2018.10.10
応援に行く? 行かない? 部活動に関するアンケート結果
お子さんが通われている学校は、部活動が盛んですか? 近年は成果を上げることが求められすぎて、お子さんや保護者の負担が大きくなっていると指摘されることもある部活動ですが、お子さんにかけがえのない経験をさせてあげられる貴重な機会でもあります。部活動に関して保護者のみなさんがどのように考えているのか、アンケートで探りました。
※一般の保護者はネットリサーチ会社を通してアンケートを実施。ユーザーには自由回答にご協力いただきました。
あなたはお子さまの部活動の発表会や試合を見に行きますか?

編集担当
「基本見に行く」と「時々見に行く」が合わせて7割を超えました。お子さんの頑張る姿を見に行きたいと考える保護者が多いようです。
(中学3年生の保護者)
他の保護者の方達と一緒に毎回見に行きました。娘の一生懸命な姿を見て、大人の自分も励まされたり学ぶことが多かったです。
(中学3年生の保護者)
必ず行きました。娘の真剣な顔を見られるので。また、とても楽しそうなので。
(中学3年生の保護者)
なかなか見に行けないので、試合後に話を聞くのが楽しみです。
(高校3年生の保護者)
仕事に差し支えない限り、見に行きます。見てあげることが親のできることだと思います。
(中学2年生の保護者)
外社会での姿を知ることでいいところを見つけたい。子供の仲間関係も感じたいから。基本応援に行きます。
お子さまの部活動をサポートする中で一番大変なことは何ですか?

編集担当
「費用的な問題」という回答が多く見られました。気持ちとしては応援してあげたいけれど、家計とのバランスに悩む保護者の様子が浮かび上がります。「お弁当の準備」「朝練による早起きのサポート」などは、ややポイントを開けて続きました。
これといった負担を感じていない「特に無し」という回答も多く見られました。
(中学2年生の保護者)
弁当作り。遠征費。自分の休暇がなくなる。
(高校2年生の保護者)
本当はスキー部に1年のときは入部していましたが、スキー合宿の旅行代が高いから見送りました。
(高校3年生の保護者)
ユニフォームから練習着、靴までお金がかかります。遠征代もかかります。お金に余裕がないと難しいです。
(中学1年生の保護者)
メンタル面では気を遣います、そしてお弁当や捕食も栄養面や量・質などかなりこだわってます。金銭的にはしょうがないと思ってます。出世払いです。勉強時間が短くなるので心配してます。
(中学3年生の保護者)
休日に他校で練習試合した後に、塾の開始時間に間に合わないため車で送迎したり、雨天時には部員を保護者で手分けして送迎したり、車を出す機会が多かったです。
(小学校4年生の保護者)
子供の部活の試合の時の送り迎えや、部活で使う用品の金銭問題、それに親同士の交流も実はちょっと面倒…。
(高校1年生の保護者)
朝練が平日土日問わず毎日で、朝ご飯が5時、子供が学校に行くのが6時前です。 正直、早起きは辛いし、大会などの交通費も自腹で、いろいろお金がかかります。
(中学校2年生の保護者)
難しい年頃の、人間関係についての話しを傾聴する事です。大人の意見を挟まずに、いかにそれに徹することが出来るか…! 修行僧のよう⁈です(^_^;)
(既卒の保護者)
やはり、体調管理ですね。風邪など引かないように、かなり気を使いました。
(中学3年生の保護者)
本人だけでできることが、ほとんどなので大変なことはありません。
あなたはお子さまが部活を引退するまで続けて欲しいと思いますか?

編集担当
9割以上の保護者がお子さんに部活を最後までやり遂げてほしいと考えているようです。サポートをするうえで大変なこともあるけれど、部活によって得られるものはたくさんあると感じているのでしょうか。
あなたはお子さまが部活動を引退した後、受験勉強に切り替えることに対して不安を感じますか?

編集担当
「不安を感じている」と「どちらかというと不安を感じている」という回答が合わせて4割を占めました。引退まで頑張ってほしいけれど、中学3年生・高校3年生の受験に関しては、やはり不安を感じる保護者がたくさんいらっしゃるようです。
(中学2年生の保護者)
超不安。でも、部活をやり遂げられたなら何かしらの力がつくと思うので期待したいです。
(中学2年生の保護者)
少々不安に感じます。時間をうまく使って勉強や息抜きができるか不安です。
(中学2年生の保護者)
不安はあります。部活の引退時期が遅いので、他の子より受験勉強に遅れを取ってしまうのではと心配です。
(中学3年生の保護者)
部活の時間が勉強時間にそのまま入れ替わっていない。ゲームの時間も増えている。
(中学2年生の保護者)
メリハリのある時間の使い方ができないのではないかと不安を覚えます。だらだらしてしまいそう!
(中学3年生の保護者)
最後の大会で燃え尽きたせいか、しばらくは勉強モードにも切り替わらず、受験生なのに夏休みをのんびり過ごしていました。最近は高校の文化祭や説明会、模試などを経験して意識が少し出てきたようです。今でも気晴らしに部活仲間と練習しており、親としては不安ですが、本人が何かのきっかけでやる気モードに入ってくれることを願ってます。
(高校3年生の保護者)
目標が定まるまではエンジンがかからなかったけど、今は志望校も決まり、そこに向け頑張っています。
(中学3年生の保護者)
引退後は、燃え尽き症候群かと思うくらい何もしませんでしたが、夏休みが終わり、学校が始まると、勉強モードが出てきたようです。
(中学2年生の保護者)
不安はないです! 引退までやりきったことが、今後の自信とやる気に繋がると考えているからです!
(高校1年生の保護者)
不安はありません。将来何になりたいかが決まっているので、その夢に向かって頑張れると思います。
編集担当
部活動を頑張っているお子さんをもつ保護者のみなさんは、部活動に対して比較的ポジティブな感情を持っていると感じました。お子さんが何かに一生懸命打ち込む姿は応援してあげたくなりますよね。
一方で、部活動引退後の生活に不安を抱いている点も見逃せません。受験生になるということは、それだけ保護者にとってもプレッシャーが大きいのですね。ご協力いただいたみなさん、ありがとうございました。
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