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日本の英語教育が変わる!?(2/2) 高校の英語がレベルアップ、大学入試も大きく変化 民間試験のさらなる活用も
日本の英語教育が変わる!?(2/2) 高校の英語がレベルアップ、大学入試も大きく変化 民間試験のさらなる活用も

日本の英語教育が変わる!?(2/2) 高校の英語がレベルアップ、大学入試も大きく変化 民間試験のさらなる活用も

前回に引き続き、英語の教育改革について紹介します。
小・中学校の英語改革に続き、高校の英語も大きく変わります。 新学習指導要領が開始されるのは2022年度からですが、移行に向けた取り組みは2019年度から始まります。 また現在行われている「大学入試センター試験」は2019年度(2020年1月)を最後に廃止され、2020年度(2021年1月)から「大学入学共通テスト」に切り替わります。
この際、最も変更が大きい教科は英語で、民間の資格・検定試験が活用される方向です。

将来的にグローバルに活躍できる 「使える英語力」を身につけた人材の育成が主眼
大学入試でもその実力が問われます

新学習指導要領のもと、小・中学校の英語は大きくレベルアップ。 その上に積み上げる高校英語も、さらに高いレベルを目指します。 「聞く・話す・読む・書く」の4技能をバランスよく強化し、卒業時には4000~5000語の語数習得を目指します。 50%の生徒が英検準2級程度以上の実力を身につけることが達成目標です。 この流れを受け、大学入試の内容や取り組みに関しても検討が進んでいます。従来のような読解+リスニング中心のペーパーテストから、4技能全体を評価するものに変えていこうという動きです。

  • 単なる「教科」としての英語を学ぶのではなく、実際の生活や仕事で使える英語力を養うことが目的です。

  • 授業では、生徒自身がより積極的に英語を使う機会が増えます。 英語での「やりとり」や「発表」をさらに進めたディスカッションやディベート(討論)、英語劇などさまざまなスタイルがあります。

  • 大学入試改革の動きのうち、最も大きいのは国公立大学と多くの私立大学が利用している「センター試験」が廃止され、 新たに「大学入学共通テスト」が実施されることです。英語は民間の資格・検定試験を活用する方針が固まりました。

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英語は「使って」身につける 新たな入試システムでも発揮できる実力を

高校ではすでに英語による英語授業など、4技能指導も強化されるようになってきていますが、 今後はさらに高度化。先生の講義を聴くだけではなく、実際に英語を使う活動も多くなります。 授業や校内外での活動で英語を活用する場面を増やして、実践的な語学力を養うのです。 ここで求められるのは、積極的な姿勢です。間違いを恐れずに、どんどん英語を使うことにより、ようやくそれが自分の身についてくるのです。

また、大学入試の変革も進んでいます。国公立大学と多くの私立大学が利用する「センター試験」は2020年度より「大学入試共通テスト」(以下「共通テスト」)に 切り換えられますが、英語では4技能評価を行っている民間の資格・検定試験の利用が始まります。 認定された試験の中から、高校3年生の4~12月に実施される2回の試験結果が評価の対象になる予定で、いずれか良い方を選べます。 一発勝負ではなく、複数回チャンスがあるというのは、受験生にとって大きなメリットでしょう。 ただ、どの資格・検定試験が活用されるのかはまだ確定していません。すでに一部の大学で活用されている英検やTOEIC、TOEFL、TEAPなどが検討されています。


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その一方で、現行の学習指導要領で大学入試が実施される2023年度までは「共通テスト」の英語試験も実施されます。 「共通テスト」と民間の資格・検定試験の結果のどちらか片方を活用するのか、また双方を活用するのかについては大学の判断次第。 どのような試験が行われるのかを事前に調べ、それに対応した準備が必要です。 なお多くの私立大学では、独自の試験内容・方法で入学者の選抜を行っていますが、 英語に関しては国公立大学と同じように、従来型のペーパーテストから4技能評価型への切り替えが模索されています。 今後は私立大学においても民間の資格・検定試験が活用されることが増えるかもしれません。 もっとも、これらの4技能テストは自分の英語スキルを測る上で有効であり、 テストに向けての学習は、「使える英語力」アップにもつながります。 たとえ大学の直接的な選考材料とならなくても、利用する価値は十分にあると言えるでしょう。

ここがポイント
漠然と不安を抱くより、まずは一歩踏み出す勇気を
「聞く・話す・読む・書く」の4技能を大学入試で評価できるかについては多くの検討事項があり、そのひとつが民間の資格・検定試験の活用です。 大学によっては、既に英検やTOEFLの成績を入試に反映していますね。ただ、どのテストでもそれに向けた学習は、英語力の向上につながると思います。不安だけを抱くよりまずは、一歩踏み出して民間の英語テストにチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。培った英語力は大学入試のみならず、世界を舞台に活躍できる武器になるはずです!
明光2020教育改革室 岡田直将
明光2020教育改革室 岡田直将

2017.09.08

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