2023.05.30 2023.09.11
【個別指導塾】集団塾・家庭教師との違いは?向いているお子さまの特徴を解説!
学校の授業以外での学習をするために、個別指導塾や集団塾、家庭教師を検討するご家庭も多いことでしょう。
その際に「どれにしたらいいだろう?」、「ウチの子は何が向いているのか」と悩まれている方がいるのではないでしょうか。また、個別指導塾に対して「優秀な子だけが通うところ」であったり、逆に「勉強が苦手な子だけが通うところ」というイメージがあるかもしれませんが、実はそうではありません。
この記事では個別指導塾の特徴を紹介しつつ、集団塾・家庭教師との違い、個別指導に向いている子、個別指導塾選びのチェックポイントについて解説します。
もくじ
学習の目的について
個別指導塾や集団塾、家庭教師というのはあくまでもお子さまが学習するときの手段です。
どの手段を取るのかを考える前に、お子さまにどういった目的で学習をして欲しいのかをまず考えてみてください。
授業内容理解、定期テスト対策、テストの解説といった補習
中学・高校・大学受験のための学習
英検等、資格のための学習
等、お子さまによって目的は異なってきます。
お子さまの学習の目的を把握したうえで、どの選択肢がよいのか検討していきましょう。
個別指導塾ってどんなところ?集団塾や家庭教師との違いは?
個別指導塾は一般的に1人の講師に対し1~4人程度の生徒へ対話形式の学習指導を行います。
「個別」とあるように、学習のカリキュラムや進度は生徒毎に異なり、複数人生徒がいる場合は、1人が解説を受けているときに、他の生徒がそれぞれ問題に取り組むことで各生徒毎に作られたカリキュラムに沿えるようにしています。
では集団塾・家庭教師との違いについて、詳細を確認していきましょう。
通うタイミング
通い始める時期
・個別指導塾、家庭教師
生徒個人個人に合わせたカリキュラムを組んでくれるので、どの時期からでも始めやすいです。
・集団塾
3月頃に新学年のカリキュラムがスタートします。入る前に終わっているカリキュラムの内容は基本的に自習で補う必要があります。
頻度・時間帯の調整
・個別指導塾、家庭教師
理解度や定着率に合わせて頻度を変えたり、病気やプライベートの事情等で時間帯を変更することが可能な場合が多いです。
・集団塾
時間割が固定のため、頻度や時間帯の調整は難しいです。
サポートの受けやすさ
・個別指導塾、家庭教師
カリキュラムの進捗具合の確認や、家庭学習のサポート等、講師が生徒1人1人に対し、サポートをしてくれます。週に複数回授業を受けるだけでは中々結果を出すことは難しいので、こういったサポートに手厚いのは個別指導塾や家庭教師の強みです。
・集団塾
講師に対して相対的に生徒数が多いため、個別指導塾や家庭教師程の手厚さは望みにくいです。
学習場所
・集団塾、個別指導塾
通塾して学習するため、適度な緊張感があります。また自習室や常に質問できる体制が整ってる場合が多いです。しかし夜に1人で通塾するリスクや、送り迎えの負担があります。
・家庭教師
家で学習するため、リラックスして学習ができ、保護者が先生とコミュニケーションをとりやすいです。
費用
講師1人に対して生徒が少ない個別指導塾や家庭教師は費用が高い傾向にあり、集団塾の方が費用が安いのが一般的です。
個別指導塾にはどんな子が向いている?その特徴は?
ここまでは個別指導塾の特徴と集団塾・家庭教師との違いを紹介しました。ここからは個別指導塾に向いているお子さまの特徴を紹介していきます。
勉強の仕方が分からない子
個別指導塾はどのように勉強をしたらいいのかを生徒毎に丁寧に教えてくれます。
また、そもそも学校での授業についていけていない場合には対話形式の個別指導塾はオススメです。
苦手分野を徹底的に勉強したい子
時間割が決まっている集団塾では難しいですが、個別指導塾なら希望すれば苦手分野を徹底的に指導してくれます。
部活や他の習い事等、決まった時間に通えない子
通塾日や時間を柔軟に対応してくれるため、プライベートが忙しい子でも通塾がしやすいです。
引っ込み思案の子
集団塾では周りの子に気が引けて質問ができなかったりしてしまいますが、個別指導塾なら少人数ですし、個別で対話が発生するため質問がしやすいです。
非常に高い学力がある子
画一的な講義形式の授業では物足りないようなお子さまの場合、自身の進度に沿ってくれる個別指導塾はおすすめです。
個別指導塾に決めたなら、間違いない個別指導塾を選ぶためのチェックポイント
ここまで読んでいただき、お子さまには個別指導塾が向いていると思った方に、ここからは個別指導塾を選ぶために必ずチェックした方がよいポイントについて紹介します。
授業の人数
他に生徒がいれば適度な緊張感がうまれやすいですが、他の生徒と講師の会話で集中力を削がれてしまうお子さまもいます。
逆にマンツーマンの場合、先生と馴れ合いが生じてしまう可能性が高くなるかもしれません。
自習室
個別指導塾に通う場合、自習室を使わない手はありません。自習室を使いたいときに使えそうな環境か、自習室の開放時間と席の量を確認しておきましょう。
授業外サポートについて
先述の通り、授業時間だけで成績を伸ばすことは難しいです。授業外での学習へのサポートや勉強に対するモチベーションを上げる方法等、個別指導塾の考えを聞いておきましょう。
講師について
・プロ講師
経験豊富な講師の場合、志望校への合格実績を持ち、どう攻略していけばいいかのノウハウを体得しています。また生徒1人ずつの個性に合わせた指導をしてくれるケースが多いです。そして本業のため、担任のように一貫してサポートしてくれるでしょう。
・学生講師
教科書や受験の内容は年々変化していますが、一番お子さまと近い勉強をしているのが学生の講師です。また生徒と歳が近く親しみやすいため、学校のことや進路等、授業内容以外についても相談しやすいということもあります。経験年数等に不安がある場合、講師に対してしっかりと研修を行っているかを確認しましょう。
必ず無料体験を受けましょう
個別指導の場合、先生との相性はどうしてもあります。もし無料体験の先生との相性が良かった場合でも、その先生が授業してくれるのか必ずチェックするようにしましょう。
費用
人数・1コマの時間・長期休みの追加分について確認し、比較しましょう。
授業の時間が1時間の場合で単純に人数で分割すると、生徒数が2人の場合だと30分、4人の場合だと最大で15分1人当たり時間を割いてもらえることになります。また、1コマの時間も個別指導塾によって45分、50分、90分だったりとまちまちです。
人数とコマの時間を考慮に入れたうえで比較し、納得感のある個別指導塾を選びましょう。
最後に夏期講習や冬期講習等、長期休みに講習を受ける場合の追加費用についても合わせて確認しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
個別指導塾についての特徴と集団塾・家庭教師との違いを紹介しました。お子さまやご家庭の状況によってどの手段を取るのがよいかは異なってきます。この記事を読むことで比較検討の助けとなれば幸いです。
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