中学生

2023.06.01      2023.10.06

中学生の夏休みの過ごし方徹底調査!保護者1000名へのアンケートで明らかになった実態と気を付けるべきことについて

pixta_69662591.jpg

夏休み。中学生にとっては楽しい時間であると同時に、勉強を進められる重要な期間でもあります。保護者さまにとっては、どのようにお子さまをサポートすればよいかという悩みを持つことも多いでしょう。

この記事では、中学生のお子さまを持つ保護者1,000名を対象に明光義塾が実施した「中学生の夏休みの過ごし方」に関するアンケートの結果を元に、中学生の夏休みの過ごし方の実態と保護者の期待、そこに生じるギャップについてまとめました。
中学生のお子さまがいらっしゃる方はもちろん、これから中学生になられるお子さまがいるという方もぜひご覧ください。

中学生の夏休みの過ごし方を知る

「受験生の夏休みはどのように過ごしたらいいの?」「うちの子は部活や遊びばかりでちっとも勉強しないけど他の子たちはどうなんだろう」

夏休み間近になると、このような悩みを抱えている方も多いことでしょう。
まずは、今回のアンケート結果を元に、中学生がどのように夏休みを過ごしているのか、また、中学生の保護者の方がどのように考えているのかを見てみましょう。

計画通りに過ごせていない中学生は意外と多い

Q あなたのお子さまの夏休みの過ごし方としてあてはまるものをお選びください。
※お子さまが中学生になってからの夏休みについてご回答ください。

fig1.png

結果、42.6%の中学生が夏休みの計画を立てていない、または立てた計画がうまく進行していない、わからないということが分かりました。
子どもが計画通りに夏休みを過ごせていなかったとしても、深刻に受け止めすぎる必要はありません。「計画を立ててその通りに実行する」というのは、大人でも難しいことです。中学生はまだまだ成長過程であり、計画を立てて実行するスキルはこれから身につけていけばよいのです。

お子さまが計画を立てられていない、もしくは計画通りに過ごせていない場合、サポートしてあげてください。そのときはただ勉強しなさいと言うだけでなく、一緒に計画を立てたり、計画通りに行かないときにアドバイスをしてあげたり、計画通りに行っているときにはお子さまを褒めてあげたりするとよいでしょう。

保護者が望む学習時間と実際の学習時間とのギャップを知る

アンケートの結果、保護者が望む学習時間と実際の中学生の学習時間との間にギャップがあることが分かりました。以下、2つのアンケート結果をみていきましょう。

Q お子さまの夏休み中の1日の平均学習時間を教えて下さい。

image9.png

夏休みの平均学習時間について、最多回答は「1時間以上2時間未満(27.8%)」でした。では、中学生の保護者が望む、1日にお子さまに勉強してほしい時間はどれくらいなのでしょうか?

Q あなたは今年の夏休み、1日にお子さまにどれくらい勉強して欲しいですか?

image3.png

中学生の保護者が望む夏休みの学習時間については、最多回答は「2時間以上3時間未満(24.8%)」でした。 この結果から、中学生の学習時間の実態と親の期待との間に、一定のギャップが存在することがわかります。

ただ夏休みは学習のためだけでなく、家族との旅行やお出かけ、コミュニケーション、友人との交流など、学校の日常から離れてさまざまな経験ができる期間でもあります。 お子さまとしっかりコミュニケーションを取ることで、ギャップができてしまう原因や解決策を探っていきましょう。

解決策として、通塾という選択肢

Q あなたのお子さまは、今年の夏休みに通塾する予定はありますか?

fig2.png

アンケートの結果、47.8%と約半数のご家庭が通塾させる予定であることがわかりました。
多くのご家庭では、子どもの勉強時間を補い、望むだけの時間を勉強してもらうために通塾を選択しているようです。

よい夏休みを過ごすために気をつけるべきことは?

夏休みに対する保護者の悩みを調査し、お子さまとよい夏休みを過ごすためにはどうすればいいかをまとめました。参考にしてみてください。

保護者が持つ悩みとその解決策

Q あなたはお子さまの夏休みの過ごし方について、どのような不安がありますか?

image1.png

中学生の保護者が感じている夏休みの不安についての質問で、最多回答は「生活リズムの乱れ(54.3%)」となりました。 夏休みになると、朝早くに起きて学校に行くという習慣が無くなるために、このような不安を抱えている保護者の方が多いようです。

ここで、生活リズムを整えるためにできる3つのことを紹介します。

1つ目は、学校がある時と同じ時間に起きて、同じ時間に寝ることです。つい、学校が無いからと言い訳をしてしまいがちですが、いつもと同様の生活リズムを送れるように起床時間や就寝時間を変えない事が大切です。

2つ目は、起きたら日の光を浴びることです。太陽の光には体内時計をリセットする効果があります。学校に行く予定がなくても、朝しっかりと太陽の光を浴びるようにしましょう。

3つ目は、規則正しい時間に食事を取ることです。夏休みは給食のように昼食の時間が決まっていませんが、食事の時間の乱れは、その他の生活リズムの乱れにも繋がってしまいます。食事の時間は一定に保つようにしましょう。

これら3つに気を付けて夏休みを過ごすようにしましょう。

夏休みのマスクの着用について

先ほどの質問で、「新型コロナウイルス」に関する不安をお持ちの保護者さまも一定数いらっしゃいました。今年の夏はどのように感染対策をしていけばよいのでしょうか。

Q あなたは夏休み期間中お子さまが外出する際、マスクの着用を推奨しますか?

fig3.png

アンケートの結果、51.7%の保護者が夏休みの外出時、子どもにマスクの着用を推奨すると回答しました。コロナが5類感染症に移行され、収束に向かっているとはいえ、まだまだマスクをつけさせたほうがいいと考えている保護者の方が多いようです。

マスクの着用によりコロナウイルスだけでなく、ウイルス性感染の予防効果もあり、夏のイネ科等、花粉症をお持ちの方はその軽減もできます。暑さや、息苦しさが気にならないようであれば、着用するメリットはあると考えられます。

子どもの夏休みに対するストレスと対処法

Q あなたは夏休みの期間中、お子さまに対してストレスを感じることはありますか?

fig4.png

アンケートの結果、なんと中学生の保護者の半数が、夏休みの子どもに対してストレスを感じていることがわかりました。

ストレスの原因は大きく2つ考えられます。

1つ目は、子どもが家にいる時間が増えることに対するストレスです。夏休みになると、昼食も用意する必要があったり、遊びや話に付き合う時間が増えることにより、他にやるべきことがしにくくなる等、ストレスをためてしまう保護者さまも一定数いらっしゃるようです。

2つ目は、子どもが言うことを聞かず、思い通りにいかないことに対するストレスです。これまでのアンケートの結果からも、子どもの生活態度が良くなかったり、思うように勉強してくれないためにかかるストレスがあることが読み取れます。

子どもの夏休みの過ごし方について、親の思い通りにいってない場合は、しっかりと子供の行動を観察し、対話を通して夏休みの過ごし方について一緒に考える時間を作ることが大切です。

家庭内における夏休みのルールの設定方法について

Q あなたのご家庭で設定している、お子さまの夏休みのルールを教えて下さい。

image6.png

アンケートの結果では、71.9%と大半のご家庭ではルールを設定していることがわかりました。ゲームやスマホの時間制限や、起床就寝・学習時間など規則正しい生活ができるようなルール設定が多いようです。
家庭内のルール設定には、子どもの成長に応じて責任感や自立心を育てる役割があります。ルールが守られていない場合は、頭ごなしに決めつけていなかったか、しっかりと納得できる形でルールを決めていたか振り返ってみてください。
子どもが納得できるルールを一緒に考え、子どもの成長に繋げることが大切です。

まとめ

今回、中学生のお子さまを持つ保護者1,000名を対象に明光義塾が実施した「中学生の夏休みの過ごし方」に関するアンケートの結果を元に、中学生の夏休みの過ごし方や、よい夏休みを過ごすために気を付けるべきことをまとめました。

勉強時間や生活習慣に関するルール決めは、親子できちんと話し合い、子どもが成長できるようにサポートしてあげることが大切です。計画通りに勉強が進んでいないときは、アドバイスをしたり、計画の修正を手伝いましょう。ルールが守れていないときは、ルールを見直したり、時には子どもを叱ったり。子どもの成長を第一に考えることで、親子共に楽しい夏休みを過ごせるようになるはずです。

この記事を家族や友人に教える

あわせて読みたい記事

タグ一覧

おすすめ記事

おすすめ記事

Home > 明光プラス > 中学生 > 中学生の夏休みの過ごし方徹底調査!保護者1000名へのアンケートで明らかになった実態と気を付けるべきことについて