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2021.01.12      2023.10.06

イライラして勉強に集中できない! そんなときの対処法とは?

イライラして勉強に集中できない! そんなときの対処法とは?

勉強していると、ふとした拍子にイライラしてくることはありませんか。一度イライラしてしまうと、思うように勉強に集中できず、その自分にさらにイライラするという悪循環に陥りがちです。

イライラしている間はモチベーションも下がる一方となるので、手早く対処することが大切です。まずは自分がイライラしている理由を考え、根本的な原因をなくしましょう。この記事では、勉強中にイライラしてしまう原因から、その場で解消する対処法を解説します。

イライラの正体とは?

勉強中にイライラするというのは誰にでもある現象で、受験生の多くが経験していることです。

しかし、自分が何に対してイライラしているのかを、具体的に理解できている人は少ないのではないでしょうか。勉強中のイライラに悩んでいる人は、まずその正体を突き止めることからスタートしましょう。

そもそもイライラとは?

勉強中以外にも、私生活でイライラすることもありますよね。そもそもイライラするということは、何か自分の思い通りにならないことがあって、ストレスを感じている状態といえます。

それが勉強中に起こるということは、勉強に対して思い通りにならないと感じているということです。

まずイライラの正体を突き止める

イライラを解消するために、まずは自分がなぜイライラしているのか、その原因を突き止めましょう。

勉強中にイライラする理由は、人それぞれです。特に多いのが、「思うように勉強が進まない」という理由です。取り組んでいる勉強内容がどうしても理解できず、イライラが増すというケースや、スケジュール通りに勉強が進められずイライラしてしまうケースが考えられます。

また、勉強の邪魔となるものがイライラを助長させている可能性もあります。例えば、イスのきしむ音が気になる、筆記用具が使いにくいなど、快適に勉強できる環境が整っておらず、小さなストレスが溜まってイライラしてしまうこともあるでしょう。

他にも、友人よりもテストの点数が低かった、家族と喧嘩したことが気になるなど、目の前の勉強とは直接関係のないストレスからイライラが発生しているケースもあります。
自分がイライラしてしまう原因さえわかれば、対処することも容易になるでしょう。

イライラは敵?

イライラすることが、必ずしも悪いこととは限りません。勉強の妨げになるイライラはすぐに解消すべきですが、ときには勉強への意欲を高めてくれるイライラも存在します。

「もっと頑張らなきゃ」「〇〇に負けたくない」と思えるイライラは、勉強へのモチベーションが上がるきっかけとなる場合もあります。イライラする自分を邪険にせず、上手につき合っていきましょう。

勉強がわからなくてイライラするときの対処法

勉強がわからなくてイライラするときの対処法

人は誰しもわからないことに直面すると、不安や焦りが生じ、イライラへと転じてしまうものです。勉強がわからないことに対してイライラしてしまう人は、以下の3つの対処法を試してみましょう。

ひとまず別の勉強に切り替える

勉強の内容が理解できずにイライラしているときは、同じことを考えてもイライラが増すばかりです。今取り組んでいる勉強が行き詰まったら、ひとまず中断しましょう。

ここで勉強を終えるのではなく、別の問題に移行したり、まったく違う教科や教材に取り組んだりするなど、続けることが大切です。違う問題に触れることで、効率の悪い状態で時間を浪費せずに済み、気分もリフレッシュされます。

しばらく経ってから同じ問題に戻れば、案外すんなりと問題が解けるようになるなど、時間が解決してくれることもあります。

基礎をおさらいする

勉強がわからなくなるのは、ほとんどの場合で基礎の理解が足りていないことが原因となっています。基礎的なことが思い出せない状態で、応用的な問題に取り組んでも、時間を無駄に消費してしまうだけです。

わからない問題があれば一度中断し、基礎レベルの問題に戻ってみましょう。基礎を復習することでストレスなく学習が続けられ、これまで解けなかった問題も最終的には理解できて、イライラが解消されるでしょう。

また、基礎を振り返ることで他のさまざまな問題が解けるようになることもあります。「基礎を振り返るよいチャンスができた」とプラスに考えれば、イライラせずに済むでしょう。

人に教えてもらう

勉強内容についてどうしてもわからない場合には、理解している人に教えてもらうのが一番の近道です。あらゆる手を尽くしてもわからないことは、結果的にはわからないままで終わってしまうことも多くあります。

また、わからないまま放置しても、イライラの根本的な原因は解消されません。わからないときは素直に人を頼り、きちんと問題点を理解できれば、イライラも自然と落ち着いてくるはずです。

勉強がなかなか進まなくてイライラするときの対処法

勉強が進まずイライラするのは、受験生に多い悩みでもあります。次に、勉強がなかなか進まなくてイライラするときの対処法を紹介します。

人と比較するのをやめる

「勉強が進まないと、周りから遅れを取ってしまう」と思い、焦りからイライラが生じる人も多いのではないでしょうか。他人と比較することでモチベーションを上げてきた人も多いと思いますが、イライラして勉強が手につかないようであれば逆効果です。

他人と自分を比較しても、どうすることもできません。他人と自分の優劣をつけるよりも、まずは自分のことを優先的に考え、自分なりのやり方で取り組むことが先決です。自分が今できることに集中する方が、結果的には効率よく勉強を進めることができ、気分も楽になるはずです。

「できたこと」を数える

勉強に費やした時間に対し、成果が得られていないと感じると、勉強がなかなか進んでいないように思えてしまいます。人間は、自分の行いへの見返りがあるほど、やる気やモチベーションは上がりやすいものです。

勉強に取り組んだ時間に対する成果は必ずあるはずです。まずは、これまでの勉強の中で「できたこと」を数えてみましょう。スケジュール帳やカレンダーに、どのくらい勉強に取り組み、何がわかるようになったか書いてみたり、どのくらい成績が上がったかわかるよう、成績一覧表を作ってみたりするなど、目に見える形で書き出すのがおすすめです。

「できたこと」が増えれば増えるほど自信となり、イライラよりもやる気が出やすくなります。

あえて勉強を打ち切る

「勉強が進まない」という焦りを抱えた状態で勉強をだらだら続けていても、勉強へのモチベーションが下がるのはもちろん、勉強自体に嫌気が差してしまうなど、逆効果となる可能性もあります。

イライラが治まらないようであれば、潔く勉強を打ち切ることも大切です。最初に決めた時間まではしっかり勉強に専念し、時間が経ったら勉強をストップしましょう。

勉強へのモチベーションを高く維持し続けるためには、ときに「勉強をしない」という選択をすることも必要です。

勉強に集中できなくてイライラするときの対処法

環境や気分によって、思うように勉強に集中できないときもあるでしょう。次に、勉強に集中できずにイライラするときの対処法について解説します。

環境を変える

周りがうるさくて勉強に集中できない場合は、環境を変えるのが一番です。考えごとをしているときに騒音が聞こえると、思考を邪魔されてしまい、気が散ってイライラし始めてしまいます。

周りの音が気になる場合は、図書館や塾の自習室など静かな場所に移動しましょう。逆に静かすぎて落ち着かない場合は、ほどよく雑音のあるカフェなどを勉強場所に選ぶのもよいでしょう。自分が落ち着いて勉強に集中できる場所を日頃からいくつかストックしておくと、使い回しができておすすめです。

また、音楽を聞きながら勉強すると集中できるという人もいます。勉強と音楽の関係、音楽がもたらす効果については、「勉強中に音楽を聴くのはあり?音楽がもたらす効果と集中力アップのコツを徹底解説」の記事に詳しくまとめていますので、ぜひご参照ください。

気分転換を図る

注意力が散漫になるのは、勉強が行き詰まっている、または飽き始めている証拠です。そのまま勉強を続けても同じ状態が続くので、一度気分転換する時間を設けましょう。

姿勢を変えたり、背伸びをして深呼吸をしたりするなど、体勢を整えるだけで、身体がすっきりして、自律神経も整いやすくなります。また、音楽を聴いたり外の空気を吸ったりするのも、よい気分転換の方法です。

勉強に向けていた思考を一度中断してみることで、脳も身体もリフレッシュされてイライラも軽減されるでしょう。

糖分を補給する

運動中は身体のエネルギーを消費するように、勉強中は脳が大量のエネルギーを消費しています。エネルギーが不足してくると、必然的にイライラしやすくなり、集中力も低下してしまいます。

脳のエネルギーの元となるのはブドウ糖です。集中力が落ちてきたと感じたら、炭水化物やラムネ、手軽に摂取できるゼリーやサプリメントなどから、ブドウ糖を補給しましょう。ただし、満腹になると眠くなってしまうので、おなかを満たしすぎないように注意しましょう。

休憩・仮眠を取る

長時間勉強を続けていると、脳が疲労し始めるので、小さなことにイライラしやすくなってしまいます。取り組んだ学習内容を記憶するのも脳なので、脳が健やかな状態でなければ、長時間勉強を続けても効果は薄れてしまいます。

勉強中は適度な休憩を挟むようにして、脳を休める時間を作りましょう。また、あまりに眠いときは、無理せず仮眠を取るのも1つの手です。仮眠は15~20分程度、長くても30分以内に留め、寝すぎて勉強を再開するのが億劫にならないようにしましょう。

勉強でイライラしなくなるために

勉強中、イライラするたびに対処を講じることも必要ですが、そもそもイライラしないように日頃から自分をケアすることが何より大切です。勉強中にイライラしなくなるために気をつけたい3つのポイントを紹介します。

人間関係のストレスを解消する

人間関係によるストレスは、勉強中にも気がかりとなり、つい思い出してはイライラしてしまいがちです。人間関係が修復されない限りは、イライラがずっと続いてしまいますので、親や友人などとの関係に問題を抱えている場合には、なるべく早く解決しておきましょう。

特に、受験時などは些細なストレスが勉強に大きく影響してしまうこともあります。受験に直接関係のない人間関係であれば、一時的にでも遠ざけてしまうのも1つの方法です。

大きな目標を意識する

他人と比較して焦ってしまう人は、自分が掲げる大きな目標を改めて意識してみましょう。

自分は何のために勉強をしていて、最終的にどんな自分になりたいと考えているのか、勉強に励む理由や将来的なイメージ像を明確に意識することで、漠然としたイライラを抱えずに勉強に取り組めるようになります。

大きな目標を意識すれば、自ずと「周りは周り、自分は自分」とよい意味で差別化できるようになるでしょう。

健康な生活を送る

心身が不健康な状態だと、何ごとにもイライラしやすくなります。勉強に集中するためにも、健康が第一です。特に睡眠と食事は、健康を大きく左右するポイントです。脳を休めるためにも、睡眠時間はきちんと取りましょう。

また、食事は栄養バランスを考慮したメニューにし、3食しっかり食べることで、長時間でもしっかりと勉強に取り組める体力がつきます。さらに勉強中心の生活になると運動不足に陥りやすいので、適度な運動習慣をつけておくことも、健康的な身体を維持するためには必要です。

まとめ

勉強中にイライラする理由のほとんどが、精神的な影響によるものです。特に受験生の多くは、自分の勉強への取り組み方に不安や焦りを覚えたり、勉強がわからないことがストレスとなったりして、集中力の低下やイライラを引き起こしているケースも多いでしょう。

しかし、正しい勉強方法を身につけることで、精神的な不安や焦りはある程度解消することができます。

明光では、独自で収集した膨大な受験データをもとに、受験本番に向けて順序よく学習が進められるよう、生徒一人ひとりに合わせたカリキュラムを組んでいます。わからないところは理解できるまで復習しながら、志望校合格に向けて効率よく進められる勉強方法を指導しています。

勉強中にイライラせずに済むように、学習面、精神面ともに全力でサポートいたします。塾をお探しの方は、ぜひ一度明光へお問い合わせください。

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