2024.12.16
中学生の受験生サポートに関する調査からわかった親子のコミュニケーションの実態を紹介

高校受験を控える中学生やその保護者の方は不安やプレッシャーを少なからず感じている方が多いことでしょう。初めての受験でどのようにコミュニケーションをとったらいいのか、保護者はどのようなサポートをしてあげたらよいのかお悩みのご家庭も多いのではないでしょうか。
明光義塾では高校受験をするご家庭を応援することを目的に、中学3年生の受験生をお子さまに持つ保護者約800名を対象に受験生サポートに関する調査を実施しました。
本記事では調査結果からわかった親子間のコミュニケーションやサポートの実態を紹介します。
志望校の把握度、納得度について
高校受験において重要度の高い志望校について、保護者の方は把握しているのか、またお子さまの志望校について納得しているのかについて調査しました。
Q あなたはお子さまの志望校を把握していますか?

お子さまの志望校について把握しているか保護者に質問したところ、93.2%が把握している(把握している:67.3%、どちらかというと把握している:25.9%)と回答しました。
ほぼすべてのご家庭で、志望校に関して親子間で何らかのコミュニケーションが行われていることがわかりました。
Q あなたはお子さまの志望校に納得をしていますか?

志望校を把握していると回答した保護者に、お子さまの志望校について納得しているか質問したところ、94.4%が納得している(納得している:61.9%、どちらかというと納得している:32.5%)と回答しました。
ほぼすべての保護者はお子さまの志望校について納得したうえで高校受験に臨んでいることがわかりました。
これらの結果から、志望校についてお子さまと適切なコミュニケーションをとりながら、本人が望む志望校を選んでいくことが高校受験において大切であると考えるご家庭が多いことがうかがえます。
受験生とのかかわり方、アドバイスについて
高校受験は今後の進路を決める人生の重要な要因となりえます。その高校受験から生まれる不安やプレッシャーの中、中学3年生のお子さまだけで情報収集や学習を並行して行うのは難しいです。
保護者の方はどのようにお子さまとかかわっているのか、アドバイスはどのようなことをしているのか調査しました。
Q あなたはお子さまの受験に対してどのようなかかわり方が適切だと思いますか?

お子さまの受験へのかかわり方について保護者に質問したところ、63.8%が積極的にかかわる(積極的にかかわる:27.6%、どちらかというと積極的にかかわる:36.2%)と回答しました。
Q あなたは受験生のお子さまに対し、何について注意をすることが多いですか?

受験生に対して保護者が注意することについて質問したところ、トップ3は「体調管理(43.4%)」「就寝時間(38.9%)」「スマートフォンの利用(37.7%)」という結果になりました。
中学生のお子さまが高校受験の長い期間中、これらをきっちりと管理することは難しく、保護者のサポートとして注意が必要と考えているご家庭が多いことがわかりました。
受験生のモチベーションについて
Q あなたはお子さまの受験をサポートするにあたって、大変だと感じることは何ですか?

受験をサポートするにあたって、最も大変だと感じることは「干渉し過ぎないよう注意する(37.1%)」、次点で「モチベーションの管理(36.1%)」と続きました。
Q 受験生のお子さまのモチベーション管理のために、行っていることをお答えください。

受験生のモチベーション管理のために行っていることについて質問したところ、最多回答は「過度な期待をかけない(46.3%)」でした。
これらの結果から、保護者が干渉し過ぎたり、過度な期待をしたりすることでモチベーションを下げることを危惧していること、またそのほかの要因で下がってしまうモチベーションをいかに維持するかということに大変さを感じている保護者が多いようです。
受験生の健康管理について
長い高校受験を乗り切るには健康管理は必須と言えますが、中学生のお子さまだけで健康をしっかり管理するのは難しいものです。そんな中、保護者はどのようなことを意識しているのか調査しました。
Q 受験生のお子さまの健康対策は十分だと思いますか?

受験生の健康対策をしていると回答したのは68.1%(十分対策している:10.5%、ある程度対策している:57.6%)でした。
Q 受験生のお子さまの健康管理のためにどのようなことを意識していますか?

健康管理のために保護者が意識していることの最多回答は「十分な睡眠時間を促す(44.6%)」、次点で「生活のリズムを整える(42.0%)」でした。
夜遅くまで勉強して睡眠時間を削ったり、朝遅くまで寝ていたりといったことがないように、ときには早く寝るように促している保護者が多いことがうかがえます。
まとめ
本調査から、中学3年生の受験生を持つ保護者の約93%が子どもの志望校を把握し、94%が子どもの志望校に納得していることがわかりました。また、63.8%の保護者が積極的に受験にかかわるようにしており、子どもの体調管理や就寝時間、スマートフォンの利用などに注意をしています。保護者は干渉し過ぎないよう注意しつつ、過度な期待をかけないようモチベーション管理や健康管理に努めていました。
高校受験を成功させるためには親子間のコニュニケーションと適切なサポートが必要、ということがうかがえます。
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