2024.06.20
中学生の夏休みの過ごし方徹底調査!保護者1,000名へのアンケートで明らかになった実態と気をつけるべきことについて
夏休み。中学生にとっては楽しい時間であると同時に、勉強を進められる重要な期間でもあります。保護者さまにとっては、どのようにお子さまをサポートすればよいかという悩みを持つことも多いでしょう。
この記事では、中学生のお子さまを持つ保護者1,000名を対象に明光義塾が実施した「中学生の夏休みの過ごし方」に関するアンケートの結果を元に、中学生の夏休みの過ごし方の実態と保護者の期待、そこに生じるギャップについてまとめました。
中学生のお子さまがいらっしゃる方はもちろん、これから中学生になられるお子さまがいるという方もぜひご覧ください。
中学生の夏休みの過ごし方を知る
「受験生の夏休みはどのように過ごしたらいいの?」「うちの子は部活や遊びばかりでちっとも勉強しないけど他の子たちはどうなんだろう」
夏休み間近になると、このような悩みを抱えている方も多いことでしょう。
まずは、今回のアンケート結果を元に、中学生がどのように夏休みを過ごしているのか、また、中学生の保護者の方がどのように考えているのかを見てみましょう。
計画通りに過ごせていない中学生は意外と多い
Q あなたのお子さまの夏休みの過ごし方としてあてはまるものをお選びください。
※昨年の夏休みについてお答えください(n=1,000)
結果、61.9%の中学生が夏休みの計画を立てていない、または立てた計画がうまく進行していない、わからないということがわかりました。
子どもが計画通りに夏休みを過ごせていなかったとしても、深刻に受け止めすぎる必要はありません。「計画を立ててその通りに実行する」というのは、大人でも難しいことです。中学生はまだまだ成長過程であり、計画を立てて実行するスキルはこれから身につけていけばよいのです。
お子さまが計画を立てられていない、もしくは計画通りに過ごせていない場合、サポートしてあげてください。そのときはただ勉強しなさいと言うだけでなく、一緒に計画を立てたり、計画通りに行かないときにアドバイスをしてあげたり、計画通りに行っているときにはお子さまを褒めてあげたりするとよいでしょう。
夏休み期間中の平均学習時間は?
Q お子さまの夏休み中の1日の平均学習時間を教えてください。
※昨年の夏休みについてお答えください。(n=1,000)
夏休みの平均学習時間について、最多回答は「1時間以上2時間未満(30.0%)」でした。
この結果に多いと感じるか少ないと感じるかはご家庭それぞれかと思いますが、夏休みは学習のためだけでなく、家族との旅行やお出かけ、コミュニケーション、友人との交流など、学校の日常から離れてさまざまな経験ができる期間でもあります。
学習もその他のことも計画的に実施できるよう、お子さまとコミュニケーションを取ることが大切です。
通塾という選択肢
Q お子さまの今年の夏休みの予定についてお答えください。(n=1,000)
アンケートの結果、最多回答は「部活・クラブ活動」の41.2%でしたが、25.0%のご家庭は塾の夏期講習に通わせる予定であることがわかりました。
一定のご家庭では、子どもの勉強時間を補うためにも通塾を選択しているようです。
よい夏休みを過ごすために気をつけるべきことは?
夏休みに対する保護者の悩みを調査し、お子さまとよい夏休みを過ごすためにはどうすればいいかをまとめました。参考にしてみてください。
子どもの夏休みに対するストレスと対処法
Q あなたは夏休みの期間中、お子さまに対してストレスを感じることはありますか?(n=1,000)
アンケートの結果、なんと中学生の保護者の半数近くが、夏休みの子どもに対してストレスを感じていることがわかりました。
Q あなたは何に対してストレスを感じていますか?(n=484)
何についてストレスと感じるかについて、最多回答は「長時間のスマホ・ゲームの使用」が46.7%で続いて「生活リズムの乱れ」が44.8%、「食事の準備や片付け」が44.0%という結果でした。
夏休みになると朝早くに起きて学校に行くという習慣がなくなるため、スマホ・ゲームをやれる時間が増えたり、生活リズムが乱れたりする結果につながっていそうです。
また、食事の回数も必然的に増えるためそれが負担となっているご家庭も多いようです。
家庭内における夏休みのルールの設定方法について
Q あなたのご家庭で設定している、お子さまの夏休みのルールを教えてください。(n=1,000)
アンケートの結果では、ルールを設定していないが27.0%となり、大半のご家庭では何かしらのルールを設定していることがわかりました。ゲームやスマホの時間制限や、起床就寝・学習時間など規則正しい生活ができるようなルール設定が多いようです。
家庭内のルール設定には、子どもの成長に応じて責任感や自立心を育てる役割があります。ルールが守られていない場合は、頭ごなしに決めつけていなかったか、しっかりと納得できる形でルールを決めていたか振り返ってみてください。
子どもが納得できるルールを一緒に考え、子どもの成長に繋げることが大切です。
生成AIに関してのルールは?
昨今、宿題や課題について生成AIを使うことの賛否が議論されています。
中学生のお子さまを持つご家庭や学校ではどのような考えなのかを調査してみました。
Q 夏休みの宿題や課題に生成AIを使用することについてどのように思いますか?(n=1,000)
中学生を持つご家庭では、使用するべきだと思う(「使用するべきだと思う」と「どちらかというと使用するべきだと思う」)は30.2%に対し、使用を控えるべきだと思う(「使用を控えるべきだと思う」、「どちらかというと使用を控えるべきだと思う」)が41%とやや控えるべきだと思うと考えるご家庭が多いという結果でした。
Q 夏休みの宿題や課題に生成AIを使用することについて、学校側からルールの提示などはありましたか?(n=1,000)
対して学校では自由に使用を許可されているのが3.6%でルールが設定されている(「ルール内での使用のみ許可されている」、「使用は禁止されている」)のが19.0%とややルールが指定されている方が多い結果となりました。
しかし、「学校側からの説明はない」や「把握していない」があわせて77.4%と生成AIに関しての議論やルール設定はまだまだこれからという印象もあります。
まとめ
今回、中学生のお子さまを持つ保護者1,000名を対象に明光義塾が実施した「中学生の夏休みの過ごし方」に関するアンケートの結果を元に、中学生の夏休みの過ごし方や、よい夏休みを過ごすために気をつけるべきことをまとめました。
勉強時間や生活習慣に関するルール決めは、親子できちんと話し合い、子どもが成長できるようにサポートしてあげることが大切です。計画通りに勉強が進んでいないときは、アドバイスをしたり、計画の修正を手伝いましょう。ルールが守れていないときは、ルールを見直したり、時には子どもを叱ったり。子どもの成長を第一に考えることで、親子共に楽しい夏休みを過ごせるようになるはずです。
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