2018.11.14 2020.11.24
どんなリアクションをすればいい? お子さんのテスト結果に対する保護者の反応
毎回ハラハラドキドキの定期テスト。お子さんが持って帰ってくる結果に対して、保護者のみなさんはどのような反応をしているのでしょう。中学生のお子さんを持つみなさん(※1)と記事を閲覧しているユーザー(※2)に聞きました。
記事の最後には、明光義塾の教室長からお子さんのテスト結果を振り返るときのアドバイスも掲載しています。
※1 一般の保護者はネットリサーチ会社を通してアンケートを実施。
※2 ユーザーには自由回答にご協力いただきました。
あなたは、お子さまのテスト結果に対して褒めたことがありますか?

あなたはテスト結果が原因でお子さまを褒める際、何に対して褒めていますか?

編集担当
9割以上の保護者が、テストの結果に対して褒めたことがあると回答。そのうち7割ほどが「テストの点数が良いことに対して」褒めていることが分かりました。「苦手な問題を克服したことに対して」「日々の勉強に対する姿勢に対して」など、日々のお子さんをよく観察したうえでのリアクションはそれぞれ4割程度となりました。
あなたはお子さまのテスト結果に対して、褒めたことはありますか? またその理由を教えてください。
Mille(お子さんの年齢:中学2年生)
前回よりも上がった、本人も頑張った、と自分で思える時は褒めます! 褒めて頑張ったら結果がついてくる、ということを実感してほしい!
ななちゃん(お子さんの年齢:中学3年生)
あります。特に中3になってからは、褒めてあげるようにしています。でも、褒めすぎると、大丈夫だと過信してしまうので軽く褒めて、まだまだ伸びしろがあると、励まします。
ともっぴ(お子さんの年齢:中学3年生)
あります。平均点を大幅に超えての点数を取った科目があると、良かったねー、頑張った成果だよーと、子供以上に喜びます。
natsu-berry67(お子さんの年齢:中学1年生)
あります。よく出来ていたテストはもちろん褒めました。 苦手な教科も、なるべく褒めて、おだてて、やる気を出させるようにしています。
笑里(お子さんの年齢:中学2年生)
あります。前回よりも上がっていたり、字を上手に書いていたり、答案に問題と一致した答えを間違いなく書いていたり、いろいろ良いところを見つけて褒めます。
よっぴ〜(お子さんの年齢:中学3年生)
あります。最近は苦手な国語の点数がアップしていたので、夫婦二人でほめちぎりました。
ゆあまま(お子さんの年齢:中学1年生)
あります。塾で習っている科目が一番成績がよく、本人もやる気や自信があるようなので、今後も伸ばせるように励ましました。
でぶちんまま(お子さんの年齢:中学2年生)
頑張っている姿をみたあと、少しでも結果にあらわれたときには、褒めるようにしています。次はもう少しあげられるようにしようねと、励まします。
あなたは子どものモチベーションや、今後の学習に役立つ褒め方が出来ていると思いますか?

あなたが出来ていないと思う理由をお答えください。

編集担当
お子さんの成長に役立つ褒め方が「出来ている」「どちらかというと出来ている」の答えを合わせると、約半数の保護者がお子さんを上手に褒められていることになります。
残りの約半数である、お子さんの成長に役立つ褒め方が「出来ていない」「どちらかというとできていない」と答えたみなさんは、その理由に「適切な褒める言葉がわからない」「褒めることに慣れていない」などを挙げていました。褒めるためのポイントやタイミングがわからず困っているように見受けられます。
あなたはお子さまのテスト結果に対して叱ったことがありますか?

あなたはテスト結果が原因でお子さまを叱る際、何に対して叱っていますか?

編集担当
テスト結果に対して叱ったことがあると回答した保護者は約半数。そのうち叱ったことがあると回答した保護者に何に対して叱ったのかを聞くと「日々の勉強に対する姿勢に対して(47.5%)」、「やればできるはずなのにやらないことに対して(46.2%)」などが上位に挙がりました。
「テストの点数が低いことに対して(34.1%)」「簡単な問題を間違えたことに対して(27.4%)」など、テスト結果そのものに対して叱ったという回答もそれぞれ3割前後ありました。
あなたはお子さまのテスト結果に対して、叱ったことはありますか? またその理由を教えてください。
ともっぴ(お子さんの年齢:中学3年生)
叱ったことがあります。明らかに勉強不足、対策不足とわかった時は、結果が出たね、これが現実だよー、と。でも、きつく言えない性格で、本人もわかっていると思うから、最後は励ますような感じで終わります。
エメラルド(お子さんの年齢:中学2年生)
叱るというより注意ですね。毎回ケアレスミスが多いので、その都度注意していますが、全く響いていないようです。
れがしー(お子さんの年齢:中学2年生)
毎回叱責しています。テスト勉強するように言っても、ゲームやスマホを触ってばかりなので、成績が悪いのは当然の結果だと思います。叱っても、全然堪えてないですが。
ななちゃん(お子さんの年齢:中学3年生)
やはり、ありますね。範囲も細かく出されていて、確実にここから出題されると言われていたのに覚えず、結果が悪くても難しかったと言い訳した時は、かなり怒りました。
パンパパン(お子さんの年齢:中学2年生)
結果については叱った事はありません。テスト勉強していなかった時等の経過の取り組み方については叱ります。 結果は後からついてくるものなので、やらなかったらやらなかっただけ、やったらやっただけの結果になると思っています。
あなたは子どものモチベーションや、今後の学習に役立つ叱り方が出来ていると思いますか?

あなたが子どもの成長に役立つ叱り方が出来ていないと思う理由をお答えください。

編集担当
テスト結果に対してお子さんを叱ると回答した保護者のうち、今後の学習に役立つ叱り方が出来ている保護者は4割未満(「出来ている(5.4%)」「どちらかというとできている(30.9%)」の合計)。6割以上の保護者がお子さんの成長に役立つ叱り方ができていないと感じているようです。
お子さんの成長に役立つ叱り方ができていない理由については「感情的に叱っているから」が約半数。以下、「適切な叱る言葉が分からない(36.5%)」「叱りすぎていて言葉に重みがない(29.0%)」「叱ることに慣れていない(10.0%)」が続き、上手に叱れない保護者の悩みが浮き彫りになっています。
また、アンケートの結果を見ると、保護者のみなさんは「できれば上手に子どもを褒めたい」「次につながる叱り方をしたい」と考えているように感じました。けれど、その方法が分からなかったり、言葉がみつからなかったりして悩まれているようです。

向田 文哉
(ひばりヶ丘教室)
テストを振り返るときのアドバイス
テスト結果を振り返るときには「今回のテストで一番できたところは何だった?」といったように、お子さんが自分の良かったことや頑張ったことが言える質問(声掛け)をしてみてください。そうするとお子さんは「○○は良かった。でも○○はもうちょっと勉強するべきだった」と自分なりの反省点を話してくれると思います。そうしたらすかさず「じゃあ次はどうすればいいかな?」問いかけてみましょう。
保護者の「指示」ではなく、お子さん自身が「自分で考えて決める」ことで、次の行動のモチベーション向上につながるはずです。
この記事を家族や友人に教える
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