小学生

2024.04.02      2024.04.26

中学1年生を迎えるご家庭が春休みや入学してから意識しておきたいこととは?

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4月からお子さまが中学1年生になるご家庭では期待に胸がふくらむ反面、「勉強についていけるだろうか」、「新しい人間関係になじめるかしら」と不安を感じることも多いのではないでしょうか。

明光義塾で中学生の子どもを持つ保護者820名に「中学生の進級・進学に関する意識調査」を行ったところ、進級・進学に対して期待を「感じている」(感じている、どちらかというと感じている)割合と不安を「感じている」(感じている、どちらかというと感じている)割合はほぼ同数であることがわかりました。

導入.jpg 実際に小学6年生までとはガラッと変わってしまう環境の中でなじめなくなる「中1ギャップ」という現象が起きてしまうのも珍しくなく、そうならないように対策を取っておきたいところです。

そこでこの記事では新しい環境で良いスタートを切るために、春休みの過ごし方や中学1年生になってから意識しておきたい内容を紹介します。

新中学1年生になると変化すること


中学の授業は教科ごとに専任の先生がつき、授業時間が増えるうえに進度も速くなります。また、範囲が広く教科数が多い定期テストが始まり、全体の中での順位がわかったり、中学1年生の成績から高校受験に重要な内申点に反映されたりするためプレッシャーも多くなります。

加えて部活動が本格的に始まることで、放課後や朝の時間が部活に取られ、勉強時間の確保が難しくなります。また、今までの上級生の「友だち」が中学に入学したとたんに「先輩」に変わり、上下関係が生まれる縦社会となります。

身体と心が未成熟なお子さまがこのギャップを自分だけで受け入れるのはとても大変です。お子さまがプレッシャーで潰れてしまわないように、ご家庭でお子さまの様子をうかがい、適切なタイミングでサポートしてあげることが重要です。

新中学1年生の春休みで重要なこととは

中学1年生になるとさまざまな変化が生じますが、進級・進学時に保護者が不安に感じていることの多くは「学習面」です。アンケートの結果からも最多回答は60.2%と、多くの保護者が「学習面」に不安を感じていることがわかります。

春休み重要なこと.jpg しかし、小学校を卒業して新年度を迎えるまで、学校から出される宿題や課題が無いという理由で勉強をせずに過ごしてしまうご家庭は多いのではないでしょうか。

時間が取れるこの時期をダラダラと過ごしてしまうのはあまりにももったいなく、中学から難しくなる授業についていくためにはしっかりと春休みの間に対策するべきです。この春休みを「中学校に入るまでの準備期間」と捉え、お子さまの成長のためサポートしてあげてください。

小学校までに学んだ内容を固める

中学生になってから小学校の復習をしている余裕はなく、この時期は小学校で習った内容を総復習する最後のチャンスと言えます。

基礎がしっかりしていないまま中学校の授業についていくことは困難です。いきなりつまずいて勉強が嫌いにならないように春休みが終わるまでに苦手分野の対策を行いましょう。

特に国語・算数・英語は基礎がしっかりしてないと、次に習う内容が全然わからなくなる教科のため、中学校にあがるまでには必ず基礎を固めておきましょう。

学習の習慣をつける

小学校までは勉強しなくてもなんとなくついていけていたお子さまでも、中学校になってからついていけなくなるケースは多いです。

習慣がついていないお子さまの場合、最初は机に向かうことから始め、10分、20分と少しずつ増やしていき毎日学習する習慣をつけましょう。

また、国語の読解力や算数の計算力は急にレベルを上げられるものではありませんが、毎日少しずつでもコツコツ努力することで誰でも実力を伸ばすことができます。学習の習慣は意識してつけていくようにしましょう。

勉強を習慣づけるための具体的な方法とは?

とはいえ学校から出される宿題や課題もない中、どのように勉強を習慣づければいいのか難しいですよね。お子さまが自ら勉強を習慣づけるのは難しく、ご家庭でのサポートが重要ですが、アンケートの結果から進級・進学のサポートで不安に感じることとして「子どもとのコミュニケーション」、「適切なアドバイスができない」が多く挙げられました。

子供コミュニケーソン.png そこでここからはお子さまに勉強を習慣化してもらうための具体的な方法を紹介します。

まずは小さな習慣から始める

この小さなと言うのは本当に小さなところからです。10問毎日行いたいのであれば、最初は1問からでもいいですし、机に座り問題集を開くところからでも構いません。最初から10問やらなきゃと思うより、1問から始めることで、1問やってみるともう1問という風に心理的なハードルは下がっていきます。

なかなか習慣がつかない場合、こんなところからでいいの?と思うくらい小さなところから始めてみましょう。

既存の習慣に新しい習慣をくっつける

今習慣となっているものに勉強の習慣をセットにして行ってもらう方法です。例えばお風呂に入る前や朝食の前に1枚プリントを終わらせるといった方法です。

寝る前に歯磨きをしないと気持ち悪いように、セットで行うのが当たり前という習慣をつけるようにしましょう。

達成感を味わってもらう

毎日の目標やできたことを記録し、お子さまの努力を見える化したり、ちゃんと達成しているときにはお子さまをほめてあげたりしましょう。

また、計算問題や漢字の問題など、制限時間内に何問解けるかのようにゲーム性を持たせることでお子さまのやる気が変わる可能性があります。正答率を記録し、記録更新時にほめてあげることでお子さまのやる気を引き出しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。本記事では新中学1年生のお子さまが新年度に向けてすべきことを紹介しました。

お子さまが中学生になるにあたり、不安を抱えているご家庭は多いですが、お子さまだけでその不安を乗り越えるのは難しいです。保護者の方はぜひ慎重にお子さまの様子をうかがい、中学校生活に順応するためにサポートをしてあげてください。

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お子さまの現状の課題を知りたい方、お子さまの更なる成長をお考えの方は、ぜひ一度お近くの明光義塾までお気軽にご相談ください。

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