらいたいのが清潔感をキープすること。思春期の子どもたちは代謝がよく分泌物が多いので、正しいお手入れをして身体や持ち物の清潔感を保ちましょう!
今回は清潔感をキープする近道として、毛髪診断士®の沖島美雪さんに正しい髪のお手入れ方法を教えてもらいました。

その1. 清潔感を出すための第一歩はブラッシング(髪を梳かすこと)

髪をブラッシングすると、頭皮から分泌される脂を全体に行き渡らせてツヤを出せます。また、指通りをよくして絡まった髪を解きほぐすことができます。とはいえ、現代人はほぼ毎日シャンプーで洗髪しているので、ブラッシングをこまめにする必要はありません。朝は身だしなみを整えるとき、夜はお風呂に入る前にブラッシングをして、フケやホコリを落としましょう。
お風呂に入る前にブラッシングをする理由は、絡みをほぐして指通りをよくすると、汚れを洗い流しやすくなるからです。入浴後、水分を含んで膨張している髪はダメージを受けやすい状態にあります。手ぐしか、粗目のコームでやさしく絡みをとる程度にして、負担をかけないようにしてください。

ブラッシングのポイント

ブラッシングをするときは、力任せに一度に上から下へ引き下ろすのではなく、2段階ほどにわけて少しずつとかしていきます。

ブラッシングのポイント

左:髪の毛の途中から下へブラッシングして絡みをとる
右:上から下へブラッシングする

頭皮全体をしっかりブラッシングしたいという方は、ブラシの歯先でゴシゴシと擦るのではなく、力を抜いて頭の形に沿ってそっと撫でるように優しくブラッシングしてください。

頭皮全体をしっかりブラッシングしたいという方は、ブラシの歯先でゴシゴシと擦るのではなく、力を抜いて頭の形に沿ってそっと撫でるように優しくブラッシングしてください。

頭皮を傷つけないブラシを選ぼう

頭皮を傷つけないブラシを選ぼう

左から、ハーフラウンドブラシ、スケルトンブラシ、
ロールブラシ、パドルブラシ(クッションブラシ)

家庭でよく使われているのは、ハーフラウンドブラシやクッションブラシ。ロールブラシはブローで髪型を整えるときに使用します。特別高級なものを使う必要はありませんが、「め」が細かすぎるものを使用すると抜け毛の原因になりますので、できるだけ毛先が丸いもの、木製のもの、「め」の粗いものを使って優しくブラッシングしましょう。

※ブラシの素材について
動物の毛を使ったブラシの方が良いとされていた時期もありましたが、現在はプラスチック製のブラシの品質の向上などにより、必ずしもそうだとは言えません。

その2. 寝グセ直しにもボリュームアップにも使える蒸しタオル

寝グセをつけないためには、髪をよく乾かしてから寝ることが大切です。しかし寝汗をたくさんかくお子さんの場合、どんなによく乾かしていても朝にはハネやうねりがでてきてしまうことも。そんなときは、髪の根元を湿らせ、マッサージしてから乾かす方法がおすすめです。

その2. 寝グセ直しにもボリュームアップにも使える蒸しタオル

寝グセは根元からついているので、毛先のはねている場所だけを直そうとしてもうまくいきません。霧吹きなどで根元を湿らせ、ドライヤーで乾かしてから直していくようにします。このとき、人肌程度のぬるま湯を使うとより早く直すことができます。

忙しい朝におすすめなのは蒸しタオルを使った寝グセ直し。濡らして絞ったタオルを電子レンジで温め、寝グセが出ている場所に当てておけば簡単に寝グセを直すことができます。ターバンのように巻いておけば、朝食を食べながら直すことも可能です。
忙しい朝におすすめなのは蒸しタオルを使った寝グセ直し。濡らして絞ったタオルを電子レンジで温め、寝グセが出ている場所に当てておけば簡単に寝グセを直すことができます。ターバンのように巻いておけば、朝食を食べながら直すことも可能です。

忙しい朝におすすめなのは蒸しタオルを使った寝グセ直し。濡らして絞ったタオルを電子レンジで温め、寝グセが出ている場所に当てておけば簡単に寝グセを直すことができます。ターバンのように巻いておけば、朝食を食べながら直すことも可能です。

蒸しタオルをつくるときは、タオルを筒状に巻き、中心に水を注ぐことで水を無駄なく行き渡らせることができます。

蒸しタオルをつくるときは、タオルを筒状に巻き、中心に水を注ぐことで水を無駄なく行き渡らせることができます。

その3. ドライヤーを正しく使って、ニオイ・フケ・かゆみ対策

髪を濡らしたまま放置すると、頭皮の蒸れなどによって普段から持っている常在菌が繁殖し、ニオイ・フケ・かゆみなどのトラブルが起きやすくなります。扇風機を使ってもよいので、とくに入浴後はしっかり乾かすようにしましょう。

乾かすときは「髪を乾かすよりも地肌を乾かす」イメージで根元に風を当てていきます。根元を乾かしていれば毛先も自然と乾いていきます。ドライヤーは15cmから20cm程度髪から離し、熱風を近づけすぎないようにしましょう。

乾かすときは「髪を乾かすよりも地肌を乾かす」イメージで根元に風を当てていきます。根元を乾かしていれば毛先も自然と乾いていきます。ドライヤーは15cmから20cm程度髪から離し、熱風を近づけすぎないようにしましょう。

乾かすときに忘れがちなのが後頭部や耳から下の部分です。乾きにくい場所でもあるので、そこから風を当てていくと、全体が乾きやすくなります。

乾かすときに忘れがちなのが後頭部や耳から下の部分です。乾きにくい場所でもあるので、そこから風を当てていくと、全体が乾きやすくなります。

しっかりタオルドライで時短

できるだけ短時間で乾かしたいときは、吸水性の高いタオルで根元の水分を取り除きましょう。このとき、ごしごし擦ってしまうと地肌を傷めてしまうので、気をつけてください。

沖島さんからのメッセージ

清潔感をキープするためのヘアケアは難しい技術や特別な道具がなくてもできる方法はあります。ご家庭にある物を使い、少しだけやり方に気をつけるだけでいいんです。大人も子どもも手軽にできる身だしなみの一つなので、ぜひ毎日の習慣に取り入れてくださいね。

沖島美雪(おきしまみゆき)

PROFILE

沖島美雪(おきしまみゆき)
ヘアスタイリスト 兼 毛髪診断士®

美容室勤務後、フリーの美容師・ヘアメイクアップアーティストとしてテレビ番組や雑誌などで活躍。また、公益社団法人日本毛髪科学協会公認の毛髪診断士®としてもネット番組等に多数出演している。

▽沖島美雪Webサイト
http://beauty.mixedstyle.com/

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