2024.02.08
中学生の自己効力感を調査!保護者1,000名へのアンケートで明らかになった実態とは?

自己効力感とは新しいことに挑戦する際に、「やればできる」「きっとうまくいく」と目標達成のために必要な能力を自分自身が持っていると信じる度合いのことを言います。自己効力感が高ければ高いほど、お子さまが新しいことに積極的にチャレンジする意欲を持つことができます。
似たような言葉に自己肯定感がありますが、自己肯定感は「自分の価値や存在を肯定できる」というありのままの自分を受け入れる気持ちです。
つまり、自己効力感は「やればできる」と自分自身の能力を信じられること、自己肯定感は「失敗しても自分には価値がある」と思えることを言います。
「やればできるの記憶をつくる」をパーパスに掲げる明光義塾では、中学生の保護者1,000名を対象に、「やればできる!中学生の自己効力感に関する意識調査」を実施いたしました。中学生のお子さまがいる方はもちろん、これから中学生になられるお子さまがいる方もぜひご覧ください。
自己効力感につながるのは周りからの評価
Q1 あなたのお子さまがやればできると思えたきっかけを教えてください。(n=1,000、複数回答方式/3つまで)
やればできると思えたきっかけは、テストの点数アップや成績向上、保護者や教師からの評価が上位という結果でした。この結果から、お子さまは特に学習面において、周りから評価されることにより自己効力感が上がるということがわかります。
Q2 あなたのお子さまは「やればできる」と思いますか?(n=1,000、単一回答方式)
「やればできると思う」と「どちらかというとやればできると思う」を合わせると保護者の9割以上がやればできるという考えをお子さまに対して持っていることがわかりました。
Q3 お子さまが他者から評価されることは、「やればできる」という気持ちに影響すると思いますか?(n=1,000、単一回答方式)
お子さまが他者から評価されることが自己効力感につながるか、という質問に対し「影響する」、「どちらかと言うと影響する」を合わせると95.5%の保護者が効果があると考えていることがわかりました。
これらの結果から、多くの保護者の方はお子さまに対して他者から評価されることで自己効力感が上がると考え、うちの子はやればできると期待をかけていることがわかりました。
他者からの評価が自己効力感の鍵
多くの保護者がやればできると期待している
達成できる目標が自己効力感を上げる?
Q4 お子さまの「やればできる」という気持ちを高める方法として、目標を持つことは効果があると思いますか?(n=1,000、単一回答方式)
目標を持つことで自己効力感が上がるか、という質問に対し「効果がある」、「どちらかと言うと効果がある」を合わせると94.6%の保護者が効果があると考えていることがわかりました。
Q5 あなたのお子さまの「やればできる」という気持ちを高める方法として、それぞれどのような目標を持つことが効果的だと思いますか?(n=946、マトリクス/単一回答方式)
どのような目標が効果があるかという質問に対しては「達成しやすい」、「どちらかというと達成しやすい」を合わせると学習面では75.9%、生活面では74.2%の保護者が達成しやすい目標が効果があると考えていることがわかりました。
これらの結果から、「達成できる目標を持つこと」がお子さまの自己効力感を上げると多くの保護者が考えていることがわかります。
目標を立て、達成することで自己効力感が上がる
自己効力感を伸ばしたい保護者の悩み
Q6 あなたがお子さまの「やればできる」という気持ちを育むにあたり、悩んでいることはありますか?(n=1,000、複数回答方式/3つまで)
一方で、「やればできる」というお子さまの気持ちを伸ばしたい保護者の悩みについて質問したところ、「結果を求め過ぎてしまう」が23.6%、「やる気を引き出す方法がわからない」が23.2%、「子供に干渉し過ぎてしまう」が20%という結果になりました。
お子さまの自己効力感を伸ばしたいが上手にやる気を引き出せずに悩んでいる保護者が多いことがわかります。
Q7 新年度、お子さまにチャレンジして欲しいことは何ですか?(n=1,000、複数回答方式/3つまで)
保護者がお子さまに新しく挑戦してもらいたいことは「苦手教科の克服」、「自主学習」、「将来の目標設計」という、新年度の学習や、将来に向けて取り組んでほしいと思っている保護者が多いことがわかりました。
Q8 新しいことへの挑戦が子どもの「やればできる」という気持ちに影響すると思いますか?(n=1,000、単一回答方式)
新しいことへの挑戦が自己効力感に影響するかという質問に対しては、「影響する」、「どちらかと言うと影響する」を合わせて92%の保護者が影響すると考えていることがわかりました。
これらのことから新しいことへの挑戦が自己効力感につながると感じつつ、どうしたらお子さまのやる気を引き出すことができるのかと悩んでいる保護者が多いことがわかります。
新しいことへの挑戦が自己効力感につながる
やる気を引き出すのは難しい
まとめ
いかがでしたでしょうか。この記事では中学生のお子さまの自己効力感についての調査結果を紹介しました。
苦手教科の克服や新しいことへの挑戦を期待する保護者が多いですが、お子さまの力だけで達成することは難しいものです。お子さまの自己効力感を伸ばすためにも保護者の方はぜひ協力してあげてください。
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お子さまの現状の課題を知りたい方、お子さまの更なる成長をお考えの方は、ぜひ一度お近くの明光義塾までお気軽にご相談ください。
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