宮城県の公立高校入試情報

第一次募集
1月に出願希望調査があり、学校ごとの第1志望の生徒数が公表されます。調査結果をふまえて、別の高校に出願先を変えることができます。
出願では、すべての受験生が希望する高校に出願できます。出願できる高校は1人1校です。学科やコースも1つに限りますが、複数の学科・コースを併設して第2志望を認めている高校を志願する場合、その高校の他の学科・コースを第2志望とすることができます。
 
第一次募集の検査内容
■学力検査／国・数・英・理・社の5教科、各50分
■面接、実技、作文／学校によっては実施します。その場合、検査日が2日間になることがあります。
選抜方法は共通選抜と特色選抜の2通りです。募集定員に占める共通選抜と特色選抜の割合は、高校・学科ごとに異なります。また、合否判定の際にどちらの選抜方法を先に行うかも、高校・学科ごとに決められています。選抜資料の「求める生徒像・選抜方法一覧」に記載されているので、志望校のものをよく確かめましょう。
 
■共通選抜
・学力検査点は、100点満点×5＝500点
・調査書点は195点満点。国・数・英・理・社は3年間の評定の合計、音楽・美術・保健体育・技術家庭は3年間の評定の合計を2倍して、9教科すべてを合計します。
・学力検査点と調査書点の相関図を基に、その両方の満点により近い受験生から審査し、共通選抜の募集人数分を選抜します。
・相関図での学力検査点と調査書点の割合は、学力検査：調査書＝7：3、6：4、5：5、4：6、3：7の5つの組み合わせの中から、高校・学科ごとに設定されます。
・体育や美術に関する学科では、実技の評価を選抜資料に加える場合があります。
 
■特色選抜
・学力検査点、調査書点、面接、実技、作文の得点を合計し、調査書の記載事項も合わせて総合的に審査・選抜します。
・学力検査点は、5教科の得点を各校が教科ごとに決めた倍率で計算します。
・調査書点は、各教科・各学年の評定を、各校が決めた倍率で計算します。
・面接、実技、作文の配点は、各校が決めます。

■学力検査　教科別受験対策のポイント
【英語】   
第一問がリスニング、第二問は文法・語句・チラシからの情報読み取り、第三問は長文読解（スピーチ）、第四問も長文読解（クラスでの意見発表）、第五問は条件英作文でした。文中の難しめの単語に注釈が無いものもあり、読解力も求められました。

【数学】   
大問が4問。第一問では基礎的な学力が求められます。第二問～第四問では、データの活用、確率、方程式の文章題、関数のグラフを利用する問題、関数y=ax²のグラフと図形の融合問題、平面図形の証明問題や計量問題が出題されています。証明や理由を簡潔にわかりやすく記述することができるかも試されています。

【国語】  
大問6題の出題でした。大問四は論説文読解で内容理解が中心の出題となっており、脱語補充で内容を把握する問いや50字程度でまとめる問いもありました。大問六は作文で、資料をふまえた上で自分の考えを200字以内でまとめるものでした。

【理科】   
本年度の大問数も昨年度同様5題でした。複数の実験結果から推測したり、結果の表から計算したりする問題が多くスピード感をもって読み取る力が要求されます。また、その結果から理由を考える、別の実験についての結果を推測するなど、思考力が問われる問題も出題されています。解答形式は選択肢が最も多いですが、記述式、作図もあり、比較的長い文章をまとめる問題も出題されています。


【社会】   
本年度の出題は大問6題。解答形式は、記号選択が中心で短文記述が5題出題されています。幅広い基礎知識を持っていることはもちろん重要ですが、各分野に短文記述が出題され、短文記述を通して説明する力（記述力）の確認もされます。

※入試日程や選抜方法などは、お近くの明光義塾、または学校の先生や各都道府県の教育委員会に問い合わせるなどして、最新の情報を確認してください。