2020.01.15
勉強の妨げやストレスをなくすには? 受験生へのサポートに関するアンケート結果
編集担当
本格的な受験シーズンに突入しました。受験生を抱えるご家庭では緊張感のある日が続いているかもしれませんね。
受験生がナーバスになりやすいこの時期、ご家庭ではどのようなサポートが行われているのでしょうか。
中学3年生の保護者300名、高校3年生の保護者300名の合計600名にアンケート調査を実施し、その結果をまとめました。
来年以降に受験を予定しているお子さんがいる皆さんもぜひご覧ください。
※アンケートはネットリサーチ会社を通して実施しました。
お子さんのスマホ利用に関して、受験勉強の妨げにならないようルールを設定していますか?

編集担当
受験勉強の妨げにならないようスマホのルールを設定している家庭は「ルールを設定している(13.1%)」、「どちらかというとルールを設定している(23.0%)」をあわせて36.1%。受験生の保護者3人に1人以上が、受験に向けてスマホの利用にルールを設けているようです。
受験生のお子さんのスマホ利用のルールを教えてください

編集担当
ルールの内容としては、利用時間を制限しているが80%で最多。勉強に集中できるようメリハリのある環境づくりをサポートしているようです。
あなたのご家庭では、受験生のお子さまがストレスなく勉強ができるように、家族で協力していますか?

編集担当
ストレスなく勉強ができるように協力していると答えた家庭は「協力している(31.5%)」、「どちらかというと協力している(53.8%)」を合わせて85.3%。ほとんどのご家庭が何かしらの協力をしているようです。具体的に、どのような協力をしているのでしょうか?
びち(お子さんの年齢:中学3年生)
リビングで勉強する事も多いので、なるべく邪魔にならないように一緒に読書をする等しています。
はる(お子さんの年齢:中学3年生)
居間で勉強するので、テレビをつけない。親は早めに寝るなどです。ですが、子供が愚痴を言いたいときは、しっかり聞くようにしています。
みっぽこりなちょまにゅ(お子さんの年齢:中学3年生)
自分の好きな場所で勉強させている。孤独感を持たせないよう。
まちゃ(お子さんの年齢:高校3年生)
わからない勉強面だとか、受験方法だとか一緒に調べたり考えたりすること。
ままロン(お子さんの年齢:中学3年生)
一緒に勉強している時間起きていたり、夜食を作ったり、温かい飲み物を入れたり、体調面も精神面も気をつけています
編集担当
内容としては、気が散るようなことをしない、孤独感を感じないように一緒に作業をするといったものが目立ちました。
お子さんの受験費用がどのくらい必要になるか把握をしていますか?

中学3年生の保護者と高校3年生の保護者の比較

編集担当
受験の際、学力面や健康面のほかに気になるのが金銭面。受験生の保護者が志望校の受験費用についてどのくらい把握しているのか調べたところ、「把握している(40.7%)」、「どちらかというと把握している(41.2%)」と合わせて81.9%が受験にかかる費用を把握していることが分かりました。
中学生の保護者と高校生の保護者を比較したところ、高校生の保護者の方がより受験の費用を把握しているという傾向に。大学受験は高校受験よりも費用が高額になりがちなため、このような結果となったのかもしれません。
お子さんの志望校に納得していますか?

「納得している(47.8%)」と「どちらかというと納得している(34.9%)」と合わせて82.7%がお子さんの志望校に納得。費用がかかることなどは分かったうえで、お子さんを応援されているようです。
受験生のお子さんに対してどのように応援をしていますか?

編集担当
選択式のアンケートでは、最多は「言葉で伝えて応援している(74.6%)」。
お子さんを励ましたり勇気付けたり、多くのご家庭で応援の声掛けをされているようです。
次に「心の中だけで応援している(18.9%)」、「SNSを通じて応援している(4.1%)」が続きましたが、いただいたコメントを読むと言葉ではない手段で応援する気持ちを伝えている人が少なくありません。そっと見守るのも応援方法の一つですね。
はる(お子さんの年齢:中学3年生)
親からはあまり頑張れ頑張れと言わずに、子供を信頼しているからあなたに任せている、ということを伝えています。親が言ってもやる年齢ではないので、子供のやる気に任せています。
みっぽこりなちょまにゅ(お子さんの年齢:中学3年生)
どんな少しのよかった点でもほめるようにしている。
ふみ(お子さんの年齢:中学3年生)
楽しい時間も作れるように外へ誘うこともあります。
まちゃ(お子さんの年齢:高校3年生)
やりたいことをやらせる。勉強だけでなく、食べたいものや欲しいものを話し合いながら対応していく。
ひしゆう(お子さんの年齢:中学3年生)
心の中ではいつも応援してますが、なるべくそういう言葉は出さないように見守っています。
受験生のお子さんに言わないように心がけている言葉はありますか?

編集担当
およそ4割の保護者が受験生のお子さんに言わないようにしている言葉があるという結果に。特に、自信を失わせるような言葉や勉強を強制するような言葉には気をつけているようです
あーちゃん(お子さんの年齢:中学3年生)
やる気を無くさないように、勉強に対して口出しをしていない。逆にイライラしてしまうから。
びち(お子さんの年齢:中学3年生)
機嫌をそこねるとやる気がなくなると思い、本人を信じて特に何も言わないようにしてます。
ふみ(お子さんの年齢:中学3年生の保護者)
「勉強大丈夫?」、「勉強しなさい!」
ひろたつママ(お子さんの年齢:中学3年生)
ダメとか無理とか、勉強や志望校に関して心折れる言葉は言わないようにしている。
みみりん(お子さんの年齢:中学3年生)
極力「勉強してる?」と言わないようにしています。
はる(お子さんの年齢:中学3年生)
ベタですが、「落ちる」、「滑る」などです。
編集担当
保護者はお子さんが実力を最大限に出し切れるようにサポートしたいもの。とはいえ、やりすぎは禁物です。アンケートの結果からは、みなさんがお子さんのプレッシャーにならない程度にそっと応援している様子が見て取れました。ご協力いただいたみなさん、ありがとうございました。
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