2020年の教育改革に向けて日々変わる受験・教育に関するさまざまな情報をお届けします。

2020年度大学入試改革 出題傾向の変化に対応できる学力を
2020年度大学入試改革 出題傾向の変化に対応できる学力を

2020年度大学入試改革 出題傾向の変化に対応できる学力を

2020年といえば、オリンピック!? それより受験生にとって最も影響があるのは、教育改革の動きかもしれません。なかでも目に見える変化があるのが大学入試。国公立大学や私立大学の多くで採用されている「大学入試センター試験」が廃止され、 2020年度より新しく「大学入学共通テスト」が導入されますが(2021年1月実施)、この際、出題の傾向も大きく変わってくるのです。 大学入試はどのように変わるのか、またそれに対してどのような対策をとればよいのか、情報を整理しながら考えていきましょう。

大学入試改革は教育改革の一環
高校で蓄えた学力を、大学につなげていく

今回の大学入試改革は、そもそも教育改革の一環として行われるものであり、その教育改革のポイントは(1)学習指導要領の変更(2)英語教育の改革(3)高大接続の強化...高校から大学へ、教育のつながりを強化、 の3点。主体的・対話的で深い学びにより、考える力・表現する力を伸ばすのが目的です。
すでに小学校では、2018年度から新学習指導要領への移行措置・先行実施が始まっており、英語学習の開始時期が早まったと話題になりましたが、2019年度からは中学校でも移行措置が行われます(新指導要領の完全実施は小学校2020年、中学校2021年、 高校は2023年度の1年生から)。
大学入試改革は上記(3)の高大接続の強化に基づくものです。「学力の3要素」(「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」)を育むため、高校-大学間をつなぐ入試においても多面的な評価をしていこうという取り組みです。
国公立大学入試では、従来の「大学入試センター試験」(以下「センター試験」)に代わって2020年度から「大学入学共通テスト」(以下「共通テスト」)が導入されますが、この際に大きく変わるのは以下の3点です。

① 英語における民間試験の導入開始
英検、GTECなど評価対象となる民間試験も決定していますが、その活用のされ方はまだ流動的な部分も多いので、チェックしておきましょう。
② 国語・数学の2教科に記述式問題が課される
すべての問題がマークシート方式だったセンター試験と異なり、共通テストでは2教科とも3問程度は記述式問題となる見通しです。
③ 思考力・判断力・表現力を問う問題の出題
初見の資(史)料や文章を読んで考えさせる問題や、提示された選択肢の中から当てはまるもの全てを選ばせるような問題が出されます。

 ちなみに私立大学入試は各大学の方針によって異なるため、国公立大学の入試方法とは分けて考える必要があります。現在は入試にセンター試験を活用している私立大学も多く、共通テストや英語の民間試験の活用方法も徐々に公表され始めました。

  • 大学入試改革は教育改革の一環として行われます。

  • 従来のセンター試験は2020年1月の実施を最後に廃止され、それに変わって「大学入学共通テスト」が導入されます。

  • 「共通テスト」導入により、出題の傾向も大きく変わります。英語の「4技能検査」が大きな話題となっていますが、数学・国語などの教科で記述式問題が出題されるという点にも注目です。


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プレテストに見る出題傾向
日頃から学力を積み上げる努力が必要

全く新しい「共通テスト」に挑むことになるのは、この春から高校2年生となる世代です。まだまだ情報が少なく、過去問なども存在しない状態なので、不安を感じている人も多いでしょう。今からできる対策はあるのでしょうか。
そのヒントの1つが、昨年実施された「プレテスト(試行調査)」にあります。これは選抜試験としてふさわしい難易度や問題内容を探るために、高校の協力を得て行われたものですが、「共通テスト」につながる出題傾向がみてとれました。これを参考に、 対策を考えていきましょう。
まず数学で出題された記述式設問をみると、問題文が従来の2~3倍の量になっており、そこに至るまでの条件が長文で示される、という形式になっています。3問程度だからと甘く見てはいけません。長文を読むのが苦手な人はそれだけで時間がかかりますし、 設問も穴埋めではなく、文章を読み込んで理解しないと答えを出せなくなっています。数学でも問題文の読解力がカギとなりますから、理系志望者であっても国語の勉強をおろそかにしないことです。

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「大学入学共通テスト」試行調査(平成30年11月実施分)数学1・数学A、大問1(3)の問題。
問題文が長く、読解力が必要となります。

一方の現代文では、問題作成者の意図を読みとって解答するというテクニックが必要です。現代文は日常語だからと軽く考えず、ポイントを押さえた学習をしていきましょう。 それ以外にもプレテストでは、英語でリスニングと筆記との配点比率が1:1に設定され、4技能重視の方向がはっきりと示されました。また他の教科でも社会との関わりを意識した設問になっていますので、広い視野、自分なりに考える習慣を身につけることが必要に なってきます。
このように出題傾向は変わりますが、指導要領の内容自体は同じなので、今までよりも難しいことを学ばなければいけない、というわけではありません。いたずらに不安を感じることなく、じっくりと基礎を積み重ねていくことを大切にして、日々学習していきましょう。 また、これからの大学入試は親世代のものとは全く違うものになりますから、親の経験を子どもに押しつけるのはやめましょう。親子で情報を集め、必要な対処を考えていくのが対策の第一歩です。

2019.03.28

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